粗塩とは?岩塩・食塩と違いは?使い方・種類や市販商品のおすすめも紹介!
粗塩とはどんな塩か知っていますか?普通の塩とは違うのでしょうか。今回は、粗塩を〈岩塩・食塩〉などと比較しながら〈料理・お清め〉など使い方の例を紹介します。粗塩の種類別の使い分け方や市販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
粗塩と食塩の違い
粗塩は丸みのあるマイルドな塩味なのに比べて、食塩は精製の段階で塩化ナトリウム以外のミネラル分をほとんど除去しているので塩分濃度が高く、少し舐めただけでも角のある塩辛い味がします。
(*塩の種類の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
粗塩の使い方は?
粗塩は精製塩とは違い、味や形に個性があり特徴があります。そのため様々な用途に使われていることが多い塩です。そんな粗塩の使い方について紹介します。
①料理に使う
粗塩は丸みのある塩味に、複雑な旨味が特徴です。その特徴を活かした料理に使うのが良いでしょう。
・焼鳥や焼魚の振り塩に使う
・ステーキやおにぎりなど素材の味を活かす料理に使う
・トマトやスイカなど甘味を引き立たせるために使う
粗塩の使い方は粗塩本来の旨味を残しながら、素材の味も一緒に楽しめる料理に使うのがおすすめです。
②お清めに使う
お葬式で出される清めの塩には必ず粗塩が使われます。自然塩は、海が持つパワーを秘めていると考えられ、古代より邪気を払って清めることができると信じられてきました。また飲食店の玄関先に置かれる盛り塩にも同じ意味合いがあります。
③入浴剤に使う
風呂に粗塩を溶かすと体に良い効能が二つあります。一つは粗塩が溶けることで通常のお湯よりも肌へ浸透率が高くなるので、普段は詰まったままの毛穴にも入っていきます。その状態で汗をかくと毛穴から汚れが排出され、体内に溜まった老廃物や毒素も一緒に排出するのです。
もう一つの効能は、高い発汗作用です。粗塩の塩分は肌をコーティングする効果があり、保温性が高くなり熱が逃げにくくなります。そうすると、温まった体は多くの汗をかくので、肌の汚れが落ちやすくなる効能があります。
④マッサージに使う
粗塩はハチミツと混ぜてボディスクラブにするなど、マッサージにも使用できます。粒の大きい粗塩を使うことで血流が良くなり、体内酵素を活性化させて代謝アップも期待できます。ただし肌が弱い方は注意が必要です。
粗塩の種類と使い分け
粗塩の種類はどんなものがあるのでしょうか。それぞれの種類の製造方法や使い分け方について紹介します。
①天日塩
天日塩は、自然に近い状態で濃縮、乾燥して作られた塩で、粗塩の持つ本来の味を一番感じることができます。塩気の中にもまろやかがあるので、粗塩の味も楽しめる料理に使うのがおすすめです。