ポワレとは?どんな調理法?ムニエル・ソテーとの違いややり方も動画で解説!
ポワレとはどんな調理法・焼き方か知っていますか?今回は、〈名前の意味・適した食材・やり方〉などポワレについて〈ムニエル・ソテー・プレぜ〉と比較しながら紹介します。ポワレで調理するレシピのおすすめも紹介するので、試してみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ポワレとは?どんな調理法?
フランス料理の定番として耳にする事が多いポワレですが、どのような調理法なのでしょうか。今回はポワレの由来やどのような食材を使うのか、詳しい調理法などを説明します。
ポワレの意味・歴史
ポワレとはフランス料理の調理法の一つで、肉や魚を油で食感良く短時間で焼き上げる調理法のことです。焼いている時に出た脂を具材にかけながら火を通す、アロゼと呼ばれる工程があるのがポワレの特徴の一つです。
ポワレの名前は、かつてフライパンのことをポワレと呼んでいたことが由来になりました。20世紀後半にフランスでヌーベル・キュイジーヌと呼ばれる新しい料理の風潮が生まれたことで、脂やソースをかけながら焼き上げるアロゼを行った料理をポワレと呼ぶようになったそうです。
ポワレが使われる食材
ポワレに使われる食材には以下のようなものがあります。
・真鯛
・舌平目
・スズキ
・鮭
・鱒
ポワレはフランス料理であることから高価な魚を使うイメージがありますが、鮭などのような比較的安価な魚でも作られることがあります。上記の様に魚で作られることが多いですが、ポワレはもともと肉を使った調理法なので、現在でも鶏肉などをポワレにすることがあります。
ポワレと似た焼き方・調理法
ポワレと似た焼き方や調理法には以下のようなものがあります。
・ロティール
・ブレゼ
ロティールは英語でローストと同じ意味で、鉄板などに魚や肉などの具材を乗せ蓋をせずにオーブンで焼き上げる調理法のことです。こちらもポワレと同じように途中でアロゼをして、表面の乾燥を防ぐこともあります。
ブレゼとは蒸し煮を意味し、具材をフォンやワインと一緒に深鍋に入れ蒸し焼きにする調理法のことで、フォンやワインを具材と煮込むことで美味しいソースも一緒に仕上がります。
(*ブレゼについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ポワレのやり方とポイント
ここでは、ポワレのやり方とポイントを動画も併せて解説します。
【方法・手順】
1.魚の身の部分に塩コショウして20分おく
2.フライパンに油をひき、魚を皮目を下にして入れ皮が縮まないように少し抑える
3.余分な油や水分を拭き取る
4.魚に蓋をしてしばらく蒸し焼きにする
5.裏返して身を数秒間焼く
ポワレは魚をフライパンで焼くだけのシンプルな調理法です。アロゼをするレシピも多いですが、魚から出る油は臭みが強い場合もあるのでキッチンペーパーで拭き取るようにしても良いでしょう。魚に厚みがあってアロゼをしないと中まで火が通らない場合はアロゼすると良いですが、火の通し過ぎに気を付けてください。
このまま素材のシンプルな味を楽しむのも良いですが、ポワレは様々なソースとも相性が良いです。レモンやバター、生クリームやバルサミコなどのソースで違った味わいを楽しむのもおすすめです。
ポワレと「ムニエル・ソテー・ピカタ」などとの違いは?
食材の焼き方にはポワレ以外にもムニエルやソテー、ピカタなど様々な調理法がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。代表的な4つの焼く調理法を、それぞれの特徴とともに紹介します。
ムニエルとは
ムニエルとは魚に小麦粉等の粉をまぶして、バターなどで焼き上げる調理法のことです。ムニエルとはフランス語で粉屋を意味する言葉で、これが調理法の名前の由来になったと言われています。
そのほかにも、小麦を挽いて粉にする作業をしていた風車小屋のことをムーランと呼んでいたことにちなんで、ムニエルの名称になったといった説もあるようです。小麦粉を付けて焼くことで、表面はカリッとした食感で中はジューシーに仕上げることができます。
(*ムニエルについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)