きび砂糖とは?三温糖・白砂糖などと違いは?危険と言われる理由なども紹介!
きび砂糖はどんな砂糖か知っていますか?さとうきびから作られる砂糖です。今回は、きび砂糖の〈味わい・風味〉など特徴を〈白砂糖・黒糖・三温糖・てんさい糖〉などと比較して紹介します。きび砂糖が危険と言われる理由や、使い方・活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
(*きび砂糖とてんさい糖の違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
きび砂糖を代用するならどの砂糖がいい?
きび砂糖を代用するのにおすすめなのは白砂糖です。元々の原料が同じで、製造過程が違うだけなので、他の砂糖よりも代用がしやすいでしょう。なお、代用する時に注意すべき点は、きび砂糖は白砂糖とは若干味が違うところです。白砂糖の方が洗練される味にはなるものの、まろやかさやコクが足りない場合があるので、他の調味料などで調整しましょう。
きび砂糖は危険って本当?理由は?
きび砂糖は消化吸収がゆるやかでミネラルが多く含まれている等、健康面でメリットが多くありますが、対照的に危険な部分もあるようです。ここではきび砂糖の危険要素について詳しく見ていきます。
①他の砂糖同様にカロリー・糖質が高い
カロリー | 糖質 | |
きび砂糖 | 396kcal | 98.8g |
上白糖 | 384kcal | 99.2g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記は、きび砂糖と白砂糖100g当たりのカロリーと糖質を表にしたものです。きび砂糖は上白糖に比べて健康に良い面もありますが、糖質はわずかな差しかなくカロリーに関しては白砂糖よりも多いです。ミネラルなどを含む面では他の砂糖に比べて健康に良いですが、食べ過ぎはカロリーオーバーや糖質の過剰摂取につながるので避けましょう。
②ボツリヌス芽胞が含まれる可能性が0ではない
きび砂糖は精製されていない砂糖で、精製されている白砂糖と比べるとボツリヌス芽胞が含まれている可能性があります。腸内細菌が不十分な乳児がこの芽胞に侵されると、便秘や全身脱力からくる首の据わりの悪さなどの症状を引き起こすため、乳児に与える食事への使用は危険を伴います。
なお、きび砂糖の他に黒糖とてんさい糖も精製されていないため注意が必要です。特に、黒糖は砂糖の中でも乳児ボツリヌス症を発症する確率が高いため乳児に与えるのはやめましょう。
きび砂糖の使い方・活用レシピ
きび砂糖は上手く使えばおかず以外にも通常の砂糖のように美味しく仕上げられます。ここでは、きび砂糖を活用したレシピを3つ紹介します。
①きび砂糖入り黒ごまプリン
きび砂糖のようなやさしい甘さは和の素材を生かしたデザートに向いています。きび砂糖のコクと黒ごまの香ばしい風味が相性抜群で、黒ごまをメインにしたプリンが苦手な人でも美味しく食べられるようになっています。