いちごの旬はいつ?一番美味しい&いちご狩りにおすすめな時期を紹介!
【管理栄養士監修】いちごの旬はいつか知っていますか?12月頃にはスーパーで見かけるようになることからいちごの旬は冬と思われがちですが、実は「春」がいちご本来の旬なのです。今回はいちごが冬に生産できる理由や1年で一番美味しい時期について紹介します。
目次
基本あまり変わらない
簡潔に言うと、いちごの旬は基本的に品種によって大きく変わることはありません。
いくつかみてみましょう。
・とちおとめ…糖度が高く他のいちごと比べて比較的日持ちしやすい栃木県産の「とちおとめ」は、11月から店頭に並び始めて6月頃までありますが、1〜4月頃が一番の旬です。
・あまおう…サイズが大きく丸みがあり甘みと酸味のバランスが良い福岡県産の「あまおう」は、12月から5月頃までが旬です。
・紅ほっぺ…果肉の中心まで赤くほっぺが落ちるほど美味しいという静岡県産の「紅ほっぺ」は、1月頃から5月頃までが旬です。
見比べると、「とちおとめ」が少し早く、「紅ほっぺ」が少し遅い出始めですが、基本的に旬は寒くなり始めてから春までなので品種による大きな差はありません。
(*いちごの品種・種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちごが一番美味しい時期はいつ?
いちごの旬は春ですが、今では冬でも食べることができるようになりました。いちごが一番美味しいのは、冬から春の旬の中でいつなのか、理由も含めて説明していきます。
「冬」が一番甘みが強い
春夏秋冬ある中で、一番いちごが美味しい季節は「冬」冬のいちごはとても甘くて美味しいのですが、その理由はいちごが果実が実ってから収穫までの日数が関係しています。いちごは収穫までの日数が長いほうが甘くなり、長くするためには気温が低い日が続くことが必要です。そのため、気温の低い冬の方がいちごは甘いです。
暖かくなってきたらいちご狩りに行こうと考えている人も、甘いいちごを狙うなら冬がおすすめですよ。
石川桃子
管理栄養士
甘みが強い=血糖値が上がりやすい という解釈もできます。 空腹時に食べたり、量をとりすぎたりしてしまうと血糖値が急上昇し、ホルモンバランスが乱れてしまいます。 ホルモンバランスが乱れると、心身の不定愁訴に繋がったり、糖尿病になるリスクが上がることも! 食べる際は「食後に少量」を意識してみてくださいね!
「冬」のいちごが美味しい理由
12月から2月の冬の中で一番のおすすめは1月です。12月は、株には栄養がたくさん蓄えられているのですが、気温がまだ高めで収穫までの日数が短いです。2月は、気温が低く収穫までの日数は長いですが、それまでの期間に株が消耗してしまって元気がなかったり、日照不足による光合成の妨げなどがあり、甘くて大きい立派ないちごというのが難しくなります。
一番ベストなのは、株も元気で日照不足もならず気温が低い1月で、甘みが強いいちごができる条件がそろっています。
旬の時期関係なく美味しいものもある
温度調整などをしていない環境であれば、夏よりも秋や春、それより「冬」のほうが甘くなることはおわかりいただけたでしょう。しかし、初めにも紹介したように最近では、室温を一定に保ち、いちごが甘く美味しく大きく育ちやすい温度などにして栽培することができます。
温度をいちごが美味しく育つように調節することで、季節による味の変化はなくなりつつあります。いちご狩りもハウス栽培のいちごなら寒さも関係なく美味しいいちごを採ることができるので、いちご狩りに行きたいけど寒い時期は苦手…という人でも楽しめるようになっているのでおすすめです。
(*いちごの美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちごは夏は食べられないの?
冬から春が旬のいちご。ケーキ屋さんでは一年中ケーキの上にはいちごがのっているのに、私たちは夏にいちごをスーパーで買って食べることはできませんよね。旬の季節から外れた夏のいちごはどこで手に入れることができるのか、紹介しましょう。