しらたきとは?糸こんにゃくの違いは色?作り方?名前の意味やレシピのおすすめを紹介!
しらたき(白滝)とはどんな食材か知っていますか?スーパーには糸こんにゃくのような似た食材も売られています。今回は、しらたきの名前の意味や、糸こんにゃくとの違いも紹介します。しらたきの活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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しらたき(白滝)とは?
しらたきはダイエットにも良いと言われ、鍋料理や煮物以外にも幅広い用途で使えますが、しらたきとは具体的にはどのような食材なのでしょうか?ここからは、しらたきの名前の意味や由来について解説します。
しらたきはところてんのように押し出して作られたこんにゃく
しらたきとは、コンニャクイモの粉を水に溶かし、凝固剤を入れた後に細い穴からところてんのように押し出してお湯の中に流し入れて固めたこんにゃくです。以前はコンニャクイモをすりつぶしたものを原料にしていましたが、近年ではコンニャクイモを乾燥させて粉状にしたものを使用しています。
「しらたき」の名前の意味・由来
「しらたき」は、白いこんにゃくが細い穴から出てくる際に白い滝のように見えることから、江戸時代にその名が付けられました。なお、現在では白いしらたきだけでなく黒いしらたきも販売されるようになりました。
しらたきと糸こんにゃくの違いは?
黒いしらたきも販売されるようになった現状ですが、黒いものは糸こんにゃくだと認識している方も多いかもしれません。しらたきと糸こんにゃくの違いとは一体何なのでしょうか。ここでは、それぞれの違いについて見ていきましょう。
①発祥地の違い
しらたきも糸こんにゃくも共に江戸時代に誕生しましたが、発祥地には違いがあります。しらたきの発祥地は関東で、糸こんにゃくの発祥地は関西とされています。しかし、今では発祥地に関係なくスーパーなどで見られるようになりました。
②作り方の違い
しらたきと糸こんにゃくは、以前はその製法にも違いがありました。かつては、しらたきとはコンニャクイモの皮を除いて作られる白いこんにゃくを、固める前に細い穴を通して絞りだす作り方をしたものを指していました。一方で、コンニャクイモで作った板こんにゃくを細く切って糸状にしたものが、糸こんにゃくと呼ばれていたようです。
しかし、今では作り方の違いがなくなっており、どちらも細い穴にこんにゃくを通して製造しています。
③太さの違い
しらたきは2~3mm程度の太さ、糸こんにゃくは4~8mm程度の太さのものが主流となっています。これは、製法の違いによってできた太さの違いですが、製法が変わった今でも太さの違いは名残として残っています。
④色の違い
しらたきも糸こんにゃくも原料はコンニャクイモですが、しらたきは白いもの、糸こんにゃくは黒っぽいものという印象を持たれがちです。以前は製法の違いから色にも違いがありましたが、現在ではコンニャクイモの皮や海藻を加えない白い糸こんにゃくも販売されており、明確な違いはなくなりつつあります。
⑤地方別の呼び方の違い
しらたきと糸こんにゃくは発祥地の違いから地域によって呼び方が分かれています。糸状のこんにゃくを関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼ぶことが多く、原料や製法がほぼ同じになった今でも昔からの呼び方の名残があるようです。