炊飯器での低温調理のやり方は?温度・時間はどれくらい?食中毒など注意点も紹介!
炊飯器で低温調理ができると知っていますか?今回は、炊飯器での低温調理のやり方・コツを〈ローストビーフ・ローストポーク〉など具体的な料理レシピとともに解説します。〈生焼け・食中毒〉など注意すべき点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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低温調理とは?どんなメリットがある?
近年、書店などでも低温調理の本がたくさん並んでいますが、低温調理にはメリットが多く難易度の高い料理が作りやすくなると言われています。ここでは低温調理とは何か、そのメリットも踏まえながら紹介します。
低温調理のメリット
低温調理には、以下のようなメリットがあります。
・食材の水分や栄養分を逃すことなく調理ができる
・火加減が重要な料理でも失敗しにくい
・温度と時間を設定したら出来上がりを待つだけでよい
低温調理ができるようになると、料理をする上でネックになりがちな熱の入り方のムラなどによる生焼けの心配が減ります。また、材料を準備すればスイッチを押すだけで調理ができ、調理器具も限定されるので片付けが楽な点もメリットです。さらに低温調理を行った料理は味も良いと評判です。
低温調理が向く料理
低温調理が向く料理には、以下のものがあります。
・ローストビーフ
・鶏ハム
・チャーシュー
・半熟卵
・温泉卵
・茶碗蒸し
・プリン
・チーズケーキ
・コンポート
上記にあるようにメイン料理から副菜、デザートまで、様々な料理を低温調理することができます。低温調理には専用の低温調理器が必要だと考える方も多いかもしれませんが、実は多くの家庭に常備されているものでもできる方法があります。その方法については後述するので参考にしてください。
(*低温調理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
低温調理が炊飯器でできる?やり方・コツは?
低温調理は、専用の器具が無くても炊飯器があれば作ることができます。しかし、炊飯器を使った低温調理はコツをつかんでおかないと、出来上がりに差が出ます。ここでは、炊飯器で低温調理をする際のやり方とコツを紹介します。
準備するもの
炊飯器で低温調理する際には、以下のものを準備しましょう。
・温度計
・ふきん
・ジッパー付き保存袋
ジッパー付き保存袋は真空パック器を使うと、より本格的に仕上がります。低温調理は温度管理が大切なので温度計を必要としますが、必ず料理用の温度計を用意するようにして下さい。料理によっては、熱湯を事前に準備しておくものもあります。
やり方:炊飯器の保温機能で65度前後を保って加熱する
炊飯器を使った低温調理のやり方は、保温機能によって65度前後の温度を保ちながら加熱するのが基本です。ただし、炊飯器の保温の設定温度は70~75度になっているため、料理によっては熱が入り過ぎる可能性があります。そのため、ふきんを底の部分に敷いて熱を加減する料理もあるようです。
炊飯器で低温調理をする際のポイントは?
炊飯器で低温調理をする際のポイントは、以下の通りです。
・保温機能を使う
・保温機能の温度を測り把握しておく
・設定したい温度のお湯をあらかじめ用意する
・低温調理中は65度以上の温度を保ち、35分以上加熱する
・低温調理の途中で中身をひっくり返す
上記のポイントを守れば、炊飯器でも難易度の高い料理を作ることができます。炊飯器によっては、保温機能は数種類あるものがあるので、その場合はそれぞれの温度を把握しましょう。なお、調理機能がついている炊飯器は、そちらを活用するのもおすすめです。
炊飯器を使った低温調理レシピ
炊飯器の保温機能を使いこなせるようになると、様々な低温調理が可能となります。ここでは手間をかけずに美味しくできる、炊飯器を使った低温調理のメニューを5つ紹介します。