しりしりの意味とは?にんじんしりしりの歴史は?本場沖縄のレシピも紹介!

しりしりの意味を知ってますか?どのような歴史があるのでしょうか?今回は、しりしりの意味や、にんじんのしりしりの<歴史・味つけ>を紹介します。にんじんのしりしりの本場沖縄での基本レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. しりしりの意味は?
  2. しりしりの意味はすりおろすことを意味してる
  3. にんじんしりしりとは?どんな歴史?
  4. にんじんしりしりは人参を炒めて卵でとじた料理
  5. にんじんしりしりは沖縄で100年以上前から食べられている
  6. しりしり器や人参はもっと古くから沖縄で浸透していた
  7. にんじんのしりしりの本場沖縄の基本レシピを紹介
  8. 材料
  9. 作り方・手順
  10. にんじんしりしりのアレンジレシピ3選!
  11. ①ツナ缶入りにんじんしりしり
  12. ②サバ味噌にんじんしりしり
  13. ③にんじんしりしりラーメン
  14. しりしりの意味や歴史を知っておこう

しりしりの意味は?

にんじんしりしりとは、沖縄の郷土料理のひとつでにんじんと卵とツナというシンプルな材料で作られます。にんじんしりしりという料理の「しりしり」とは、どのような意味があるのか解説します。

しりしりの意味はすりおろすことを意味してる

「しりしり」とは沖縄の方言で、千切り・すりおろすということを意味しています。つまり、にんじんしりしりとは、にんじんの千切りという意味で、にんじんを千切りにして使う料理のことです。他にも、スライサーで千切りするときのスリスリという音がしりしりとなったという説もあります。

にんじんしりしりとは?どんな歴史?

にんじんしりしりとは、どのような料理なのでしょうか。沖縄で食べ始められた歴史やにんじんしりしりを作る時のしりしり器などについて詳しく解説していきます。

にんじんしりしりは人参を炒めて卵でとじた料理

しりしりは沖縄の方言で千切りにするという意味で、スライサーで千切りにしたにんじんを炒めて卵でとじたものが沖縄の家庭料理として食べられています。にんじんしりしりは、現在ではツナ缶を使用するレシピが多いですが、元々は鰹節のみで味付けをするというシンプルなものでした。

沖縄には、島人参という薬のような効果のあるクスイムン料理に使うにんじんもありますが、にんじんしりしりは昔から今と変わらず一般の人参が使用されて作られていたようです。

にんじんしりしりは沖縄で100年以上前から食べられている

にんじんしりしりは、沖縄で100年以上前から食べられていたとされています。人参は明治・大正時代から畑で栽培されており、煮物やなます、ちゃんぷるーなど様々な沖縄料理に使われていました。当時の沖縄の食生活の聞き取りをした書物では、にんじんしりしりという料理名は記載がありませんでした。

その代わりに、パパイヤを千切りにして炒めたパパイヤーイリチーが食べられていたと記載されていました。数多く作られていたにんじん料理を後から方言を使って、にんじんしりしりと名付けたのかもしれません。

しりしり器や人参はもっと古くから沖縄で浸透していた

沖縄でにんじんしりしりを作るときは、にんじんしりしり器というスライサーを使います。沖縄最古のスライサーは、ンムクジシーリーというサツマイモからデンプンを作る時のすり器です。そこから、麦の脱穀に使うウムクルカナ、現在のメンガナというにんじんしりしり器まで形が変化しながら伝わっています。

元々はパパイヤを千切りにしてパパイヤーイリチーを作るのに使われていたようです。にんじんも、パパイヤ同様に琉球王国時代には琉球宮廷料理であるセーファンなどの料理に使われていた当時から沖縄では馴染みのある野菜でした。

にんじんのしりしりの本場沖縄の基本レシピを紹介

にんじんしりしりの本場である沖縄で作られる、基本のにんじんしりしりレシピを紹介します。動画もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

材料

・にんじん 200g
・かつお節 ひとつかみ
・卵 2個
・塩 少々
・ごま油 少々
・醤油 

作り方・手順

上記の材料を使って作る本場沖縄で食べられている基本のにんじんしりしりは、こちらを参考にしてみてください。

1.にんじんをスライサーで切る
2.温めたフライパンにごま油を入れ、にんじんを中火で炒める
3.塩を加えて更に炒める
4.かつお節を加えてサッと炒める
5.香りつけ程度に醤油を回し入れる
6.溶き卵を入れて蓋をして10秒ほどで火を止める
7.器に盛り付ける
8.お好みでかつお節や小ネギをトッピングする

スライサーやしりしり器がなければ、包丁で千切りにします。はじめににんじんをしっかり炒めることで、甘みが出てきます。味付けは塩とかつお節だけが本場のにんじんしりしりですが、醤油を少し加えると香りが良くなるのでおすすめです。卵の炒め具合は上記のレシピだとふんわり柔らかく仕上がります。

固めの卵が好きな人は、蓋をせずしっかり火を通してください。沖縄では、かつお節ではなくなまり節という乾燥させる前のものを使うこともあるようです。

にんじんしりしりのアレンジレシピ3選!

沖縄の郷土料理であるにんじんしりしりには、たくさんのアレンジレシピがあります。どれも美味しく、簡単に作ることが出来るのでぜひ参考にしてみてください。

①ツナ缶入りにんじんしりしり

出典: https://cookpad.com/recipe/2823143

人気のある、ツナ缶を入れたにんじんしりしりです。ツナ缶の油を使って炒めることで、旨味もたっぷりで全体の味もまとまります。

詳細はこちら

②サバ味噌にんじんしりしり

出典: https://cookpad.com/recipe/5689899

サバの味噌煮缶を使用することで、味付けいらずで簡単に食べ応えのあるにんじんしりしりを作ることが出来ます。味がしっかりしているので、ご飯のおかずやおつまみにもおすすめです。

詳細はこちら

③にんじんしりしりラーメン

出典: https://cookpad.com/recipe/5206406

ラーメンの上ににんじんしりしりをトッピングすることで、食べ応えも栄養価もアップします。ラーメンの味付けでにんじんも一緒に煮込むことで、柔らかく甘みも出るので子供受けも抜群です。

詳細はこちら

しりしりの意味や歴史を知っておこう

しりしりは、沖縄の方言で千切りという意味でした。千切りにしたにんじんを使って作るにんじんしりしりは沖縄で100年以上前から食べられている歴史ある郷土料理なのです。基本のレシピはもちろん、アレンジレシピもたくさんあるので、ぜひ作ってみてください。

関連する記事