ひとめぼれとは?どんな特徴のお米?味・食感の産地別の違いや商品のおすすめも紹介!
「ひとめぼれ」はどんなお米か知っていますか?「あきたこまち」とどんな違いがあるのでしょうか?今回は、ひとめぼれの味わい・食感など特徴を産地別に比較し、名前の由来なども紹介します。ひとめぼれの商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ひとめぼれとは?どんな特徴のお米?

スーパーの米のコーナーで見かける機会も多いひとめぼれですが、どんなお米なのでしょうか。まずはひとめぼれの特徴や名前の由来、味わいや食感などについて紹介します。
ひとめぼれは「コシヒカリ」と「初星」の交配種で特Aランクのお米
ひとめぼれは、耐寒性を持つ美味しいお米を作ろうと宮城県で開発され、1981年に誕生したお米です。「コシヒカリ」と「初星」の交配種で特Aランクに認定されているひとめぼれは、1993年の冷害で収穫量が激減した「ササニシキ」に代わって注目されるようになりました。
1994年にはコシヒカリに次ぐ生産面積全国第二位を記録し、その後は全国的に広く作られるお米となりました。
ひとめぼれは冷害に強く比較的栽培が簡単で、なおかつ味が美味しいことから現在では北海道以外の日本中で栽培されています。またひとめぼれはコシヒカリに勝るとも劣らない食味ですが、コシヒカリよりも価格が若干安いので好んで購入する人も多い品種で、飲食店でもよく使用されている人気のお米です。
ひとめぼれの名前の由来
ひとめぼれは大粒な見た目の美しさと、口に入れたときの美味しさに一目ぼれするようなお米を目指して作られたことから「ひとめぼれ」と名づけられました。このひとめぼれの名前は、全国で38000件以上の応募があった中から選ばれた名称です。
ひとめぼれの味わい・食感の特徴
ひとめぼれは粘りや米のツヤ、旨味や香りなどの全てのバランスが良いのでさまざまな料理に合う、オールマイティで飽きがこない食べやすいお米です。また冷めても食味が落ちず美味しいので、お弁当などで広く採用されています。ただし、ひとめぼれは水分の吸収率が高く柔らかく炊きあがるので、カレーや炒飯、酢飯などお米の食感が必要な食事には向いていません。
Twitterの口コミ
迫町森ちゃんのお米(@HasamachiShin )届いたー
丁寧な作法通りに炊く
うめー!
ひとめぼれこんなに味のある米だったかしら?
素晴らしく甘い!
業務スーパーで買ったボイルあさりの袋にあったレシピで
深川飯風にしてみました
具材と米の甘みがたまりません
最高です
Twitterの口コミ
やっぱり東北のひとめぼれうま…懐かしい味がする…ほどよい甘みともっちり感でおかずの邪魔せずにもち米系由来のもっちり感味わいたい人にオススメのいいとこ取り、間違いない品種…最高…
ひとめぼれの名産地別の特徴は?

ひとめぼれの名産地は以下の通りです。
・宮城県
・福島県猪苗代町
・秋田県
・岩手県
・山形県
・福島県会津
・山口県
・大分県西部
ひとめぼれは全国規模で栽培されていますが、元々は宮城県で栽培が始まったお米なので東北地方の気候と相性が良く、主産地は東北地方が多いです。特に宮城県・福島県猪苗代町・秋田県・岩手県・山形県で栽培されているひとめぼれは2018年の食味ランキングで最高ランクの「特Aランク」に認定されています。
また、福島県会津・山口県・大分県西部で栽培されるひとめぼれは、特Aの次に美味しいとされている「Aランク」に認定されているようです。ほか、日本有数の米の産地である福島県猪苗代町の良質な雪解け水と豊かな土壌に恵まれて育ったひとめぼれは、米粒の張りが良く上品な甘味を持っています。
「ひとめぼれ」と「あきたこまち」の違いは?

