防カビ剤「イマザリル」とは?毒性があり危険?妊娠中は避けるべきかも解説!

「イマザリル」とは何か知っていますか?防カビ剤として使用される食品添加物です。今回は、イマザリルの毒性・危険性や、使用基準とその用途にくわえ、除去する方法についても紹介します。イマザリルは妊娠中は避けるべきかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 食品添加物「イマザリル」とは?
  2. イマザリルは防カビ剤として使用される食品添加物
  3. イマザリルの毒性は?危険?
  4. イマザリルは致死量20gと危険性が高いため国で厳しく取り締まられている
  5. イマザリルの使用基準と用途
  6. イマザリルは特定の果物にのみ添加物としての使用が許されている
  7. イマザリルを使用した場合は表示義務が課せられている
  8. イマザリルは農薬として使用されることもある
  9. イマザリル使用の果物は妊娠中は避けるべき?
  10. 国の検査をクリアしているため食べたとしても問題はない
  11. イマザリルを除去する方法はある?
  12. イマザリルの除去は果物を水洗いより下茹でがおすすめ
  13. 果物の皮を剥くことでもほぼ除去することができる
  14. イマザリルについてよく知ろう

食品添加物「イマザリル」とは?

食品添加物として使用されているイマザリルは、その名前を聞いたことがない人も多いかもしれません。ここではイマザリルの特徴や効果を紹介します。

イマザリルは防カビ剤として使用される食品添加物

イマザリルは主に果物に使用され、カビが生えないように防カビ剤として使用される食品添加物です。オレンジやバナナなど海外産の果物は輸送時間が長いため、途中でカビが生えないように皮の部分にイマザリルを使用します。日本国内で生産された果物は輸送時間が短いためカビが生える心配もなく、イマザリルの使用はほとんどありません。

輸入品の果物に関してはイマザリル以外にも、防カビ効果や腐敗を予防するために食品添加物が使用されることがあります。特に柑橘類は果物に使用した食品添加物の名前が入ったラベルが貼ってある場合もあるので、注意して見てみるとよいでしょう。

イマザリルの毒性は?危険?

防カビ剤としての効果を持つイマザリルですが、食べても人体に影響のないものなのでしょうか。ここではイマザリルの毒性や、多量摂取の危険性について紹介します。

イマザリルは致死量20gと危険性が高いため国で厳しく取り締まられている

防カビ効果の高いイマザリルは毒性も高く、わずか20gで致死量に達するため、その危険性から取り扱いに関しては国で厳しく取り締まられています。イマザリルの多量摂取による中毒症状としては吐き気が主な症状で、目に入ってしまった場合は目が赤くなる場合や、痛みを発する場合もあります。

またイマザリルは多量摂取による発がん性が疑われている他、妊婦が多量摂取をした場合には胎児の先天性障害を引き起こす懸念があるとされていますが、科学的に立証されていません。

イマザリルの使用基準と用途

防カビ剤として使用されるイマザリルは、どのような場面で使用されるのでしょうか。ここではイマザリルの使用基準と用途について紹介します。

イマザリルは特定の果物にのみ添加物としての使用が許されている

イマザリルは食品衛生法によって使用基準が設けられており、柑橘類とバナナにのみ使用が許可されています。主に輸入品の柑橘類やバナナに対して使用されるイマザリルは、厚生労働省によって残留基準が設けられています。基準値以上のイマザリルを使用した果物が、日本で販売されないように日々検査が行なわれているのが現状です。

イマザリルを使用した場合は表示義務が課せられている

また厚生労働省は残留基準を設けるほかにも、イマザリルを使用した果物は必ず使用を明言する表示義務を課しています。袋売りの場合はシールなどを用いて袋に記載し、バラ売りの場合は値札や店頭のポップなどにイマザリルを使用していることが必ず表示されています。

イマザリルは農薬として使用されることもある

防カビ剤として使用されることの多いイマザリルですが、海外では果物に対する農薬として使用される場合もあり、イマザリルの使用が気になる方は注意が必要です。しかし、農薬としてのイマザリルにも厚生労働省により残留基準が設けられています。また日本では農薬登録がされていないため、イマザリルを農薬として使用することはありません。

イマザリル使用の果物は妊娠中は避けるべき?

イマザリルは人体への影響がはっきりと分かっていないうえに胎児への影響も懸念されますが、イマザリル使用の果物は妊娠中は避けたほうが良いのでしょうか。ここでは、イマザリル使用の果物を食べることの是非について解説します。

国の検査をクリアしているため食べたとしても問題はない

日本へ輸入されているイマザリルを使用した果物は使用基準、残留基準をともに満たしたものになります。日本は特に輸入品の農薬や食品添加物に対して厳しい基準を設けているため、母体や胎児に影響があるほどイマザリルが付着している可能性は低く、妊娠中に食べても問題はないでしょう。

妊娠中はつわりなどで特に柑橘系をたくさん食べたくなり、多量摂取にならないか心配するケースもあるかもしれません。しかし、国内ではイマザリルの多量摂取で中毒症状を起こした例は報告されておらず、日本で流通している柑橘類を食べる分には全く問題がないといえます。

イマザリルを除去する方法はある?

人体に大きな影響がないと分かっていても、イマザリルに限らず食品添加物自体をなるべく除去したいと考える方もいるでしょう。ここではイマザリルの除去法を紹介します。

イマザリルの除去は果物を水洗いより下茹でがおすすめ

イマザリルをはじめとした防カビ剤の除去方法について、以下のようなテストが行なわれています。

輸入かんきつ類の果皮に残留している防かび剤について、北海道消費者協会が効果的な洗浄方法を調べるテストを実施した。オレンジの皮を使い、「水洗い」「洗剤洗い」「塩もみ」「ゆでる」の四つの方法を試した結果、ゆでる方法が最も除去率が高いことがわかった。

果物の皮に付いた農薬や食品添加物が気になる場合、食べる前に水洗いをしたり塩をもみこんで洗ったりする方法が一般的ですが、最も効果があったのは茹でる方法でした。イマザリルを除去できる効果的な茹で方は以下になります。

果皮のみを水2リットルに10分間浸し、熱湯1リットルで10分間ゆでる。その後、流水で30秒すすぎ、水分をふき取る。

オレンジのジャムやレモンの蜂蜜漬けなど、皮ごと使用する料理の場合は先に下茹でをしておくことでイマザリルをなるべく除去し、安全に食べられます。塩もみをしてから下茹でを行なうなど、2つの方法を組み合わせるのもおすすめです。

果物の皮を剥くことでもほぼ除去することができる

イマザリルはほぼ皮にしか付着していないため、皮を剥けばほとんどのイマザリルを除去することができます。皮ごと食べる場合は下茹でや水洗いなど他の方法を用いた方がよいですが、果実だけを食べる場合は皮を剥くだけで問題ありません。

イマザリルについてよく知ろう

今回はイマザリルとはどんな食品添加物なのか、毒性や使用基準、除去方法について紹介しました。イマザリルは人体への危険性を持つ食品添加物ではあるものの、日本では厳しく取り締まりが行われているので、過度に心配する必要はありません。付着が気になる場合は、紹介した除去方法をぜひ活用してみてください。

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