ピクルスとは？作り方や野菜のおすすめは？日持ち期間やアレンジレシピも紹介！

ピクルスと聞くとハンバーガーの中に入っているきゅうりの漬物を思い浮かべる方が多いかもしれません。今回は、ピクルスとは何かについて説明します。

ピクルスとは野菜や果物など様々な食材を、酢にスパイスやハーブを加えたピクルス液に漬け込んだ西洋の漬物全般を意味します。ピクルスの歴史は古く、紀元前3,000年頃のメソポタミア文明が発祥と言われています。初めは野菜を塩漬けにして発酵させ、野菜や果物を長期保存する為の手段として生まれたようです。

現代では各国で、独自の発展を遂げたピクルスがあります。小ぶりのきゅうりを使ったガーキンやキャベツのザワークラウトなどは特に有名で、国を問わず様々な料理に使われています。

ピクルスは保存食として誕生しているので、長い期間保存する事ができます。しかし、保存期間が長くなると野菜の心地良い食感が失われ、味が濃くなります。手作りのものなら冷蔵庫で1週間を目安に消費し、市販の物であれば賞味期限を目安に開封してからなるべく早めに食べ切りましょう。

レストランなどで野菜のマリネを頼むと、ピクルスに似た料理が提供されますが、マリネとピクルスには違いはあるのでしょうか。ここでは、2つの調理法の違いについて解説します。

マリネとは食材を酢やオイル、その他スパイスなどの調味料に漬け込む調理法を指します。特に肉などの食材に風味をつけたり、柔らかくしたりするのが目的の下ごしらえと考えると良いでしょう。また、新鮮な魚介や野菜のマリネはドレッシングのように和えて食材に味付けをしますが、食材を酢漬けする点ではピクルスと共通していると言えます。

ピクルスは素材を酢やハーブなどに漬けて、一定の期間保存できるようにする事が目的の調理法です。一方でマリネは短時間だけ漬け液に浸した後に調理、もしくはそのまま食べてしまいます。つまり、両者は漬け液に浸す時間に大きな違いがあります。ピクルスが日本で言う漬物であるとしたら、マリネは和え物と考えると分かりやすいでしょう。

（＊マリネについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）