ブレゼとは?フランス語でどんな意味?調理法や料理レシピのおすすめも紹介!
ブレゼとはどんな調理法か知っていますか?今回は、ブレゼの意味や、基本的な調理法・やり方に加えて、ブレゼの調理が合う食材も紹介します。ブレゼとポシェの違いや、プレぜを使った料理レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ブレゼとはどんな調理法?
ブレゼとはフランス語で、調理方法を表す言葉の一つです。単語だけ聞くと調理法がイメージしにくいですが、食材の美味しさを引き出す方法といえます。ここでは、ブレゼとはどのような調理法なのかを、意味も交えて説明します。
ブレゼは蒸しながら煮る調理方法
ブレゼはフランス料理に用いられる調理方法の一つで、日本では蒸し煮と翻訳されることが多いです。しかし日本の蒸し煮とは違い、ブレゼが使われる食材は肉と野菜が一般的とされています。食材を密閉できる容器に入れ、それらが半分程度浸かるくらいの水分を加え、蓋をしたままオーブンで加熱し蒸し煮にする方法です。
ブレゼが難しいとされるのは、基本的に出来上がるまで容器の蓋をとらずに調理するからです。調理時間がかかることもあり、オーブンを使い慣れていないと、思った通りに仕上げるのが難しい面はあります。
「ブレゼ」の意味
日本における蒸し煮はフランス語ではエトゥファと呼ばれ、調理方法がブレゼとは異なります。ブレゼは容器を密閉して加熱することで食材の半分は煮て、残り半分は水や出汁、ワインなどの水分で蒸す方法です。この過程により食材が持つエキスと容器内の出汁やワインが交換され、素材を柔らかくしながら風味を引き出していきます。
ブレゼの基本的なやり方・手順
ブレゼをはじめ、フランス語の調理用語は作り方の手順が明確になっており、基本的なやり方は以下の通りです。
①ブレゼ用の容器を用意する
②①に隙間なく肉と野菜を置く
③②の食材が半分程度浸かるように、水や出汁、ワインを入れる
④③に蓋をしてオーブンに入れ、半分程度火が入る程度煮る
⑤その後もオーブンに入れ、残り半分は蒸して火を入れる
肉をブレゼする際のポイントは、調理の最初に表面を焼くなどして火を入れておくことです。料理によっては、玉ねぎなども炒めてから容器に移してブレゼすることがあります。風味をつけた少ない水分で蒸し煮にすることで、煮込んだ肉より柔らかく、味わい深い仕上がりとなります。
ブレゼとポシェの違いは?
フランス料理にはブレゼの他に、ポシェと呼ばれる調理用語があります。ポシェの意味は食材を水や塩水、フォン、ブイヨン、ワインなどの水分の中に入れ、時間をかけて煮込むことです。ブレゼは少ない水分で蒸し煮にしますが、ポシェは日本における煮物に近いです。
しかしポシェは低温調理が基本なので、水分が沸騰しないよう調整する、または沸騰した水分を冷やしてから調理に使う点が異なります。コンフィもポシェの一種で、食材の味を引き出す調理法といえます。
(*コンフィについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ブレゼの調理方法が合う食材は?
フランス語にはブレゼやポシェなど様々な調理用語がありますが、食材の美味しさを引き出す方法が異なることを知っているがゆえに細分化されていると考えられます。そのため、ブレゼに適した食材を知っておく方がよさそうです。次章では、ブレゼに合う食材を紹介します。
ブレゼはコラーゲンや脂肪の多い豚バラ肉などがおすすめ
ブレゼが美味しく仕上がるのは、肉の脂肪分やコラーゲンが感じられる食材を選んだ時です。そのため、コラーゲンや脂肪の多い豚バラ肉や皮のついた鶏もも肉がブレゼに適しています。肉の臭みをとるためにハーブや香味野菜を一緒にブレゼする他、赤ワインやコニャックを加えても美味しくなるでしょう。
野菜をメインにしたブレゼを作る場合は、あさりなど出汁の出る貝やカットした鶏もも肉などを入れる方が、味の深みが引き出せます。もちろん野菜だけのブレゼを作っても、煮るあるいは焼くだけでは出ない素材の味が楽しめるのでおすすめです。