白トリュフとは?黒トリュフとの違いは?値段・香り〜産地・旬の時期まで徹底解説!
白トリュフとはどんなトリュフか知っていますか?黒トリュフと違いはあるのでしょうか?今回は、白トリュフの〈産地・旬の時期・香り・値段〉など特徴を黒トリュフと比較して紹介します。白トリュフの食べ方・レシピや〈ソルト・パン・オイル〉など白トリュフ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
白トリュフとは?どんな食材?

高級食材として知られているトリュフですが、黒トリュフよりもさらに高級で白いダイヤモンドと呼ばれる白トリュフも存在しています。日本ではあまり手に入らない白トリュフがどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。
白トリュフは地下に生えるきのこ
白トリュフは浅いところでは5㎝ほど、深いところだと1mほどの地下に生える世界一高級なきのこです。きのことは言ってもよく目にするきのこのようなかさがあるものではなく、球状の塊で地下に埋まっています。特定の樹木の下に発生するきのこで、世界中で獲れるトリュフの種類は約60種類あると言われています。
どのように白トリュフができるのかその過程は詳しく分かっておらず、収穫時期に豚や犬の嗅覚を利用して自然の中を探して収穫します。
白トリュフの主産地・旬の時期
白トリュフはイタリアで収穫され、特にアルバという地域で獲れる白トリュフは有名で毎年多くの客が白トリュフを買い求めます。収穫できる時期は短く秋の10月~翌年1月と短めです。
アルバ産の白トリュフはその大きさと香りの強さからブランド白トリュフとなっています。アルバでは旬の時期に国際白トリュフ祭りというイベントが開催され、世界中からプロのシェフや食通の人が訪れます。
白トリュフの値段が高い理由
同じトリュフでもなぜ白トリュフは高価なのでしょうか?白トリュフが高価になる主な理由を挙げていきます。
・収穫時期が短い
・香りが長続きしない
・デリケートで傷みやすい
・収穫するのに時間と手間がかかる
・人工栽培の方法が確立していない
白トリュフの人を魅了する香りはとてもデリーケートで、収穫してから10日程度しかその香りは続かず、傷がついたり水で濡れてもそこから傷み始めます。扱いも慎重になるため収穫された地域や近場で消費されることが多く世界に流通する量はわずかで、なかなか手に入りにくいことが値段の高い理由です。
また白トリュフは人工栽培ができず、自然の中から探し出すしか収穫できず、その手間もあり希少価値の高い高級食材となっています。収穫時期は短い上に、限られた地域、限られた生育環境でしか育たないので、収穫量の少ない年にはその価格は跳ね上がるのです。
白トリュフの味・香りの特徴
白トリュフの特徴的な香りはバターのような香りがすると言われており、その魅力的な香りから人々を虜にします。その香りは甘く人を引き付ける香りなので、媚薬とも例えられるほどです。
味に関しては同じきのこ類のマッシュルームやしいたけのような味がすると言われますが香りのわりに味はあまり感じず、白トリュフは香りを楽しむ食材と言われます。切った瞬間から香りが飛んでしまうので、食べる直前にスライスすることで香りを逃さずに楽しめます。
Twitterの口コミ
本爆買いと猫の首輪買ってこれからお昼〜
白トリュフオイルのラーメン香りやべぇ
Twitterの口コミ
よろにくで今年初の白トリュフ。
やっぱり香りが違う。
季節ものは食べれる期間も短いけど
うまい!
#トリュフ #白トリュフ #よろにく
#都内 #東京 #焼肉 #グルメ
#飯テロ
(*トリュフの味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
白トリュフと黒トリュフと違いは?

