モルトビネガーとは?味はまずい?使い道や代用品の作り方・レシピを紹介!
モルトビネガーはどんな調味料か知っていますか?今回は、モルトビネガーの〈味わい・原料〉など特徴や、料理への使い道・用途を紹介します。手元にないときのモルトビネガーの代用品の作り方や活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
モルトビネガーとは?
モルトビネガーはイギリスで親しまれているお酢ですが、米酢とどう違うのでしょうか。気になる原料、製造方法、栄養成分や米酢と異なる味わいなどを紹介します。
モルトビネガーは麦芽が原料の酢
モルトビネガーは、米酢と違い麦芽を原料に作られるお酢で、その製造方法はビールの製造方法とよく似ています。ビールの場合は、ホップというビール独特の苦みや香りを生む材料を加えるのが特徴です。モルトビネガーの場合は、ホップの代わりに米酢などの食酢作りに使われる代表的な酢酸菌を加えることで、強い酸味が生まれます。
モルトビネガーは、日本でもよく知られている黒酢を更に濃くしたような色をしています。蒸留された無色透明のものも売られており、やや穏やかな酸味です。
モルトビネガーの栄養成分・効能
お酢は体に良いことが知られていますが、麦芽から作られるモルトビネガーはどのような成分が含まれているか解説します。
・ビタミンB1
・ビタミンB3
・カリウム
・カルシウム
・銅
・食物繊維
食物繊維、カルシウム、カリウムは米酢よりも多く含まれ、生活習慣病の予防や体の調子を整える働きをします。ビタミンB1とB3は、健康的な皮膚を保つとともにエネルギー代謝を助ける働きをし、銅は赤血球を作るのに補助的な役割をしており、体に良い影響が期待できるお酢です。
モルトビネガーの味わいは?まずい?
米酢や穀物酢に親しんでいる日本人にとって、モルトビネガーの酸味はそれらより強烈に感じられるでしょう。しかし、酸っぱいだけではなく大麦の甘みを感じる深みのある味わいが魅力です。本場イギリスでは、揚げ物にかけるのがポピュラーな食べ方で、多くの人に親しまれています。
日本では知る人ぞ知る洋酢のモルトビネガーですが、洋風レシピの隠し味に使ったり、本場イギリスのように揚げ物にかけて食べている人もいて、米酢と同じように日本人の口にも合うお酢です。
Twitterの口コミ
そういえば日曜日はカレー作ったんだった忘れてた。煮込んで冷凍しておいた牛すじを使ったカレーとポテトフライとキャロットラペ。ラペに入れたモルトビネガーがちょっとしたほろ苦さを加えてくれて普段と変わった味がして美味しかった。ポテトフライにもモルトビネガーをかけて。 #きむこめし
Twitterの口コミ
ウォータリングホールのクレソンと厚切りベーコン、燻製卵のサラダ! モルトビネガーの酸味がめちゃくちゃ美味しい! http://30min.jp/place/2253760
モルトビネガーの使い道・用途は?
ぶどうが原料のはワインビネガーなどの洋酢は、ドレッシングの調味料や肉や魚を使った料理のソースとして使うことが多いお酢です。大麦から作られるモルトビネガーはどのような使われ方をするのでしょうか。モルトビネガーの合う料理を紹介します。
モルトビネガーが合う料理の例
イギリスでは、大麦から作られるモルトビネガーはどこの家にも常備されている調味料で、日本でいう米酢のような存在です。
・フィッシュ アンドチップス
・ピクルス
・ドレッシング
・タンドリーチキン
・煮込み料理
大麦の風味をまとったモルトビネガーは、パブに行っても、料理が出てくるときにタルタルソースなどと共に出てくるくらい人気の調味料で、特に揚げ物には欠かせません。モルトビネガーが合う料理の中でも、1番人気なのがフィッシュアンドチップスという揚げ物です。
イギリスではお皿に溜まるくらいかけるのが美味しいとされ、食事のお供になくてはならないお酢です。他にも上記のように、加熱、非加熱問わず、ソースの代わりやデザートにまで幅広く使われています。
モルトビネガーはどこで売ってる?
モルトビネガーは大麦由来のお酢ですが、一般的なスーパーの食酢コーナーには置かれていないことがほとんどです。ここではモルトビネガーがどこで売られているのかを紹介します。