大学芋の名前の由来・語源や起源は?中学芋との違いやレシピのおすすめも紹介!
大学芋の名前の由来を知っていますか?今回は、大学芋の名前の由来・語源の説や、起源に加えて、中学芋についても紹介します。甘くて美味しい大学芋の一般的な作り方や、アレンジレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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「大学芋」とは?
昔からおやつや夕食の1品として人気が高い大学芋ですが、どんな食べ物か知っていますか。大学芋は幅広い年代の方に愛され、最近では様々な商品が出ています。ここでは、大学芋はどのような食べ物か、大学芋の起源についても触れながら紹介します。
大学芋とは素揚げしたさつまいもに蜜を絡めたもの
大学芋とは名前からも分かるように材料に芋が使われた食べ物で、さつまいもを素揚げしてそこに甘い蜜を絡めるのが基本的な作り方です。さつまいもは加熱するとさらに甘みが増し、揚げることにより表面がカリっとした食感になります。さらにとろみのある甘い蜜をかけることで、子供から年配の方まで様々な年代の方に親しみやすい味わいのデザートになります。
大学芋の起源は中華料理の「バースーバイシュー」
大学芋の起源は中華料理の「バースーバイシュー」だと言われています。バースーバイシューの名前そのものを知らない人も多いかもしれませんが、基本的な材料は大学芋と同じです。バースーバイシューは後から蜜をかけて食べますが、この蜜は飴のように粘度が高くねっとりとしており、冷めた時には固まってパリッとした食感になります。
バースーバイシューの「バースー」には中国語で糸を引くという意味があることからも分かる通り、粘度のある飴がしっかりと絡んで上記の写真のように糸を引く食べ物です。また、大学芋にはごまがかけられていることが多いですが、バースーバイシューにはかけられていません。
「大学芋」の名前の由来・語源は?
大学芋の名前にはなぜ「大学」とついているのか疑問に思う人も多いかもしれません。この大学芋の名前の由来・語源に関してはいくつかの説がありますが、今回は4つの説を紹介します。
説①大学生が好んで食べたから
1つ目の説は、大学生が好んで食べていた食べ物だから大学芋と名付けられたという説です。大学生は学問優先であまりお金がないので安価な大学芋を好んで食べていたと考えられ、簡単な名前の付け方ではありますが、これが最も有力な説とも言われています。また、その大学生というのが、日本で有名な東大生だったと考えられています。
説②大学生が学費を稼ぐために売ったから
大学芋が流行りだした当時は不況の時代で、東大生の中でも金銭的に生活が苦しくなる人が多くいました。その学生たちが学費を稼ぐために大学芋を販売していたことが名前の由来になったというのが、2つ目の説です。大学芋はさつまいもと砂糖という非常に安い材料で作れるため、貧しい大学生の金銭的な助けになったと言われています。
説③大正〜明治の頃に商品の頭に「大学」を付けるブームがあった
大正〜明治の頃に商品の頭に「大学」を付けることが流行り、大学芋もそのブームにのって名前が付けられたという説もあります。この当時、大学に行く人はまだ珍しく、大学の名前を付けることで高級感のある食べ物という印象付けになったとも考えられています。
説④三河屋の芋料理が大学生に人気だったから
当時の東京大学の赤門の前に、三河屋という芋料理のお店がありました。そこでさつまいもを揚げて蜜を絡めた食べ物が大学生に流行ったことから、大学芋という名前が付いたとも言われています。実際に三河屋は1940年まで赤門の前で営業を行っていました。