ゆで卵の賞味期限は?常温保存はNG?日持ちさせるコツを紹介!
ゆで卵の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、ゆで卵の賞味期限を〈常温・冷蔵庫〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。ゆで卵の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ゆで卵が日持ちする保存方法はあるのでしょうか。ここでは、冷蔵庫での保存方法やより日持ちさせられる冷蔵保存の方法、おすすめの冷凍保存の方法について紹介します。
①ゆで卵は冷蔵庫で保存がおすすめ
ゆで卵のおすすめの保存方法としてまず挙げられるのが冷蔵保存です。冷蔵庫で保存する際のポイントは以下の通りです。
・粗熱を取る
・粗熱が取れたらなるべく早めに冷蔵庫に入れる
・ひび割れがないかチェックして殻付きのまま入れる
加熱によってリゾチームの働きががなくなったゆで卵は雑菌が繁殖しやすい状態になっているので、雑菌が繁殖しにくい冷蔵庫での保存が望ましいです。ただし、ゆで卵に限らず、食品は粗熱が取れてから冷蔵庫に移すのが基本です。粗熱が取れていない状態のまま冷蔵庫で保存すると、庫内の温度上昇を引き起こして他の食品にも影響を与えるので注意しましょう。
また、粗熱が取れたら速やかに冷蔵庫に移すことも大切です。特に夏場は常温保存だとサルモネラ菌が繁殖しやすく、食中毒の危険性があるので、常温に長時間放置しないようにしましょう。また、ひび割れが少しでもあると雑菌が発生して傷みやすくなるので注意してください。
②ゆで卵を煮卵・醤油漬けにする
ゆで卵を煮卵や醤油漬けにして保存すると調味料の効果によって賞味期限が3~5日間に延び腐りにくくなります。ただし、上記の賞味期限は煮卵にした状態のゆで卵を冷蔵保存した場合の日持ちなので、煮卵にした場合も常温保存は避けましょう。
(*味玉の日持ちについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ゆで卵をそのまま冷凍保存するのはおすすめしない!
ゆで卵を冷凍保存したいのであれば、ゆで卵を殻付きのまま入れずに以下の方法で調理してから冷凍庫で保存しましょう。
・卵のフィリングにする
・タルタルソースにする
ゆで卵を冷凍保存すると、黄身の食感はあまり変わりませんが白身は水分が抜けてゴムのような食感になり美味しくなくなります。一方、ゆで卵を崩して調味料と合わせたフィリングにして保存すると白身が細かくなっているので食感の変化はあまり感じず、冷凍保存しても美味しく食べることができます。
タルタルソースにして保存する場合はシリコンカップなどに入れて冷凍しておくと、食べるときにそのまま皿に載せるだけなのでとても便利です。どちらも食べるときは自然解凍がおすすめで、このように調理してから冷凍保存した場合の賞味期限は約1ヶ月です。この保存方法が最も日持ちする方法なので、卵の消費に困った場合は調理してから冷凍すると良いでしょう。
(*ゆで卵を冷凍保存する際の注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
市販のゆで卵の賞味期限切れはいつまで食べられる?
駅の売店やスーパーなどでたまに見かける市販のゆで卵ですが、このゆで卵の賞味期限切れはいつまでも食べられるのでしょうか。賞味期限の定義や、賞味期限切れでも食べてもいい判断の方法など紹介します。
賞味期限の定義
消費期限や賞味期限を決める際には、試作品を一定期間毎に官能検査や理化学試験、微生物試験にかけます。その最大日持ち日数に安全係数である0.8を掛けた日数が、流通させるときの消費期限や賞味期限となります。そのため賞味期限切れで日数が多少過ぎても、基本的にはすぐに異変が起きるわけではありません。(※1)