ココアバターとは?カカオバターと違いある?成分・効果〜使い方・活用レシピまで紹介!
ココアバターを知っていますか?カカオバターと違いはあるのでしょうか?今回は、ココアバターの成分や効果・効能、体に悪いという噂について紹介します。ココアバターのアレルギーの危険性や、使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ココアバターとは?カカオバターの違いある?
健康効果が高い食品としてココアバターが話題に上ることも多いですが、このココアバターはどのような食品なのでしょうか。まずはココアバターの特徴や、カカオバターとの違いについて説明します。
ココアバターはカカオ豆から脂肪分を抽出したもの
ココアバターはカカオ豆をローストして外皮を取り除いた後に出るカカオニブを擦りまぜ、液状にしたものを圧搾して脂肪分を抽出したものです。カカオニブには脂肪分が全体の約40~55%ほど含まれていて、脂肪分を抽出した後の残りの固形物をパウダー状にしたものがココアパウダーになります。
ココアバターとカカオバターは同じもので違いはない
ココアバターやカカオバターはどちらもカカオ豆から圧搾して絞り出た脂肪分を指す言葉で、同じものを指していて違いはありません。ココアバター・カカオバターいずれも植物油脂に分類されます。
ちなみにカカオとココアの呼び方の違いとは…?
カカオとココアの呼び方は、加工されているかどうかによって変わると言われています。カカオはアオギリ科の常緑高木の名称を表すもので、その木から採取されたカカオの実がチョコレートやココアの原料になります。
一方のココアは食品名に当たり、カカオの実から採取したカカオの豆を炒って皮などを除き、すりつぶしたものからカカオバターを除いて粉にしたものを指す言葉です。また、この粉を牛乳などに溶かした飲み物のことをココアと称することもあります。
ココアバターの成分は?体に悪いって本当?
ココアバターにはどういった成分が含まれているのでしょうか。また、体に悪いという噂もありますが本当なのかどうか気になる人もいるでしょう。次はココアバターの成分や効果・効能、ココアバターが体に悪いと言われる真相について解説します。
ココアバターの成分や効果・効能
ココアバターの成分は以下の通りです。
・飽和脂肪酸
・ステアリン酸
・パルミチン酸
・オレイン酸
・リノール酸
・リノレン酸
・ミスチリン酸
・一価不飽和脂肪酸
・パルミトレイン酸
・多価不飽和脂肪酸
・フィトステロール
・コリン
・ビタミンE
・ビタミンK
・ビタミンA
・ビタミンF
チョコレートにはカフェインやポリフェノールが含まれていますが、ココアバターはカカオ豆から脂肪分だけを抽出したものなので、カフェインやポリフェノールは含まれていません。またココアバターの主成であるステアリン酸・パルチミン酸・オレイン酸は体に害のある活性酸素を抑制する効果があるため、アンチエイジングによる美肌などの効能があります。
特にパルミチン酸は皮膚のターンオーバーを正常に戻す効果があるため、シワの予防にも効果的だと言われている成分です。他にもココアバターには30%以上のオレイン酸が含まれていて、皮脂の蒸発を防いで肌の乾燥を防ぐ効果があります。
「ココアバターが体に悪い」というのはデマ
ココアバターは体に悪いと言われていますがそれは全くのデマです。市販されている安価なチョコレートには、ココアバターの代わりに安くて溶けにくいマーガリンやショートニングが使われています。これらの植物性油脂にトランス脂肪酸が含まれているので、体に悪いというデマが広まったようです。
一方でココアバターにトランス脂肪酸は含まれていないので、ココアバターを使用したチョコレートはトランス脂肪酸による体への害は心配しなくても良いでしょう。
ココアバターのアレルギーの危険性は?
ココアバターはさまざまな成分が含まれていますが、バターと聞くとアレルギーの心配がある人もいるのではないでしょうか。次は気になるココアバターのアレルギーの危険性について解説します。