同じく高級食材で黒いダイヤモンドとも呼ばれる黒トリュフもありますが、白トリュフとの違いはなんでしょうか?白トリュフと黒トリュフを比較しながら解説していきます。
①値段・価値や希少性
黒トリュフは白トリュフと違い人工栽培での収穫が可能です。そのため収穫量はある程度確保でき流通量も安定しているため、白トリュフよりも価格は抑えられます。最近ではヨーロッパ以外でも栽培されている地域があるので、日本でもフレンチレストランやイタリアンレストランなどで食べられます。
そうは言っても年々収穫できるトリュフの数が減ってきたりと希少価値は高いので黒トリュフも高級食材であることは間違いありません。
②味・香り
黒トリュフの味は白トリュフと同じようなきのこの味ですが、香りはきのこ特有の湿った土のような香りと例えられています。ただ白トリュフ同様香りを楽しむものなので、味はほとんど感じません。白トリュフはすぐに香りが薄れていくのに対して、黒トリュフの香りは比較的長く続くので流通もしやすくなります。
白トリュフの香りは加熱すると消えてしまうため生で食べますが、黒トリュフは加熱すると香りが引き立つので加熱調理に向いています。こまかく刻んでソースなどに混ぜると、トリュフの香りをより一層強く感じられます。もちろん生でも食べられますので、調理方法の幅も広がります。
③旬・産地
黒トリュフはフランスを中心に、イタリアでも様々な地域で収穫されています。季節毎に収穫できるサマートリュフとウインタートリュフの2種類に分かれており、それぞれ収穫ができる時期が定められています。最近ではヨーロッパ以外の地域でも人工栽培されているので1年を通して流通可能です。
中国でも収穫される黒トリュフはあるようですが、香りはほとんどせず値段も安価なものが多いようです。日本でも山を散策していたらトリュフの一種が見つかったなどの報告もあるようです。
(*トリュフについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
白トリュフの食べ方・レシピ
白トリュフの香りを存分に楽しめるレシピはどのようなものがあるのでしょうか?日本では手に入りにくい白トリュフですがいくつか紹介しますので、白トリュフが手元に届いた際には参考にしてみてください。
①パスタ
白トリュフの香りを楽しむには、シンプルな味付けの料理の最後にスライスしましょう。この料理は本場イタリアでもよく食べられているレシピで、味付けは塩とバターのみです。スライスした瞬間に白トリュフの香りが空間を包み込みます。
②目玉焼き
白トリュフと卵の相性がよくイタリアの食通の人も好んで食べる最高に贅沢なメニューです。目玉焼きに白トリュフをかけるだけというシンプルな調理ですが、シンプルだからこそ白トリュフの香りを存分に楽しめます。
③リゾット
リゾットも本場ではよく作られているメニューで、白トリュフとよく合います。家庭で作る際、だしはチキンコンソメで代用は可能なので、意外と簡単に作れます。家庭で高級レストランの味を再現してみましょう。
白トリュフを感じられる商品のおすすめ

なかなか日本では手に入らない高級な白トリュフですが、もっと手軽に味わいたいと思う人も多いでしょう。白トリュフの香りを味わえる商品をいくつか紹介するので、気になるものがあればぜひ味わってみてください。
①塩(1452円)

イタリアの白トリュフをフランス産の塩に混ぜたこだわりの詰まった贅沢な塩です。卵料理やパスタ、肉料理にも合うので最後に1振りすると、高級なレストランの味が再現できます。料理好きの人にプレゼントしても喜ばれる白トリュフソルトです。
②オイル(2540円)

オリーブオイルに白トリュフと白トリュフエキスを混ぜ込んだオイルです。このオイルに入っている白トリュフは上記で述べたイタリアのアルバのものです。こちらもパスタやリゾットの最後に数滴かけるだけで、高級レストランの味と白トリュフの香りを楽しむことが出来ます。
③塩パン(180円)
都内にいくつか店舗があるトリュフベーカリーの白トリュフの塩パンです。食通の間では人気のお店で、白トリュフバターに白トリュフオイルを使用するという、存分に白トリュフを味わえます。高級食材をふんだんに使用しているにもかかわらず値段は抑えられているので、手軽に高級食材の香りを味わえます。店舗のみでの販売なので、近くに行った際にはぜひ寄ってみてください。
④はちみつ(2580円)

くせのないアカシアはちみつに白トリュフを混ぜ込んだものです。瓶を開けた瞬間から白トリュフの甘い香りとはちみつの香りが混ざり合った、甘美な香りで包まれるでしょう。クラッカーやヨーグルトに添えて食べると格段と高級感の増した朝食やおやつに変わります。
⑤バター(3672円)

バターの風味に白トリュフの香りがマッチした白トリュフバターです。贅沢にトーストに使うと朝から優雅な気分を味わえ、白トリュフは卵料理に合うのでオムレツにも使うと高級な味になります。
白トリュフを食べてみよう
なかなか食べる機会の少ない高級食材の白トリュフですが、実際に目にするチャンスがある場合はぜひその味と香りを楽しんでみてください。白トリュフの入った食材もたくさんあるので、簡単に家庭で高級メニューの味を再現して楽しみましょう。