「蒸す」とは?特徴・効果や簡単な方法は?料理器具での代用の仕方も紹介!
「蒸す」とはどんな意味か知っていますか?今回は「蒸す」調理の具体的な方法に加え、特徴や効果・メリットとデメリットを紹介します。その他にも、蒸すための調理器具・布の代用品や蒸す料理のレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 「蒸す」とは?どんな意味?
- 「蒸す」とは蒸気で火を通す調理法のこと
- 「蒸す」と「蒸かす(ふかす)」の違い
- 「蒸す」調理の特徴や効果・メリットは?
- ①食材の栄養・旨味を閉じ込めることができる
- ②食材が崩れにくい
- ③食材をより柔らかくすることができる
- ④食材を焦がす可能性が低い
- 「蒸す」調理のデメリットは?
- ①調理時間が長くなる
- ②ガス代・電気代がかかる
- 「蒸す」調理の簡単なやり方・方法は?布がない時はどうする?
- 「蒸す」調理に必要な調理器具・材料
- 「蒸す」方法・手順
- 「蒸す」調理に使える布の代用品
- 「蒸す」前に調理器具や布がない場合の代用品は?
- ①鍋+ざる
- ②フライパン+皿
- ③フライパン+アルミホイル
- 蒸す料理には何がある?レシピも紹介!
- ①鶏もも肉のみぞれ蒸し
- ②茶碗蒸し
- ③もち米シュウマイ
- 「蒸す」は奥が深かった
「蒸す」調理法は、食材の栄養素の損失を防ぎ、美味しく食べられるなどのメリットがあるので、健康志向の人にとっては頻繁に取り入れたい調理法かもしれません。しかしデメリットもあるので、以下を参考にしてください。
①調理時間が長くなる
「蒸す」調理においてのデメリットの一つは、調理時間が長くなるということです。なぜなら、「蒸す」調理をするには、蒸気を発生するためにまず水を十分に沸騰させる必要があります。また、食材を外側からじっくり加熱するので時間がかかります。
②ガス代・電気代がかかる
上で説明した通り、「蒸す」調理は時間がかかるので、その分ガスや電気を多く使うことになります。ガス代や電気代を抑えたい場合に、短時間で調理ができる方法は炒め物です。どんな食材を調理するかで適した調理法は異なるので、「蒸す」調理のメリットとデメリットを考えたうえで選択すると良いでしょう。
「蒸す」調理の簡単なやり方・方法は?布がない時はどうする?
どうしても同じ調理法に偏ってしまうという人は多いかもしれませんが、「蒸す」調理法を積極的に活用することで料理の幅も広がります。ここでは、「蒸す」調理の簡単な方法について紹介し、「蒸す」のに必要な布の代用品についても説明するので参考にしてください。
「蒸す」調理に必要な調理器具・材料
・ステンレス製の蒸し器
・蒸し布
「蒸す」方法・手順
「蒸す」方法は以下の通りです。
①蒸し器のフタに蒸し布を巻き付ける
②蒸し器の下段に水を5~7割ほど入れ中強火で沸騰させる
③しっかりと蒸気が出ているのを確認したら食材を上段に入れる
④フタをして食材に適した火加減と時間で加熱する
⑤出来上がりの際は蒸気に気を付けてフタを開ける
蒸し布は外れにくいように、フタの取っ手に結び付けることをおすすめします。加熱中は下段の水が少なくなったら足し入れ、蒸気が常にでるように注意してください。その際、茶碗蒸しなど弱火で加熱する料理の場合は、フタと鍋の間に箸などを差し込んで温度の調整をすると良いです。
加熱後にフタを開ける時は、一気に開けると蒸気が顔や手にかかって危険なので、フタを前側にずらし蒸気を逃がすように開けるようにしましょう。
「蒸す」調理に使える布の代用品
「蒸す」調理の際に専用の蒸し布が無い場合は、タオルや手ぬぐいでも十分代用することができます。アクリルなどの化繊が混じったものは溶ける可能性があるので避け、麻または綿100%のタオルや手ぬぐいなどの布を活用してください。
「蒸す」前に調理器具や布がない場合の代用品は?
専用の蒸し器が無いために「蒸す」料理を諦める人がいるかもしれないですが、自宅にあるもので「蒸す」料理をすることが可能です。ここでは、「蒸す」ための調理器具や布が無い場合の代用品についてを紹介するので参考にしてください。
①鍋+ざる
ざると、そのざるが収まる大きさの鍋を使えば、蒸し器として簡単に代用できます。鍋に水を張り、皿や茶碗を逆さまに置き、その上にざるを載せて食材を入れフタをしましょう。この場合、ざるに食材をいれることになるので向いている料理は限られますが、蒸し野菜には適しています。