マリネとは?カルパッチョと違いある?名前の意味や作り方・レシピのおすすめも紹介!
マリネがどんな調理法か知っていますか?今回は、マリネの名前の意味・語源や合う食材にくわえ、〈カルパッチョ・南蛮漬け・ピクルス〉との違いを比較して紹介します。また、マリネの作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
マリネって?どんな料理?
前菜として登場することが多い料理の一つにマリネがありますが、カルパッチョと混同している人も珍しくないようです。ここでは、マリネとはどんな料理なのか、名前の意味や語源について詳述します。
マリネ液に食材を漬ける調理法のこと
マリネとはマリネ液に食材を漬ける調理法のことを指し、それによって食材に風味をつける、あるいは柔らかくすることを目的に用いられます。そのため、食材をマリネするといわれることもあります。
マリネの名前の意味・語源
マリネの名前の由来はフランス語のmarinéで、海を意味するmarinから派生した言葉と考えられています。これは、マリネの原形が食材を塩水に漬けた調理法だったことといわれています。
時間の経過と共に塩水にハーブや香辛料が加えられるようになり、さらにつけ汁が塩水から酢やレモン汁、ワイン、油と多様化していったのです。
マリネに合う食材
マリネに合う食材として、以下のものがあげられます。
・魚
・肉
・野菜
魚のマリネとしてはサーモンやニシンが有名ですが、生のまま酢に漬けて作ります。肉は赤身肉を生のままマリネにして食べるだけでなく、赤ワインに漬けてビーフシチューにする調理法もあります。
さらに生玉ねぎなど辛味のある野菜をマリネして、食べやすくすることも珍しくありません。
マリネとカルパッチョなどの違いとは?
マリネとカルパッチョの違いを正確に説明する自信がある人は、プロの調理人だけかもしれません。ここでは、マリネとカルパッチョだけでなく、南蛮漬けやピクルスとの違いも説明します。
①カルパッチョとの違い
マリネは調理法を意味していましたが、カルパッチョは料理名であることが大きな違いです。カルパッチョは生の牛ヒレ肉を薄切りにしたものに、ソースあるいはチーズをかけた料理の名前で、元々は肉料理に使われていました。
しかし日本にカルパッチョが伝わった時には牛肉は現代のように流通しておらず、鯛やサーモンを用いてドレッシングをかけるアレンジ料理が生まれ今に至ります。魚介のカルパッチョは和製イタリアンで、それがイタリアでも作られるようになったのです。
②南蛮漬けとの違い
南蛮漬けの意味も調理法ではなく料理名であり、ポルトガルから伝わったエスカベッシュが原形とされています。エスカベッシュとは油で揚げた食材を、調味液に漬ける料理でした。
室町時代から江戸時代まではポルトガルやスペインは南蛮と呼ばれていたため、その料理が南蛮漬けと呼ばれるようになりました。つまり、南蛮漬けはマリネの一種ということです。
③ピクルスとの違い
ピクルスは西洋版の漬物であり、野菜などを酢や砂糖、香辛料を使った調味液に漬けてつくる料理をさします。マリネでも酢は使いますが、あくまでも風味づけや食材を柔らかくすることが目的で、ピクルスとはその点が異なります。
ピクルスは食材の長期保存を目的としているので、時間をかけて漬け込むのが一般的です。そしてピクルスは、発酵させたものと発酵させないものに大別されます。
(*ピクルスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)