コロッケは何語?英語じゃない?なんと言うのが正解?
コロッケは何語か知っていますか?実は英語ではありません。今回は、コロッケの起源・発祥や由来から、英語で言うとどう表現できるか紹介します。トンカツやエビフライなどのコロッケ以外の英語表現も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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コロッケは何語?英語?
日本人には馴染みのある料理のコロッケは、日本料理と違ってカタカナなので日本語の料理名ではないことは分かりますが、一体どこの国の言葉なのでしょうか。ここからは、コロッケの発祥地や語源などのルーツを紹介します。
コロッケはフランス語・オランダ語
コロッケは、英語ではなくフランス語またはオランダ語の言葉に由来しています。しかし、フランス語やオランダ語では「コロッケ」とは言わないようです。ここではコロッケの起源・発祥のほか、日本に伝わった由来を紹介します。
コロッケの起源・発祥は「クロケット」
日本で人気のポテトコロッケは、海外からの料理を日本風にアレンジした日本発祥の洋食料理になります。しかし、コロッケという料理自体は、フランスのクロケット(croquette)が起源になっていると言われています。
このクロケットは、日本のコロッケで言うとポテトコロッケよりもクリームコロッケに近く、生地に粒の細かいパン粉をまぶしてオーブンで加熱する料理です。クロケットは様々な国に広がり食べられていますが、各国の材料や作り方で形や味に違いがあります。
コロッケが日本に来た由来
前述したようにコロッケは、フランス料理のクロケットが起源ですが、このクロケットはフランスからではなくオランダから日本に伝わりました。伝わったのは明治時代のことで、文明開化とともに海外からさまざまな文化と共に肉食を中心とした西洋料理の食文化が入ってきたそうで、その中の1つがコロッケです。
オランダには日本よりも早い時期にクロケットがフランスから伝わり、オランダでは挽き肉を混ぜてフランス風のクロケットを作っていました。それが日本に伝わり今のコロッケになったと言われています。そのため当時、日本人にとってコロッケはオランダ料理という認識だったようです。
コロッケを英語でいうと?
コロッケはフランス語またはオランダ語の「クロケット」に由来した言葉であることがわかると、英語でコロッケをどのように表現するのか気になる人もいるでしょう。ここではコロッケの英語表現について紹介します。
コロッケの英単語はない
フランス・オランダから由来したクロケットを独自にアレンジして作られたコロッケは、日本独自の料理名なのでこれにあたる英単語はありません。また、語源が英語ではないので、コロッケをカタカナ読みのままで伝えても英語圏の国では通じないので気をつけましょう。コロッケの英語表現については後述するので参考にしてください。
コロッケの英語表現は?
英語で「コロッケ」を説明するときの表現方法は、以下の通りです。
①croquette:クロケット
②Croquette is fried food:コロッケは揚げ物
③deep fried mushed potato:マッシュポテトを揚げた物
④deep fried mushed potatoes covered with bread crumbs:マッシュポテトをパン粉をつけて揚げた物
⑤deep fried breaded mushed potato mixed with fried minced meat and onions:マッシュポテトに炒めたひき肉や玉ねぎを混ぜ合わせ、パン粉で揚げた物
⑥breaded deep-fried mashed potato cake:パン粉をまぶしたマッシュポテトケーキ
⑦Japanese potato croquette:日本のポテトコロッケ
⑧Korokke:コロッケ
英語にはコロッケを表現する適合単語がなく、フランスの食べ物であるコロッケのフランス語Croquetteをそのまま用いて表現します。croquettと表現しない場合は「揚げたマッシュポテト」などと、料理の作り方などで表現することが多いようです。
また、crab-cream croquette(カニクリームコロッケ)やPumpkin croquette(かぼちゃコロッケ)など英語で分かりやすい食材が料理名に入っていると表現しやすくなります。ちなみに日本の料理に興味のある外国人は、Korokke(コロッケ)やPanko(パン粉)などの単語を理解していて、日本語の発音で通じることも多いです。