ブライン液とは?肉を漬け込むと柔らかくなる?作り方・使い方やレシピなども紹介!
ブライン液とは何か知っていますか?今回は、肉をブライン液に漬けるメリットや、ソミュール液との違いに加えて、作り方や漬け込む時間など使い方のコツも紹介します。ブライン液に漬けた肉の保存方法や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ブライン液に漬けることをブライニングと呼び、牛肉や豚肉、鶏肉などの種類に関わらず肉類は何でも向いています。特に鶏胸肉のようなパサつきがちな肉は、ブライニングに向いていると言えるでしょう。ただし、牛肉は長く太い筋繊維を持っており、塩分の働きで縮むと水分を排出しやすいため長時間の漬け込みには向きません。
肉をブライン液に漬け込む方法・時間の目安
肉をブライン液に漬け込む際には、肉が浸りきるように溶液を作り、ジッパー付きの保存袋などに入れるだけと簡単です。料理によってはハーブやレモン、ニンニクと一緒に漬け込むと、香りもつくメリットがあります。
ブライニングする時間は肉の種類によって異なり、そぎ切りにした鶏肉なら1~2時間、豚肉なら1~4時間、牛肉なら1~2時間が目安です。豚のブロック肉など、一晩漬けた方が仕上がりが美味しい料理もあるので形状に合わせて調整しましょう。
ブライン液に漬けた肉の保存方法は?
ブライン液には生肉を漬け込むので、冷蔵保存が基本です。しかし、肉をまとめ買いしてブライニングした場合は、食べない分を長期保存したいと考える人もいることでしょう。ここでは、ブライン液に漬けた肉の保存方法を紹介します。
ブライン液から取り出して冷凍保存する
ブライニングした肉を冷凍する場合は、ブライン液から取り出してから一つずつラップに包み、ジッパー付き保存袋に入れて保存しましょう。それはブライン液に漬けたまま冷凍すると、肉が塩辛くなるからです。また劣化を避けるために、冷凍する前にはジッパー付き保存袋から空気を抜くようにしてください。
冷凍した肉の解凍方法
ブライニングしてから冷凍した肉を解凍する場合は、冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジで解凍しましょう。自然解凍するには常温の方が早いように感じるかもしれませんが、室温に置くことで雑菌が繁殖するリスクがあるので避けるのが鉄則です。
ブライン液に漬けた肉を使ったレシピのおすすめ
ブライン液に漬けこんだ肉は柔らかくなるので、いつものレシピも美味しく仕上がります。ここでは、ブライン液に漬けた肉を使ったおすすめのメニューを6つ紹介します。
①唐揚げ
ブライン液にしっかり漬け込んだ鶏肉を唐揚げにすると、胸肉でも柔らかく美味しい仕上がりとなります。また、ブライン液に漬けこむ際に塩味がつくので、味付けは衣ににんにくや生姜、鶏ガラスープを合わせてつけるだけと簡単です。
②ローストチキン
ローストチキンを焼く前にブライン液に半日浸しておくと、焼き上がりがジューシーになります。美味しく仕上げるポイントは、ブライン液に漬けた肉を焼く前に常温に戻すことで、固くなりがちな胸肉の部分まで柔らかく焼き上がります。