バスマティライスとは?どんなお米?炊き方のコツや食べ方・レシピのおすすめも紹介!

【野菜ソムリエ監修】バスマティライスはどんなお米か知っていますか?今回は、インディカ米の一種「バスマティライス」の〈味わい・カロリー・栄養価〉などの特徴や、ジャスミンライスとの違いも紹介します。バスマティライスの美味しい炊き方や、レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. バスマティライスとは?どんなお米?
  2. 世界の米は「ジャポニカ米」と「インディカ米」が主
  3. バスマティライスはインディカ米の一種
  4. バスマティライスのカロリー・栄養価
  5. バスマティライスの味わい・食べ方は?
  6. バスマティライスの味わい・食感の特徴
  7. バスマティライスに合う料理・食べ方
  8. バスマティライスとジャスミンライスの違いは?
  9. バスマティライスの炊き方は?
  10. バスマティライスは炊飯器より鍋で炊くのがおすすめ
  11. バスマティライスを美味しく炊くコツ
  12. バスマティライスを使ったレシピのおすすめ
  13. ①ビリヤニ
  14. ②スパイスカレー
  15. ③ピラフ
  16. バスマティライスを使ってみよう

バスマティライスとは?どんなお米?

バスマティライスとは聞きなれない言葉ですが、お米の種類です。日本以外にもお米を食べる国はありますが、私たちが普段食べている白米とは何がどう違うのでしょうか。バスマティライスの特徴から紹介していきます。

世界の米は「ジャポニカ米」と「インディカ米」が主

イネ科に分類される植物は世界で20数種類ほど存在しますが、米栽培で主に使われるのは大きく分けて「ジャポニカ米」と「インディカ米」に分類されます。ジャポニカ米は円に近い丸い形をしており、主に日本や朝鮮半島、中国で食されていますが、世界の米の流通量で見ると20%ほどを占めているのが特徴です。

インディカ米は細長い形をした長粒米でインドや東南アジアで食されていて、世界のコメの流通量80%を占めています。

バスマティライスはインディカ米の一種

バスマティライスとはインドやパキスタンなどで食べられるお米で、インディカ米の一種です。ヒンディー語でBasは香り、Matiは充満するという意味があります。玄米に独特の香りを持ち炊くと良い香りが漂う高級米であり、高値で取引される米の種類です。

しかし、日本ではバスマティライスの独特の香りがネズミの尿に似ているという理由で、鼠米(ねずみごめ)と呼ばれて嫌われたため一般にはあまり普及しませんでした。

(*インディカ米について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

タイ米(インディカ米)はどんなお米?味わいは?美味しい炊き方や活用レシピを紹介!

福光佳奈子

野菜ソムリエ

ジャポニカ米は、ネバネバと粘り気があり、ふっくらとした食感に炊き上がります。一方のインディカ米は、パラパラとした炊き上がりで、ツヤと柔らかさを重視する日本人にはなじまなかったとも言われています。

バスマティライスのカロリー・栄養価

カロリー 糖質
バスマティライス 193kcal 42g
ジャポニカ米 168kcal 37g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。

バスマティライスには、以下のような栄養素が含まれています。
・たんぱく質
・カルシウム
・鉄
・食物繊維


バスマティライスはカロリーと糖質が普通の米よりも多いことが分かります。白米と同じ量を食べてしまうとカロリーオーバーになりかねないので、注意しましょう。バスマティライスの栄養には体を作るだけでなく美容にも貢献するたんぱく質、骨や歯を作るカルシウム、疲れや貧血予防に効果がある鉄が含まれています。

その中で特筆すべきは便秘解消効果が期待できる食物繊維で、白米なら100gあたり0.3gのところ、バスマティライスの場合2.2gと白米のおよそ7倍の量が含まれます。

バスマティライスの味わい・食べ方は?

世界ではバスマティライスのような細長い米が主流だとわかり、バスマティライスの栄養素について理解できました。次は、バスマティライスはどんな風味や食感がするのかや、どんな料理と相性が良いのかについて紹介します。

バスマティライスの味わい・食感の特徴

バスマティライスの香りはポップコーンやナッツに似ていると表現されることがあり、炊くとより一層香りが強くなる米です。香りが良いために「香りの女王」とも呼ばれています。日本の米と違って水分と粘り気が少ないので、くっつきにくくパラパラした炊きあがりです。

日本の米のようにお腹にずっしりくる感じとは違い、バスマティライスの食べ応えはやや軽めに感じるでしょう。

バスマティライスに合う料理・食べ方

バスマティライスに合う料理や食べ方には以下のようなものがあります。

・バターチキンカレー
・パラクパニール(ほうれん草と白チーズカレー)
・ビリヤニ
・プラウ(またはプラオとも呼ぶ)
・チャーハン
・ピラフ


バスマティライスは北インドが産地であるため、バターチキンカレーのような北インド料理に利用されます。水分が少ないので汁気のあるカレーとの相性がよく、とりわけチーズやバターなど乳製品がよく絡むので組み合わせるのにおすすめの食材です。

他には、バスマティライスの香りを活かしてスパイスの効いたビリヤニやプラウという炊き込みご飯にもよく使われます。バスマティライスのパラパラした特性を活かして、日本の食卓でもよく登場するチャーハンやピラフに使用するのも良いでしょう。

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