魚「おじさん」の正式名称・由来は?刺身が美味?食べ方・料理レシピも紹介!
おじさんとはどんな魚?高級魚?今回は、「おじさん」の正式名称や、名前の由来のほかに、旬の時期・味や、美味しい食べ方を紹介します。おじさんを使った料理レシピのおすすめに加えて、さばき方なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
おじさんとは?どんな魚?
おじさんと呼ばれる珍しい名前の魚が存在しますが、認知度が低く一般的にはあまり知られていません。その名から年配の男性を思い浮かべる方が多いようですが、一体どのような魚なのでしょうか。魚の一種であるおじさんの正式名称や名前の由来、味や食感について解説します。
「おじさん」が正式名称の高級魚
おじさんという名前は愛称であるように感じる方もいるかもしれませんが、おじさんは正式名称です。スズキ目ヒメジ科に属する海水魚で、タカヤスやエルカタカシなどと呼ばれることもあります。
おじさんの市場価格は1kgあたり約1500円と高めの値段で、魚の中でも高級魚に分類されています。おじさんは体長30cm程度の魚で、1匹あたりの値段は500円ほどです。おじさんは熱帯魚としても取り扱われている魚で、熱帯魚センターでは1匹1000円から1500円ほどの値段で販売されています。
(*他の高級魚について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
「おじさん」の名前の由来
おじさんは下あごに2本の長いヒゲが生えているのが特徴的な魚で、正面から見るとおじさんのような見た目をしています。このような見た目から、おじさんの名が付けられたと言われています。また、おじさんは漢字で「叔父さん」や「伯父さん」と表記するそうです。
おじさんの旬の時期・産地
おじさんは温水地域に棲みついている魚で、日本では主に沖縄の伊豆諸島や南西諸島の周辺で漁獲されています。また、おじさんは千葉県外房や九州南岸の太平洋沿岸のほか、山口県の日本海側などにも生息している魚です。一般的な魚には旬の時期がありますが、おじさんには特定の旬の時期はなく、年間を通して味の変化が少ない魚だと言われています。
おじさんの味・食感
おじさんは白身の魚であるため、淡泊な味でクセがないうえに旨みが強く、歯ごたえのある食感が特徴です。おじさんの皮にも魚の旨みや甘味があるため、皮ごと刺身として食べられることもあります。おじさんの骨や皮からも魚の出汁が出るので、煮魚に調理する際も骨や皮ごと調理すると美味しく仕上がります。
なお、おじさんは内臓が臭い魚なので、調理の際は内臓をしっかりと取り除くことが大切です。
おじさんのさばき方は?
おじさんをさばく際は、以下のような手順で行います。
【やり方】
1.鱗を引く
2.斜めに包丁を入れて中骨を切る
3.反対側も斜めに包丁を入れて頭を切り落とす
4.尻から包丁を入れ、頭と内臓を取り除く
5.鱗や腹の血合いを洗い流し、水気を拭き取る
6.腹から中骨に沿うようにして包丁を入れる
7.尾に包丁を入れた後、背から中骨に沿って包丁を入れる
8.腹から包丁を入れて、片身をはがす
9.背と腹から包丁を入れて、反対側の片身をはがす
10.腹骨をすいて完了
おじさんをさばく際には、はじめに鱗を引いて中骨や頭、内臓を取り除きます。おじさんの内臓は他の魚に比べて臭みが強いため、内臓を取り除いた後は血合いまでしっかりと洗い流してください。おじさんをムニエルやフライ等に調理して食べる場合は、さばいた後に酒や塩コショウで濃いめに下味を漬けておくと、より美味しい魚料理に仕上がります。
おじさんの美味しい食べ方は?
魚料理と言えば刺身やフライ、ソテーなどが挙げられますが、おじさんはどのような食べ方が適している魚なのでしょうか。ここからは、おじさんを美味しく食べられる魚料理を4つ紹介します。