バスマティライスとは?どんなお米?炊き方のコツや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】バスマティライスはどんなお米か知っていますか?今回は、インディカ米の一種「バスマティライス」の〈味わい・カロリー・栄養価〉などの特徴や、ジャスミンライスとの違いも紹介します。バスマティライスの美味しい炊き方や、レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
バスマティライスとジャスミンライスの違いは?
バスマティライスよりも認知度の高い香り米にジャスミンライスがありますが、この2つは原産国が異なります。ジャスミンライスはタイが原産であり、ジャスミンという名のようにフローラルな香りが特徴ですが、直接ジャスミンやジャスミンティーなどと関係があるわけではありません。
ジャスミンライスはタイで生産される米の中では最高級米であり、日本でいうところのコシヒカリやササニシキに当たります。
バスマティライスの炊き方は?
バスマティライスと相性の良い料理や食べ方が分かったところで次は炊いてみましょう。炊き方の方法を紹介していきます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
バスマティライスは、インターネットなどで1㎏から手軽に購入することができます。日本で人気のブランドはインド産の「LAL QILLA(ラルキラ)」と「Kohinoor(コヒノール)」です。
バスマティライスは炊飯器より鍋で炊くのがおすすめ
炊飯器で炊く方法もありますが、今回はインド流の湯取りと呼ばれる方法で炊く手順を紹介します。
1.お米200gを軽く洗う
2.30分水に浸す
3.水2リットルを沸かし、沸騰したらバターと塩を入れる
4.火は強火のままにし、バスマティライスを投入する
5.フタをせず時々かき混ぜながら10~15分火にかける
6.バスマティライスをザルにとり茹で汁は捨てる
日本で米を炊くのとは違いインドでは麺やパスタのようにお米を茹であげるため、米に対して10~20倍の水が必要です。お湯に溶けだしたデンプンなどの栄養素を捨ててしまうことになりますが、湯取りで炊けばカロリーや糖質を抑えられます。
バスマティライスを美味しく炊くコツ
バスマティライスを炊くときには、以下のことに気をつけてください。
・米を折らないように軽く洗う
・購入した商品によって茹で時間を調節する
コツはバスマティライスを洗う時には汚れを軽く落とす程度にし、洗いすぎないように注意しましょう。強く洗いすぎると香りが飛んでしまったり、折れてしまったりする原因になります。茹で時間について今回は目安を紹介しましたが、日本の米と違って商品によっては大きさが均一ではありません。
茹ですぎるとべちゃべちゃした炊きあがりになってしまうこともあるので、途中で少し食べてみて茹で時間を調整してください。
バスマティライスを使ったレシピのおすすめ
バスマティライスを使いたいときには、どのようなレシピを参考にすると良いのでしょうか。気になるレシピがあれば是非作ってみてください。
①ビリヤニ
ビリヤニはたくさんのスパイスが味の決め手となるインド風炊き込みご飯であり、複雑なスパイスをバスマティライスがうまくまとめています。スパイス以外にも香草を使うので、体が元気になりそうなレシピです。
②スパイスカレー
バスマティライスはスパイスとの相性が良いので、ルーよりもスパイスから作るカレーの方がよく合いおすすめです。子どものいる家庭で作るのは難しいレシピにはなりますが、野菜もたっぷり使えるのでバランスよく栄養が摂れるでしょう。