栗の英語「マロン」は間違い?ザリガニを意味する?なんで誤解が広まったの?

栗の英語は「マロン」だと思っていませんか?実は英語「マロン」は「ザリガニ」を意味します。今回は、栗の正しい英語表現や、栗=マロンのイメージが定着した原因を紹介します。栗にまつわる誤った認識「栗のケーキ=モンブラン」についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 栗の英語「マロン」は間違い?
  2. 栗の英語「マロン」の誤った認識は「マロングラッセ」が原因
  3. 栗の英語表現は「chestnut(チェスナット)」
  4. 英語「マロン」は「ザリガニ」を指す
  5. ちなみに栗のケーキ=「モンブラン」でもない
  6. 栗を「マロン」と言い間違えないようにしよう

栗の英語「マロン」は間違い?

秋になると栗を使ったお菓子が市場にたくさん出回り、マロンクリームと名称がついているものもあります。そのため、栗の英語表記がマロンであると思い込んでいる人も少なくないでしょう。ここでは、栗の英語表記がマロンで正しいのかについて説明します。

栗の英語「マロン」の誤った認識は「マロングラッセ」が原因

日本では栗の英語表記がマロンと認識された背景には、フランス菓子でも人気商品の一つであるマロングラッセが国内で作られるようになったことがあります。フランスでつくるマロングラッセは、栗ではなくマロンと呼ばれる、マロニエ(marronier)から採れる栃の木の実を使ったものです。

しかし日本にマロングラッセが伝わった際に、栃の木の実が入手しにくかったため、栗で代用しました。その際にマロングラッセの名称だけが残ったため、栗の英語表記がマロンと思い込む人が増えたのです。

栗の英語表現は「chestnut(チェスナット)」

栗の正しい英語表記はチェスナット(chestnut)で、フランス語ではシャテーニュ(Chataigne)といいます。外来語が多い日本においては、マロンは栗の和製英語として定着していますが、そもそもはフランス語でお菓子をさす言葉であり、共に海外では通じません。

英語「マロン」は「ザリガニ」を指す

マロンという単語は英語にもありますが、アメリカではザリガニを意味する言葉です。その綴りはmarronとフランス語と同じですが意味は大きく異なり、栗をさす単語ではありません。海外では、栗をマロンと呼ばないよう注意しましょう。

ちなみに栗のケーキ=「モンブラン」でもない

日本ではモンブランと聞くと栗のクリームが使われているケーキを連想しがちですが、これは正しい認識ではありません。モンブランはイタリアで発祥した、栗を潰してペースト状にしたものに生クリームをかけた、冷たいお菓子を意味していました。

現在はメレンゲまたはスポンジケーキの上に、生クリームあるいはチョコムースをのせ、栗のペーストなのでコーティングされたドーム型のお菓子全般をさします。つまり、栗がメインではないモンブランもあるのです。

(*モンブランとは何かについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

モンブランとは?栗のケーキではない?名前の意味・由来や発祥の歴史など解説!

栗を「マロン」と言い間違えないようにしよう

今回は栗の正しい英語表現や、栗=マロンのイメージが定着した原因を紹介しました。マロンはフランス語でも英語でも栗を意味しないのに、日本では和製英語として根付いています。しかしアメリカではマロンはザリガニを意味するので、栗の英単語として使わないように注意しましょう。

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