みかんを英語でいうと「オレンジ」は間違い!産地別に4種類の英語名がある!
みかんを英語でいうと何か知っていますか?間違って認識している方も多いかもしれません。今回は、「みかん」と「オレンジ」の関係性や、産地別の正しい英語名を紹介します。日本の温州みかんの英語表現も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
日本の温州みかんの英語表現は?
温州みかんとは、日本で広く知られ売られている一般的なみかんの正式名称であり、温州みかんにも様々な品種や系統が存在します。「温州」は中国でみかんの名産地として有名になった中国浙江省の温州と呼ばれる地名からきていますが、温州から日本へ伝来したのではなく、本種の原産地は日本です。
また、温州みかんは江戸時代初期に中国から伝来した早橘(ソウキツ)と満橘(マンキツ)などの柑橘類が偶然交雑されたことによってできた品種とされています。温暖な気候を好み、日本では関東より南側を中心に広く栽培されていますが、柑橘類の中では比較的寒さに強い品種でもあります。
①mandarin(マンダリン)
マンダリンの語源は、中国の当時の官僚が来ていた衣服の色がオレンジ色だったことに由来すると言われています。日本ではカラマンダリンが代表種であり、これは尾張系温州みかんにキングマンダリンをかけ合わせて作られた品種です。1955年に日本に導入され、主に4月下旬~5月に出荷されますが国産のものはまだ流通量が多くありません。
②satsuma(サツマ)
温州みかんが英語でサツマと言われるのには、様々な説があります。主な説として、原産地が鹿児島県の長島だとされていることからサツマと呼ばれるようになった説です。また、当時の在日アメリカ大使館職員の家族が温州ミカンの美味しさに感動し、この地域からみかんを持ち帰ってアメリカでサツマと紹介した説もあります。
みかんの英語表現は様々
日本のみかんは英語で「マンダリン」や「サツマ」など、様々な言葉で表現されています。また、みかんにはタンジェリンやクレメンティンなど沢山の品種があり、その見た目も味も少しずつ違います。オレンジとみかんは同じミカン科ミカン属なので混同されがちですが、違いを明確にしておくとそれぞれの美味しさがより感じられることでしょう。