エチュベとは?フランス語でどんな意味?やり方や活用レシピも紹介!
エチュベとはどんな調理法か知っていますか?難しい工程はあるのでしょうか?今回は、エチュベを「ブレゼ・ポシェ」など他の調理法と比較して紹介します。エチュベのやり方やエチュベを使うレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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エチュベとは?どんな調理法?
フランス料理のメニューなどで、エチュベという言葉を見かけることがありますが、意味を知らないという人も多いかもしれません。ここでは、エチュベという言葉の意味を説明します。
エチュベは食材の水分で蒸す調理法
エチュベとは、食材の水分を使って蒸し煮にする調理法で、水などをほとんど入れずに加熱するのが一般的です。素材の旨味が濃く感じられ、焼くのに比べて油の量も少ないため、ヘルシーに仕上げられるのも特徴です。
エチュベの意味は?何語?
エチュベとは、フランス語で蒸し煮を意味します。水分を一切入れずに煮る方法を「エトゥフェ」、呼び水として少量の水分を入れる方法を「エチュベ」と区別する場合もありますが、素材の水分で蒸し煮にする料理全般を合わせてエチュベとすることが多いようです。
エチュベが使われる食材
エチュベを行うのに適した食材には以下のようなものがあります。
・肉類:鶏もも肉・鶏胸肉
・魚介類:エビ・白身魚
・野菜:アスパラ・白菜
肉類は鶏肉のようにアクが少なくさっぱりしたもの、魚介類は白身魚のような臭みの少ないものがおすすめです。野菜もアクが少なく、また水分が多く含まれる種類のものが適しています。
エチュベのやり方とポイント
エチュベのやり方は以下の通りです。
【材料(4人分)】
・かぶ…2個
・パプリカ…2個
・セロリ…1本
・絹さや…50g
・青ネギ…4本
・ミニトマト…8個
・バター…40g
・塩…少々
・こしょう…少々
【つくり方】
1.食材を1口大に切る
2.鍋にバターを溶かす
3.かぶ・パプリカ・セロリを入れ、塩とこしょうを絡めて蓋をし、弱火で7分ほど蒸す
4.絹さや・青ネギ・ミニトマトを入れ、さらに3分ほど弱火で蒸す
塩を絡めて蒸すことで、食材から水分が出やすくなります。また、火の通りにくい食材を先に入れ、加熱時間をずらすのもきれいに仕上げるポイントです。今回はトマトを後から入れ、形が崩れるのを防いでいますが、先に入れてもトマトの出汁が全体に回り、うまみが増します。鶏肉などを入れる際には必ず最初に入れ、しっかり火を通しましょう。
エチュベと「ブレゼ・ポシェ」との違いは?
フランス料理には、エチュベとは別に、ブレゼやポシェなどの調理法があります。これらの調理法について、エチュベと比較しながら説明します。
ブレゼとは
ブレゼもエチュベ同様、蒸し煮を意味しますが、水分量が違います。ワインやブイヨンなどの水分を食材の1/3から1/2ほどの高さまで入れ、蓋をして弱火で蒸し煮にするのがブレゼのやり方です。食材どうしのエキスが水分を通して交換されることで、それぞれの食材の旨味が引き立ちます。
(*ブレゼについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)