さつまいものカビの見分け方は?食べても大丈夫?保存方法や選び方のコツも紹介!
【管理栄養士監修】さつまいもにカビが生えたことはありませんか?今回は、さつまいもにカビが生えたかどうかの見分け方やカビが生えても食べられるかを紹介します。カビを生えにくくするさつまいもの正しい保存方法や選び方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- さつまいもにカビが生えた?見分け方は?
- さつまいもにカビが生えている可能性が高い場合とは?
- ①表面がプニプニと柔らかい
- ②酸っぱい匂いがする
- ③表面に滑りがある
- ④白いワタのようなものがついている
- さつまいものカビと似ている状態は?
- ①切り口が緑に変色している
- ②表面が黒い・茶に変色している
- さつまいもにカビが生えても食べれる?
- 取り除けば食べられる
- カビを食べてしまった場合の対処法
- さつまいものカビ以外で食べられるか心配な場合
- ①さつまいもの切り口から白い液が出る
- ②さつまいもから芽が生えている
- さつまいもの正しい保存方法・期間は?
- 土付きのさつまいもを保存する方法・期間
- 洗ったさつまいもを保存する方法・期間
- カット済みのさつまいもを保存する方法・期間
- さつまいもの選び方のポイント
- ①さつまいもの端での選び方
- ②さつまいもの見た目での選び方
- さつまいもはカビが生えないように保存しよう
包丁でカットした時、さつまいもの切り口が緑色になっている事があります
。緑色に変色するとカビにも見えますが、これはクロロゲン酸がアルカリ性に反応して現れるものです。クロロゲン酸とはポリフェノールの一種なので、安心して頂きましょう。
(*さつまいもが緑に変色する原因・対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②表面が黒い・茶に変色している
さつまいもが黒や茶色に変色するのは、ヤラピンやポリフェノールオキシターゼが影響しています。リンゴを切って放置すると茶色に変色しますが、同じ理由でさつまいもも放置するとポリフェノールオキシターゼによって変色します。
また、ヤラピンはさつまいものみに含まれる成分で、酸化することで黒く見えることがあります。切った時に黒い斑点が見えると心配になりますが、ヤラピンによるものなので斑点は摂らなくても大丈夫です。
この他にも、低温障害で黒っぽく変色する場合もあります。さつまいもを冷蔵庫に入れて保存する事で起こる現象で、食べても大丈夫ですがあまりおいしくはありません。5~18度位の温度で保存すれば、低温障害を起こしにくくなります。
(*さつまいもが黒・茶色に変色する原因・対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもにカビが生えても食べれる?
さつまいもにカビを見つけると食べられるか心配ですが、実際はどうなのでしょうか?対処法と併せて紹介します。
秋山 嘉代
管理栄養士
機密性が高く、暖かく過ごせる住宅が増えています。冬でも室温が高く、常時20℃以上となる場合は芽が出やすくなったり、雑菌が繁殖して腐りやすくなりますので気をつけましょう。
取り除けば食べられる
さつまいもには白や青に黒、少し珍しい物ですとオレンジやピンク色のカビが生えることがあります。どの色の場合でもカビが生えると不安になりますが、カビさえ取ってしまえばそのほかの場所は食べることができます。
ただし、カビが生えたまま放置してあったさつまいもは実が腐ってしまっている可能性があります。カビを取った後も、おかしな臭いがしないか、変な滑りが出ていないかなどを食べる前にしっかり確認しましょう。
カビを食べてしまった場合の対処法
保存しておいたさつまいもをよく確認せずに食べてしまい、カビを食べてしまった、という事もあるかもしれません。さつまいもに生えるカビにもいろいろな種類がありますが、皮に平べったく広がっている黒カビは毒性が強いとされています。もし黒カビを食べてしまった場合、体調に異変を感じたらすぐにお医者さんに診てもらうようにしましょう。
さつまいものカビ以外で食べられるか心配な場合
さつまいもを食べる時、食べられるかどうか心配になるのはカビだけではないでしょう。症状別に食べられるかどうかを紹介するのでチェックしてみてください。