キャノーラ油とは?原料やサラダ油と違いは?体に悪い・危険と言われる理由についても紹介!

キャノーラ油はどんな特徴の油か知っていますか?サラダ油と違いはあるのでしょうか?今回は、キャノーラ油の原料「キャノーラ」についてや、体に悪い・危険と言われる理由についても紹介します。キャノーラ油を代用できるより健康的な油も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. キャノーラ油とは?どんな特徴の油?
  2. キャノーラ油はの菜種油の1種
  3. キャノーラ油の原料「キャノーラ」とは?
  4. キャノーラ油の味わい・風味など特徴
  5. キャノーラ油とサラダ油の違いは?
  6. サラダ油とは
  7. キャノーラ油はサラダ油の1種で基本的に違いはない
  8. キャノーラ油は体に悪い・危険って本当?理由は?
  9. ①マウスの実験では記憶障害に繋がると判明した
  10. ②カロリーが高い
  11. ③トランス脂肪酸が含まれる
  12. キャノーラ油より健康的な油は?代用できる?
  13. ①バージンオリーブオイル
  14. ②えごま油
  15. ③米油
  16. キャノーラ油は正しく使おう
サラダ油とは?名前の由来や原料は?使い方やキャノーラ油との違いについて紹介!

キャノーラ油は体に悪い・危険って本当?理由は?

キャノーラ油は不飽和脂肪酸をバランス良く含み、理想的な油であるとかつては言われてきました。しかし健康に悪影響を及ぼす原因がいくつかあり、国内や海外でも研究論文が発表されています。ここからはキャノーラ油の危険性について詳しく解説します。

①マウスの実験では記憶障害に繋がると判明した

キャノーラ油は、過去に行ったマウスの実験では摂取によって記憶障害に繋がることが判明しています。これは2017年に米国テンプル大学が発表したもので、アルツハイマー病の原因物質の「アミロイドβ42」が、キャノーラ油を摂取させたことで脳に多く沈着したという報告です。

キャノーラ油を摂取させたラットでは、脳を守る働きがあるたんぱく質「アミロイドβ1-40」が減少し「アミロイドβ42」が脳に沈着し、神経機能障害や神経細胞の減少、記憶障害へ繋がったと発表されています。

また、国内の研究でも脳卒中ラットの寿命の短縮にキャノーラ油が影響したという報告が、名古屋市立大学薬学部と岐阜薬科大学から発表されました。

②カロリーが高い

キャノーラ油に限ったことではありませんが、油は1グラム当たり9キロカロリーと、たんぱく質と糖質が1グラム当たり4キロカロリーであるのに比べてかなり高カロリーです。キャノーラ油は揚げ物に多く使用さるので、食材の内部に大量の油が流れ込みます。ダイエット中の方は特に避けた方が良いでしょう。

また、揚げ油は酸化が進み活性酸素を多く含み老化や肌荒れ、動脈硬化、がんの発生などの原因となります。美容や健康に影響するので毎日揚げ物を食べる方は注意が必要です。

③トランス脂肪酸が含まれる

トランス脂肪酸は天然の油脂に水素添加を行った加工油脂のことで、マーガリンやショートニングなどがこれに当たります。また、トランス脂肪酸は揚げ物などの高温調理を行った時にも発生し、脂質異常や脳血管障害などを引き起こす原因食品としてアメリカでは使用が禁止されている油脂です。

国内のキャノーラ油の90%以上は「ノルマルヘキサン抽出法」という製法で作られています。ノルマルヘキサンとは石油原料の無色透明の液体で、石油系化学物質に浸して生産されるため、その影響でキャノーラ油の中にもトランス脂肪酸が生成されます。

一方、国産の菜種油は「玉締め絞り」という化学的な抽出法とは違い自然な製法で作られており、トランス脂肪酸は含まれません。更に2004年には「キラリボシ」という無エルシン酸でグルコシノレートが極めて低い品種が種苗法で解禁となりました。遺伝子組み換えの危険性もなく、国産菜種油はキャノーラ油より安全性が高いと評価されています。

キャノーラ油より健康的な油は?代用できる?

キャノーラ油の特徴について解説してきましたが、体への悪影響も多数あることから、他の油で代用できるのかと考える人も多くいるでしょう。そこで、おすすめの油を3つ厳選し紹介していきます。

①バージンオリーブオイル


*購入サイト|楽天市場*
日清オイリオ ボスコ オーガニックエキストラバージンオリーブオイル 228g 1本

オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸のオレイン酸を多く含みます。地中海の人々が食事を多く摂り、ワインを多飲しても心臓病の発症が少ないのはオリーブオイルのおかげと言われています。オリーブオイルは悪玉コレステロールだけを低下させ、善玉コレステロールは低下しません。

イタリアでは新鮮な魚介類や野菜をオリーブ油、ニンニク、トウガラシなどで調理するので、相乗効果で体に良いとも考えられます。

②えごま油


*購入サイト|楽天市場*
太田油脂 えごまオイル 180g

えごま油は魚油に多く含まれるn-3系の必須脂肪酸であるαリノレン酸を多く含みます。αリノレン酸は脳細胞の栄養源であるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)の原料となります。

そのほか、αリノレン酸は動脈硬化の予防、コレステロールの改善、免疫の改善、がんの予防など、健康維持には欠かせない作用がとても多い成分です。えごま油は熱に弱いというデメリットがあり、生野菜サラダや和え物など火を通さない料理に使われます。

関連する記事