アーリーレッドはどんな野菜?栄養成分や効能は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】アーリーレッドはどんな野菜か知っていますか?玉ねぎと違いはあるのでしょうか?今回は、アーリーレッドの〈旬・味わい・風味〉など特徴や、栄養成分・効能など紹介します。アーリーレッドの保存方法や美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ケルセチンもアントシアニンと同様、ポリフェノールの一種で、脂肪分解やコレステロールの低下などの効能があります。また硫化アリル同様、血液サラサラ効果もあって代謝が上がるので、ダイエットにも効果的です。ケルセチンには血糖値を下げ、抗酸化作用も見込めるので、ダイエットだけでなく成人病の予防にも期待できます。
ケルセチンは熱に強く、油と一緒に摂取すると吸収率がアップする成分のため、アーリーレッドを油炒めや天ぷらにすると効果的に摂取できます。他の栄養成分も逃さず摂るには、油分の含まれたドレッシングでサラダを食べると良いでしょう。(※3、4)
④カリウム
カリウムは体内に含まれる、不要な水分を体外に排出する効能がある栄養素です。そのためむくみが改善したり、デトックス効果も期待でき、ダイエット中の人には嬉しい成分です。また、塩分を取りすぎた時などはむくみやすくなるので、積極的に摂取すると良いでしょう。(※5)
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
玉ねぎ類に含まれているポリフェノールの中でもアントシアニンは赤玉ねぎ独特の成分。ケルセチンは赤玉ねぎの含有量がもっとも高く、次いで黄玉ねぎ、また、白玉ねぎにはほぼ含まれていないと言われています。
アーリーレッドの美味しい食べ方は?
アーリーレッドの特徴について紹介してきましたが、ここからはどのように食べたら美味しくて、その栄養素を効果的に摂取できるのかについて紹介します。
アーリーレッドは加熱より生食がおすすめ
前述した通り、アーリーレッドには加熱すると壊れてしまう栄養素が多く、紫の色も溶けて薄くなってしまうので、生のままサラダやスライスして食べるのがおすすめです。もし、辛味や臭いが気になる場合は、水に短時間さらしてください。ただし5分以上さらすと水溶性の栄養素がほとんど流れ出てしまうので注意しましょう。
アーリーレッドのレシピのおすすめ
アーリーレッドはサラダにして食べることが一般的で、それ以外のレシピが思いつかない人も多いかもしれません。ここでは、アーリーレッドの栄養素を無駄なく摂取できる生のままのアレンジレシピと、加熱調理するレシピの両方を紹介するので参考にしてみてください。
①アーリーレッドとツナのおつまみサラダ
晩酌時に好相性のアーリーレッドとツナの入ったおつまみサラダです。アーリーレッドをスライスし、ツナと混ぜるだけの簡単レシピで、味付けはオリーブオイルと塩胡椒だけです。お好みでベビーリーフやミニトマトなどを混ぜてください。
②アーリーレッドのマリネ
生のアーリーレッドとパプリカをマリネにしたレシピです。赤と黄色のカラフルなマリネで、おつまみやお弁当のおかずにも重宝します。保存性が高いので、冷蔵庫に入れれば常備菜にもなります。食欲のない時も爽やかな酸味で食べられる、夏にぴったりのレシピです。