刺身の「つま」の意味・語源は?食べる?種類や残りのリメイクレシピなども紹介!
刺身に「つま」がある理由を知っていますか?今回は、刺身の「つま」の語源や意味に加えて、食べるかどうかや、種類<つま・けん・辛み>についても紹介します。残りの「つま」のリメイク料理レシピ・食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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刺身の「つま」とは?意味・語源は?
「つま」は刺身の下や横などに添えられていることが多いですが、この「つま」にはどのような意味があり、語源は何なのでしょうか。ここでは、つまの意味や語源を紹介します。
つまの意味・語源①「妻」
つまの語源の一つは「妻」であるとされています。つまには「主となる物に添えるもの」という意味があり、主役である刺身を夫に、脇で支える役であるつまを妻に例えて「つま」という名称にしたという説があるそうです。
つまの意味・語源②「褄」
つまは「褄」という漢字が語源になったとする説もあります。褄には物の端(はし)という意味があることから、刺身の端に添えられているその様子から褄の漢字を当てて、「つま」という名称になったともされているそうです。
刺身に「つま」を添える意味は?
多くの刺身にはつまが添えられていますが、このつまが添えられている理由は一体何なのでしょうか。ここでは、刺身につまが添えられている意味を紹介します。
①見た目を良くするため
刺身につまを添えると、刺身のみで盛り合わせた場合に比べてボリュームが多く見えるほか、彩りも良くなることが添えられている意味の一つです。つまり、つまは刺身の見た目を良くする目的で使われています。また、つまに使われることが多い大根には刺身の水分を吸収する役割もあるため、刺身から出た水分によって見た目が悪くなるのも防いでいます。
②殺菌効果がある
現在では運搬や冷蔵技術などが発達しているので食中毒の心配はあまりありませんが、昔は殺菌効果を目的としてつまが添えられたと言われています。つまとしては大根、わさび、菊などが添えられることが多いですが、いずれも殺菌・抗菌作用を持っているのが特徴です。
運搬技術や冷蔵技術が発達した現在でも生ものである刺身は食中毒のリスクが高い食品であるため、食中毒を防ぐ目的でもつまが添えられているそうです。
刺身の「つま」は食べるもの?
「つま」を添えることには意味があることが分かりましたが、この刺身のつまは食べても良いものなのでしょうか。ここでは、つまを食べても良いかどうかを解説します。
つまは食べる人が多い
刺身のつまは飾りだから食べる物ではないと勘違いをしている人もいますが、つまも刺身と一緒に食べている人は多く、たとえ高級店であっても食べることはマナー違反ではありません。実はつまには口直しの作用があり、刺身を食べている合間に適度に食べることで刺身の美味しさを向上させる効果もあります。