ソースカツ丼の発祥の地とは?様々な説を普及の歴史とともに紹介!

ソースカツ丼は約100年の歴史を持つ料理だと知っていますか?今回は、ソースカツ丼の〈福井・福島・長野〉など発祥の地とされる地域について日本に普及した歴史とともに紹介します。ソースカツ丼が有名な県についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. ソースカツ丼とは?
  2. ソースカツ丼は1920年頃にできた歴史を持つ料理
  3. ソースカツ丼の発祥の地はどこ?
  4. 説①福井県(東京早稲田)
  5. 説②福島県会津
  6. 説③長野県|伊那・駒々根
  7. 説④群馬県桐生
  8. 他のソースカツ丼が有名な県は?
  9. ①栃木県(足利)
  10. ②愛知県(名古屋)
  11. ③岡山県
  12. ④新潟県
  13. ソースカツ丼は地域によって様々!

ソースカツ丼とは?

カツ丼と聞くと卵でとじたカツ丼を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は地域によってはソースカツ丼を思い浮かべる人の方が多くなるようです。ここではまず、ソースカツ丼の歴史について紹介します。

ソースカツ丼は1920年頃にできた歴史を持つ料理

ソースカツ丼は丼ご飯の上にカツを乗せ、ソースをかける料理で、特定の地方の名物料理ともなっています。発祥については諸説ありますが、1920年頃にできた料理だとされていて、実に100年以上の長い歴史を持ちます。ソースカツ丼の決め手となるソースはウスターソースをベースに香辛料や調味料を加えたものです。

ソースカツ丼の発祥の地はどこ?

長い歴史を持つソースカツ丼ですが、同じようなレシピで各地域の名物として広まっており、発祥地だと名乗りを上げる地域がいくつかあります。ここではソースカツ丼の発祥地だとされるいくつかの地域について詳しく紹介します。

説①福井県(東京早稲田)

出典:http://yo-roppaken.gourmet.coocan.jp/

発祥地とされる場所の一つは福井県で、県内にあるヨーロッパ軒のソースカツ丼は、福井県民のソウルフードと言えます。元々ヨーロッパ軒は東京早稲田にあったお店で、福井県出身の高畠増太郎がドイツでの料理留学を終え、日本に帰国したのちに開店したお店でした。

そこでソースカツ丼が提供されていたことから、ヨーロッパ軒を発祥とする説が有力となっています。なお、ヨーロッパ軒は関東大震災を経て早稲田から故郷の福井に戻って地元に根付いたため、発祥地に関しては東京早稲田とする説もあるようです。

早稲田のヨーロッパ軒で提供されたソースカツ丼は薄くスライスした豚肉に目の細かいパン粉をまぶしてラードで揚げ、秘伝のソースにくぐらせてからご飯に乗せるのが特徴です。

説②福島県会津

出典:http://kiri4649.web.fc2.com/so-su.html

福島県会津も発祥の地とされる場所の一つで、昭和初期の1930年に会津のソースカツ丼の元祖とされる「若松食堂」が創業しました。福島県のソースカツ丼の提供店の有志で結成された伝統会津ソースカツ丼の会によると、洋食屋のコックがウナギのかば焼きからヒントを得て、とんかつを甘辛いソースにくぐらせてご飯に乗せたのが始まりだと言われています。

会津のソースカツ丼はキャベツの千切りをカツの下に敷くのが特徴で、このようにソースカツ丼にキャベツを最初に入れたのが会津の若松食堂だと言われています。

説③長野県|伊那・駒々根

ソースカツ丼の発祥地としては、長野県の伊那・駒々根も有力な候補地の一つです。昭和3年に開店した駒ヶ根にある飲食店「喜楽」がソースカツ丼の発祥とされています。初代の店主が当時流行だった洋食の波に乗り、考案された料理がソースカツ丼でした。駒ヶ根のソースカツ丼はご飯の上に千切りキャベツを敷き、秘伝のたれにくぐらせたカツを乗せるのが特徴です。

説④群馬県桐生

出典:http://www.sitamiya.com/menu-1.html

群馬県桐生もソースカツ丼の発祥地とされる地域で、別名上州カツ丼とも呼ばれています。元祖は「志多美屋」という飲食店で、80年以上も続く歴史のある地元の老舗です。桐生のカツ丼はご飯の上にソースにくぐらせたカツのみというシンプルな見た目で、キャベツは入っていません。

他のソースカツ丼が有名な県は?

ここまで説明してきた発祥の地とされる地域以外にも、ソースカツ丼が名物となっている地域がいくつかあります。ここでは、ソースカツ丼が有名な県とそれぞれの特徴を紹介します。

①栃木県(足利)

出典:http://kyoudo-ryouri.com/food/2497.html

栃木県足利市でもソースカツ丼が名物料理となっており、県産コシヒカリの上にキャベツと、程よくたれに絡んだ一口サイズのヒレカツを乗せるのが特徴です。足利市には市内に複数の人気店が存在し、ソースの味が違ったりレモンが乗っていたりするなど店によっても特徴があるので食べ比べもおすすめです。

②愛知県(名古屋)

出典:https://www.misokatu-kanou.com/item/a003/

愛知県名古屋市内でも、味はほんのり甘く食べやすいソースカツ丼が親しまれています。このソースカツ丼は、昭和24年創業の「叶」という店が発祥の味噌ベースのソースを使ったカツ丼です。

天丼からヒントを得て、醤油味のたれではなく名古屋の名物食材である八丁味噌を使ったソースを使った料理を作ろうとしたことをきっかけに考案されました。キャベツは乗っておらず、ロースとんかつに味噌だれが多めに乗っているのが特徴です。

③岡山県

出典:https://www.okayama-kanko.jp/gourmet/10225

岡山県のソースカツ丼は、ご飯の上にとんかつとデミグラスソースを乗せた岡山の名物で、デミカツ丼と呼ばれています。昭和6年創業の「野村」というとんかつ屋が発祥として知られており、当時の店主が帝国ホテルのドミグラスソースを食した際に、この味を地元の人にも食べてほしい思ったことから誕生しました。

④新潟県

出典:http://tarekatsu.jp/

新潟県のソースカツ丼はウスターソースなどのソースがベースではなく、醤油ベースの甘辛いソースにカツをくぐらせるのが特徴です。新潟は米の名産地ということもあり、丼のご飯にこだわる店も多く存在します。豚肉は店によって異なりますが、薄めで一口サイズの物が主流です。

ソースカツ丼は地域によって様々!

ソースカツ丼はその地域によって発祥や特徴が異なります。その地域を訪れた際には名物のソースカツ丼を味わってみましょう。また、ソースカツ丼は家庭でも作ることができるので、レシピを探して挑戦するのもおすすめです。

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