奈良漬は洗う?洗わない?美味しい食べ方や酒粕の再利用法まで紹介!
奈良漬は洗う・洗わないどっちがいいのでしょうか?今回は、奈良漬を洗うメリット・デメリットに加え、水で洗わないで風味を抑える方法や奈良漬の美味しい食べ方・切り方を紹介します。奈良漬の賞味期限・保存方法や残った酒粕の再利用法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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奈良漬は食べる前に洗う?洗わない?
奈良漬は酒粕の中で長期間熟成させた香り豊かな保存食で、酒粕に包まれた状態で売られています。そんな白瓜等の美味しく漬かった奈良漬は、表面に付いた酒粕を水で洗うのが適切なのでしょうか。それとも、洗わないでそのまま切るのが適切なのでしょうか。今回は、奈良漬は洗った方がよいのかどうかについて解説します。
奈良漬を洗うメリット・デメリットを比較!
奈良漬の表面に付いた酒粕は見た目や香りが独特なため、酒粕を付けたまま食べるというのが気になって水できれいに洗いたいと考える人は多いかもしれません。ここでは、奈良漬を洗うことのメリットとデメリットについて説明します。
奈良漬を洗うメリット
奈良漬の表面の酒粕を洗うと、次のようなメリットがあります。
・見た目がきれい
・酒粕の独特の風味が薄まり、食べやすくなる
奈良漬に限らず食材の表面を洗わないと気が済まないというきれい好きな人にとっては、奈良漬を洗う食べ方のメリットは大きいと言えます。また酒粕の独特の香りが少し苦手な人も、水で洗うことでその風味が薄まって食べやすくなります。
奈良漬を洗うデメリット
奈良漬を洗うことには上記のようなメリットがある一方で、奈良漬の表面の酒粕を洗い流してしまうことで次のようなデメリットがあります。
・水っぽくなる
・独特の風味や旨味がなくなる
・酒粕の栄養分が摂取できない
・保存期間が短くなる
奈良漬を洗うと全体的に水っぽくなり、酒粕の熟成された風味や旨味が逃げてしまいます。また酒粕自体に含まれる生きた酵母や乳酸菌類を取り除いてしまうのは、栄養的にもったいないと言えます。さらに奈良漬は酒粕の乳酸発酵によって表面が酸性となることで雑菌の繁殖が抑えられているため、これを洗い流すと保存があまりきかなくなるため注意が必要です。
奈良漬を水で洗わないで風味を抑えるには?
奈良漬は水で洗わない方がメリットが大きいとわかりましたが、どうしても酒粕独特のアルコールの風味が苦手な人はいます。ここでは、水で洗わずにこの酒粕の風味を抑えたいときにはどうすればよいのかについて説明します。
奈良漬についた酒粕をキッチンペーパーなどで拭き取るのがおすすめ
奈良漬についた酒粕を水を使わずに落とすためには、キッチンペーパーで丁寧に拭き取ることをおすすめします。また表面の酒粕を取り除いて食べやすい大きさに切って冷蔵庫で2~3日置いておくと、奈良漬の酒粕の独特の風味がかなり抑えられるので、苦手な人も食べやすくなります。
奈良漬の美味しい食べ方・切り方は?
奈良漬はご飯のお供や酒のつまみに最高の一品のため、美味しい食べ方と切り方を知っておくと便利です。ここでは、奈良漬を袋から取り出すところから切るところまで、適切な手順を紹介します。
奈良漬の食べ方・切り方の手順
奈良漬の食べ方・切り方の手順は、以下の通りです。
①奈良漬が包まれたビニールをまな板の上で広げる
②食べる分量だけ包丁で切り出す
③食べる方に付いている酒粕をゴムベラ等で拭い、残す方の奈良漬の切り口等に塗る
④残った奈良漬は酒粕に包まれた状態でビニールに再度丁寧に包み、冷蔵庫で保存する
⑤食べる奈良漬はまな板に置き、表面についた酒粕をさらにキッチンペーパーで丁寧に拭く
⑥3mm~5mmの厚さに切って、皿に盛り付ける
まず、奈良漬は食べる分量だけ切り出しましょう。水で洗うと風味が損なわれるため、表面に付いた酒粕はキッチンペーパーで拭ってから切ります。この時、表面に酒粕が薄く残っている状態がベストです。残った奈良漬は酒粕で丁寧に包んで保存すると、品質が悪くなることはありません。