「蒸す」とは?特徴・効果や簡単な方法は?料理器具での代用の仕方も紹介!

「蒸す」とはどんな意味か知っていますか?今回は「蒸す」調理の具体的な方法に加え、特徴や効果・メリットとデメリットを紹介します。その他にも、蒸すための調理器具・布の代用品や蒸す料理のレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 「蒸す」とは?どんな意味?
  2. 「蒸す」とは蒸気で火を通す調理法のこと
  3. 「蒸す」と「蒸かす(ふかす)」の違い
  4. 「蒸す」調理の特徴や効果・メリットは?
  5. ①食材の栄養・旨味を閉じ込めることができる
  6. ②食材が崩れにくい
  7. ③食材をより柔らかくすることができる
  8. ④食材を焦がす可能性が低い
  9. 「蒸す」調理のデメリットは?
  10. ①調理時間が長くなる
  11. ②ガス代・電気代がかかる
  12. 「蒸す」調理の簡単なやり方・方法は?布がない時はどうする?
  13. 「蒸す」調理に必要な調理器具・材料
  14. 「蒸す」方法・手順
  15. 「蒸す」調理に使える布の代用品
  16. 「蒸す」前に調理器具や布がない場合の代用品は?
  17. ①鍋+ざる
  18. ②フライパン+皿
  19. ③フライパン+アルミホイル
  20. 蒸す料理には何がある?レシピも紹介!
  21. ①鶏もも肉のみぞれ蒸し
  22. ②茶碗蒸し
  23. ③もち米シュウマイ
  24. 「蒸す」は奥が深かった

「蒸す」とは?どんな意味?

調理法の一つに「蒸す」という方法がありますが、焼いたり揚げたりする方法に比べると、専用の蒸し器が必要で面倒だと思う人は多いかもしれません。「蒸す」という調理方法について詳しく解説しますが、まずは「蒸す」という言葉の意味から説明します。

「蒸す」とは蒸気で火を通す調理法のこと

近年、ヘルシーな調理方法としても注目されている「蒸す」とは、蒸気の力を利用して食材に火を通す調理法のことです。沸騰させた蒸し器の水から発生する蒸気で食材を加熱し、生の食材を軟らかく食べやすくします。また、軟らかいものを固めたり食材を温めたりするなどの目的でも活用されます。

「蒸す」と「蒸かす(ふかす)」の違い

「蒸す」と「蒸かす」の違いは何でしょうか。以下のように加熱する食材によって使い分けます。

蒸す食材
・茶碗蒸し
・シュウマイや小籠包
・肉や魚
・野菜
・蒸しパン

蒸かす食材
・さつまいも
・かぼちゃ
・大豆


この二つの言葉の意味は、蒸気を利用して加熱するという意味では同じですが、食材によって使い分けが必要なようです。「蒸す」は幅広い意味で使われていて、代表的な食材は茶碗蒸しやシュウマイ、肉や野菜に対しても使われます。一方、「蒸かす」には硬い食材を軟らかくするという意味が強いので、イモ類や豆類などの硬い食材に対してのみ使われます。

「蒸す」調理の特徴や効果・メリットは?

蒸気によって食材を加熱する「蒸す」という調理方法は、フライパンで炒めたり揚げたりする調理法にはない利点があり、食材によっては蒸す方が美味しく仕上がる場合もあります。「蒸す」調理の特徴やメリットについて詳しく説明するので参考にしてください。

①食材の栄養・旨味を閉じ込めることができる

食材を茹でる場合、水溶性の栄養素は流れ出てしまいます。しかし、「蒸す」調理法は栄養素の流出を抑えることができ栄養を損なうことなく食べることができます。旨味についても同じで、茹でる場合に比べて旨味の流出は少なくて済みます。また、炒め物とは異なり調理に油を必要としないので、ヘルシーであっさりとした味わいを楽しめます。

②食材が崩れにくい

炒めたり揚げたりする調理法は、食材に火を通すために混ぜたり裏返したりする必要があります。しかし、「蒸す」調理にはその必要がありません。一度蒸し器に食材を入れたら、火が通るまでそのままの状態で加熱でき、食材が崩れにくいというメリットがあります。

③食材をより柔らかくすることができる

蒸気の力で加熱する「蒸す」調理法は、食材を乾かすことなく調理するのでふっくらと仕上がります。前述したように食材からの水分の流出が少なく、ゆっくりと蒸気で加熱するので、出来上がりの食材は柔らかい状態になります。

④食材を焦がす可能性が低い

蒸気で加熱する「蒸す」調理法は、フライパンに食材がこびり付いてしまうようなことはなく、食材を焦がす可能性が低いと言えます。ですが、長時間加熱する場合は蒸し器の水の量を確認し、水が少なくなったら追加するなど、空焚きに気を付けるようにしましょう。

しかし、空焚きを心配して水の量を多くしすぎると、食材に水がかかって水っぽい仕上がりになってしまいます。少なすぎても蒸気の量が十分でなく空焚きの恐れもあるので、5~7割ほどまで水を入れるようにしましょう。

「蒸す」調理のデメリットは?

関連する記事