チャーハンと焼き飯の違い・使い分けとは?味・具材・作り方など比較して紹介!
焼き飯とチャーハンの違いを知っていますか?どちらも余り物で簡単に作れるメニューですが、今回は、焼き飯とチャーハンを〈発祥の歴史・具材・作り方〉などで違いを比較して紹介します。焼き飯とチャーハンの簡単レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
チャーハンと焼き飯って別物?
チャーハンや焼き飯と言えば、休日のお昼ご飯に冷蔵庫の余り物でパッと作る料理のイメージです。今回は、同じ料理に思える2つの料理に違いがあるのかについて説明するので、それぞれの料理について一緒に学びましょう。
チャーハンについて
まずは、中華料理の王道であるチャーハンについて紹介します。中華料理屋に行くと必ず注文するという方も多いチャーハンの生まれた歴史や、使われている具材などについて確認していきましょう。
チャーハン発祥の歴史
チャーハンは中国が発祥の料理で、漢字で書くと「炒飯」となります。その歴史は古く、7世紀の初めには「砕金飯」という名称でチャーハンらしき料理が記載されているのです。チャーハンが一般的になったのは10世紀の後半頃と言われており、強い火力を出すことができる「石炭窯」が料理に用いられるようになったことがキッカケでしょう。
一方、チャーハンが日本に伝わったのは7世紀~9世紀頃と言われています。平安時代の書物に「ごま油で米を炊く」というチャーハンと推測される料理の調理法が記載されていますが、当時は普及しませんでした。日本でチャーハンが一般的に広まったのは明治時代以降のことになります。
チャーハンの具材
中華料理屋のチャーハンに使われる具材として一般的なのは、卵、焼き豚などの肉類、ネギなどの野菜、エビなどの魚介類でしょう。一方、家庭で作るチャーハンの場合は冷蔵庫に余っている食材を何でも使うのでこの限りではありません。それぞれの家庭で具材に違いのある、オリジナルのチャーハンが作られていることでしょう。
焼き飯について
チャーハンと比べて家庭的なイメージのある焼き飯は、関西の家庭料理の定番とも言えるメニューです。一方で、関東の人にとってはあまり馴染みのない料理かもしれません。焼き飯発祥の歴史についてや使われる具材など、焼き飯の基本的な情報について紹介します。
焼き飯発祥の歴史
焼き飯が生まれたのは関西地域と言われています。関西ではお好み焼きや焼きそばなどの鉄板料理が広く普及しており、鉄板でご飯を焼くメニューを「焼き飯」と呼んだことが発祥となります。家庭では鉄板を使うことは少ないですが、お店のイメージをそのままに焼き飯という名前で関西を中心に普及したのでしょう。
焼き飯の具材
焼き飯に使われる具材にチャーハンとの違いはほとんどありません。卵にソーセージなどの肉や野菜、ちくわなどが使われることもあるでしょう。家庭で焼き飯を作る場合は、冷蔵庫の在庫消費に一役も二役も買ってくれる便利な料理です。
チャーハンと焼き飯の違いは結局?
発祥の歴史が違うものの使われている具材や作り方がほとんど一緒であるチャーハンと焼き飯には、違いがあると言えるのでしょうか。世間的にはチャーハンと焼き飯が同じ料理として扱われることも多いですが、実は2つの料理には決定的な違いがあるので一緒に確認していきましょう。