同じく東北地方で栽培されているあきたこまちも美味しいお米として有名ですが、両者に違いはあるのでしょうか。次はひとめぼれとあきたこまちの違いについて解説します。
①あきたこまちの名産地
あきたこまちの名産地は秋田県で、1984年に秋田県農業試験場がコシヒカリと奥羽292号を交配させて作った品種です。秋田県の推奨品種として作られたあきたこまちは、良質な水と豊かな土地を持つ秋田県の気候に適するように改良が重ねられて、現在のあきたこまちになりました。
岩手県も秋田県に次ぐあきたこまちの主産地ですが、あきたこまちもひとめぼれと同じように全国各地で栽培されている品種です。
②あきたこまちの味わい・風味
あきたこまちはコシヒカリの系譜なのでお米の甘味が強い特徴がありますが、味が濃すぎないのであっさりと食べられて和食に良く合う品種です。また、他のお米よりも水分含有量が高く粘りがあるのが特徴で、粒感をしっかり感じるもちもちとした食感が味わえます。
また、冷めても食味が落ちず美味しいお米ですが、味や品質の割に販売価格が比較的抑えられているのでコストパフォーマンスが良いお米ともいえます。ひとめぼれと比べると食味はほぼ同じですが、見た目の美しさ・粘り・柔らかさではひとめぼれの方が優れているといえるでしょう。
Twitterの口コミ
秋田のお米、1番メジャーなのは『あきたこまち』だね。もち米との品種かけあわせてるから、もっちり甘い。今年は『サキホコレ』って、新しいお米ができたよ。熊本でも有名なのあるんだ✨食べてみたい。
ひとめぼれのおすすめ商品
ひとめぼれは全国規模で作られていて国内トップクラスの作付数量を誇る品種です。次はそんなひとめぼれのおすすめの商品を紹介します。
①特別栽培米ひとめぼれ(宮城県登米産)

・5kg
・2940円
宮城県登米市では農薬と化学肥料を半分以下に抑えた、自然環境に配慮した環境保全米作りに取組んでいます。この働きの普及によって水田周辺の環境が改善されて、現在では宮城の田んぼには様々な生物が増えて地力・活力に溢れた土地に整ってきています。そこで作られる特別栽培米のひとめぼれは粒感・粘り・つや・甘味に優れているのが特徴です。
②金札米ひとめぼれ(岩手県江刺産)

・2kg
・1080円
岩手県南地域の中でも奥州市江刺限定の特別なひとめぼれです。それに加えて、従来の化学肥料と農薬を半減して栽培した特別栽培のお米です。炊きたての食味の良さはもちろんのこと、冷めても香りが落ちずに美味しく、生産者の方の努力を感じられるお米といえます。
③ひとめぼれ(福島県中通り産)

・5kg
・2100円
福島県中通り地方の自然豊かな土壌で育ったお米は最高ランクの特Aの評価を得ており、また独自で全量全袋検査を行っている安心・安全なお米です。ふくしまプライドともいわれるこのお米はツヤと適度な粘り気、口当たりの良さやしっかりとした甘みなどバランスが良く美味しいお米です。
④農家自慢のお米(山形県産)
・10kg
・3980円
こちらのお米は注文した日に精米し、精米方法も選択できるので玄米での発送も可能です。ただし重量は玄米重量からヌカ分が差し引かれた量になるので、10kgを白米精米を選択する場合には1kgがヌカ部分として減り、約9kg分での発送になります。
⑤ひとめぼれ(鳥取県産)

・5kg
・2480円
鳥取県は県内全域が日本海側気候で、冬は寒さが厳しく積雪も多い地域です。そんな自然豊かな鳥取で育ったひとめぼれは、一粒一粒が大粒でもっちりとした粘りのある食感が味わえ、食欲をそそるツヤが印象的なとても食味の良いお米です。また時間が経っても食味の変化が少ないのが特徴といえます。
ひとめぼれを食べてみよう
ひとめぼれの名産地は宮城県をはじめとした東北地方ですが、病気に強い性質や栽培しやすさから、日本全国で栽培される作付面積トップクラスの人気のお米です。ひとめぼれは味や食感、風味も親のコシヒカリに引けを取らない美味しさでお米好きの人や、飲食店からも多く愛されています。そんなひとめぼれをぜひ食べて味わってみましょう。