オールスパイスの使い方は？効能や活用レシピのおすすめ【11選】も紹介！

オイゲノールにはリラックス効果の他に、強い殺菌・抗菌作用があるため、昔の南米マヤ族では、王の遺体に防腐剤として使っていました。医療分野では麻酔薬にも使われることから、痛みを鎮める効能もあります。

オールスパイスには、オイゲノールの他にもシネオールと呼ばれる香りの成分が存在します。シネオールには脂肪の消化吸収を助ける胆汁の分泌を促進させる効果、オイゲノールには胃腸を整える効果が期待でき、消化器系の不調の際に役立ちます。

オールスパイスの特徴や効能が分かったので、次はどのような使い方をしたら良いのかを説明します。オールスパイスと相性が良い食材や、料理方法も紹介していきます。

オールスパイスは、粉末状にしたものか実のままホールで購入することができます。粉末状なら料理の味付けに使用しホールの場合は、例えばマリネ液などに風味づけすることを目的に使用します。オールスパイスはホールの状態でも食べることはできますが、殻が口の中に残って食べづらいので無理して食べる必要はありません。

オールスパイスは、シナモン・クローブ・ナツメグ・胡椒の4大スパイスで使用される料理によく合います。肉類なら臭みが気になるレバーやラム肉から、普段の家庭料理でよく作るカレー・ハンバーグ・唐揚げ・ビーフシチューなどの風味づけにも適しています。

魚介ならイワシ・サバなどの青魚やマリネに加えると良いでしょう。独特の甘い香りを活かして、お菓子にも使えます。また、コーヒーとの相性も良く、ブラックにもカフェラテなどの牛乳を使ったコーヒーに入れても良く合います。オールスパイスはクセがあるようでいて、使い方は幅広いのです。

オールスパイスの使い方が分かったら、料理をしてみましょう。相性の良い食材がたくさんあるので、レシピも豊富です。

オールスパイスは、手羽先の下味をつける段階で臭み消しとして使用しています。しっかり焼き目が付くまで肉を焼くことで、より美味しいカレーが愉しめます。

インスタントラーメンを使っているので、お昼ごはんを手軽に済ませたい時などにぴったりです。途中でオールスパイスやラー油を使って味を変化させると、従来とは一味違うラーメンを味わえるでしょう。