レッドパールとは?どんなイチゴ?味わいや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】レッドパールとはどんなイチゴか知っていますか?今回は、レッドパールの〈味わい・香り・旬の時期〉など特徴を紹介します。レッドパールの美味しい食べ方・レシピや、「JA鳥羽志摩・長沢育種苗施設の摘み取り体験」についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
レッドパールとは?どんなイチゴの品種?

レッドパールとは直訳すると赤い真珠となりますが、イチゴの品種名です。宝石の名前を冠するイチゴとは、どんな種類なのかやレッドパールの産地・旬、食べたときの味わいや香りについて説明します。
レッドパールは「アイベリー」「とよのか」の交配品種
レッドパールとは2つの品種を掛け合わせて、1993年に愛媛県で生まれた品種です。ひとつは、愛知県生まれのアイベリーという品種で粒が普通のイチゴの2~3倍ほどの大きさに育ちやすく、もう一つは福岡県生まれで甘い香りが強くジューシーなとよのかという品種を交配しました。大きさはみかんほどに成長することもあるようで、アイベリーの良いところを受け継いでいます。
普通のイチゴはカットしたときに中心が白いですが、レッドパールは中心まで赤いところも特徴的です。愛媛県・宇和島の海では真珠が獲れることになぞらえて、赤く輝く丘の真珠という意味でレッドパールと名付けられました。値段は通販で450g当たり(1粒18gとして25個入り)1,900円ほどの目安で販売されています。
レッドパールの旬の時期・産地
レッドパールの産地には、以下の地域があります。
・愛媛県
・三重県
・神奈川県
・静岡県
・広島県
いちごの名産地としては栃木県・福岡県・熊本県・静岡県などが知られていますが、レッドパールの主産地は愛媛県・三重県です。レッドパールも普通のイチゴと同じく旬は1~2月が旬に当たりますが、需要の増える12月後半から出回るようになります。
栽培者が限られており生産量も少ない高級イチゴなので、地域によってスーパーなどでは手に入らないこともあります。通販でお取り寄せもできますので、利用してみてください。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
いちご本来の旬の時期は春ですが、店頭に並びはじめるのは冬からです。レッドパールは12月後半が「走り」、1月~2月が「旬」、3月~4月は「名残」と収穫時期で分けられます。
レッドパールの味わい・香り
レッドパールの栽培は、株1つに対して個数を減らし、1粒を大きく育てる方法がとられています。粒が大きくてもしっかりイチゴの甘さを感じられる中に、ほどよい酸味もあります。粒を減らしてイチゴ全体に栄養が行きわたるようにしているので、美味しいだけではなく栄養価も高い点も特徴です。
Twitterの口コミ
池下 弘法屋さんのいちごパフェ食べてきました⸜(* ´꒳` *)⸝思ってたよりかなり大きい!今日のいちごはレッドパールという品種のものだそうで、運ばれてきた瞬間にとってもいい香りが💕甘み、酸味のバランスもよくおいしいいちごでした🍓🍓🍓
お腹がいちごでいっぱいになる幸せ❤️
Twitterの口コミ
最近お気に入りのFOUNDRY🍰
今日は、レッドパールと、かおりの&あまおうのショートケーキの2つ♪
苺🍓が美味しいのはもちろん、生クリームも、程よい甘さで主役を引き立てるんだよね!
いくらでも食べられそう♪
#お腹ペコリン部 #いちご #苺 #ケーキ #ショートケーキ #甘党男子
レッドパールの食べ方・レシピは?
レッドパールは大粒なのに美味しい高級イチゴだと分かりました。ここからはそのまま食べるだけでなく、お菓子や料理の材料に使って美味しく食べられるレシピを4つ紹介していきます。
①カプレーゼ
トマトで作ることが多いカプレーゼですが、レッドパールで作っても美味しく仕上がります。甘くて食べやすいので、朝食やおやつにも使えるでしょう。中まで赤いので、カットして断面を見せるとおしゃれに作れます。
②タルト
いちごと言えば定番のケーキやタルトは、お祝いごとのあるときに作ると喜ばれるでしょう。粒の大きなレッドパールを乗せればタルトにボリュームが出て、カット面を見せてもキレイに出来上がります。焼かないので簡単に作れるレシピです。
③シェイク
レッドパールがたくさん手に入ったときに、冷凍保存し使うこともおすすめです。ミキサーやフードプロセッサーで簡単に作れる上に、手軽にビタミンCが摂れるので、朝食や食欲がないときに作るのも良いでしょう。
④ドレッシング
スイーツに使われることが多いイチゴですが、ドレッシングにしてサラダにかける方法も新鮮です。材料を混ぜて、ビニール袋に入れて潰す作業だけなので、簡単に作れます。このドレッシング一つで、いつものサラダが特別なサラダになりそうです。
レッドパールを食べたい時のおすすめは?

生産量や生産者が少ないことも、希少価値を上げている一因ですが、新鮮なレッドパールを食べられるところはあるのでしょうか。日本でも数少ない、レッドパールを扱っている施設を紹介します。もし近くなら、ぜひ利用してみてください。
JA鳥羽志摩・長沢育種苗施設の摘み取り体験がおすすめ
志摩特産のレッドパールとかおり野、2種類のいちごを栽培しているので、どちらかの品種の摘み取り体験ができます。レッドパールは1粒250円ほどで取引され安くても100円を下ることがない高級イチゴなので、6~15粒食べれば採算が合うそうです。
しかし、かおり野の方が先に食べられる時期が来るため、摘み取り体験の期間が開始した直後は、レッドパールが食べられないことがあるので注意しましょう。かおり野が600円ほど、レッドパールは800円ほどでパック販売も行っているので、摘み取り体験をしなくても購入できます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
他にも愛媛県をはじめ静岡県、神奈川県などでもレッドパールの摘み取り体験(食べ放題)が実施されています。行楽としても楽しめそうですね。
レッドパールを食べてみよう
レッドパールは愛媛県で品種改良されて作られ、中心まで赤く宝石のように美しく、大粒なのにしっかり美味しいイチゴだと分かりました。生産量が少ないことも希少価値を高めていますが、通販などでも購入できます。甘みが増す旬の時期になったら、レッドパールを食べてみましょう。