ワッサーとはどんな果物?桃との違いや意味は?味・食感や食べ方なども紹介!
ワッサーとはどんな果物か知っていますか?今回は、「ワッサー」の名前の意味や旬の時期に加えて、大きさや味わい・食感などの特徴紹介します。ワッサーと桃の違いや、食べごろの見分け方の他に、食べ方や活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ワッサーとはどんな果物?
ワッサーと呼ばれる変わった名前の果物がありますが、ワッサーとはどのような果物なのでしょうか。ワッサーの正体や旬の時期、味や食感について解説します。
ワッサーとは桃とネクタリンの自然交配によって作られた果物
ワッサーとは、1971年ごろ長野県で桃とネクタリンの自然交配によって生まれた果物です。長野県の須坂市において果樹園を経営していた中村渡が、1968年に山根白桃と水野ネクタリンの2つの果樹を植えた果樹園でできた果実の種を植えました。1971年にその種が成長した果樹の中から一部の木が選ばれ、栽培されたものがワッサーです。
ワッサーの名は、ワッサーを品種登録した中村渡の子ども時代のニックネームに由来しています。ワッサーの実の大きさは桃より小さく、ネクタリンと同じくらいです。果実の皮には一般的な桃と同じように産毛があます。
(*ネクタリンについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ワッサーの旬の時期
ワッサーの主産地は、ワッサーの発祥の地である長野県須坂市です。ワッサーには収穫時期が早い早生(わせ)と遅い中生(なかて)があり、早生と中生では旬の時期が異なります。早生のワッサーは7月下旬から8月中旬ごろに、中生は8月中旬から下旬ごろに収穫のピークを迎えます。
ワッサーの味わい・食感
ワッサーの果肉はオレンジ色に赤みがかかった色をしているのが特徴です。実は硬く歯ごたえがあり、噛むと果汁が溢れ出します。ワッサーの味は桃の甘味とネクタリンの酸味を掛け合わせたような味とも言われており、ほのかな酸味と甘味が感じられます。また、ワッサーの香りはあまりありません。
Twitterの口コミ
お母さんが送ってくれた桃らしきもの🍑
ワッサーっていうらしい😶
美味しかった❤
Twitterの口コミ
桃とネクタリンの交配種の「ワッサー」見かけて買ってみたらおいしくて、もっと食べたいな〜と検索したら命名の由来が良すぎた。ワッさん…!
ワッサーと桃の違いや食べごろの見分け方は?
ワッサーと桃は見た目が似ていますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。ワッサーと桃の違いや食べごろの見分け方について解説します。
ワッサーは桃に比べて果汁が少なく身が硬い
ワッサーと桃の違いは、果実の見た目や果肉の味にあります。桃の果皮はピンク色であるのに対して、ワッサーはオレンジがかった色をしています。果肉においては、桃は果汁が多く柔らかい一方で、ワッサーは果汁が少なく実が硬いのが特徴です。また、桃は濃厚な甘味をもっていますが、ワッサーは甘味に加えて酸味があります。
ワッサーの食べごろの特徴
食べ頃になったワッサーは、以下のような特徴があります。
・果皮が赤く変色する
・表面にシワができる
・触るとやや柔らかい
未熟なワッサーの果皮は緑や黄色の部分が目立ちますが、熟すとこの部分が少なくなり全体的に赤みを帯びます。また、ワッサーの表面にシワができ、手で触ってみて柔らかい場合も食べごろのサインです。ワッサーが未熟である場合は、常温で数日追熟させると良いでしょう。