「もりそば」と「かけそば」の違いとは?呼び分けられた由来・経緯を紹介!

「もりそば」と「かけそば」にどんな違いがあるか知っていますか?今回は、「もりそば」と「かけそば」を〈つゆ・由来・カロリー〉など違いを比較して紹介します。〈ざるそば・せいろそば・ぶっかけそば〉など他のそばの種類との違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 「もりそば」と「かけそば」って何が違うの?
  2. 「もりそば」と「かけそば」の大きな違いは「つゆ」!
  3. 「もりそば」と「かけそば」のつゆの違い
  4. 「もりそば」と「かけそば」が呼び分けられた経緯・由来
  5. カロリーに違いはある?
  6. 「もりそば」と「かけそば」以外のそばについて
  7. ①ざるそば
  8. ②ぶっかけそば
  9. ③せいろそば
  10. 「もりそば」「かけそば」など様々な種類がある

「もりそば」と「かけそば」って何が違うの?

お店に行くともりそばとかけそばの両方がありますが、この2つの違いがよく分からない人も多いかもしれません。実はもりそばとかけそばには大きな違いがあるので、違いを理解しておくと好みに応じて選びやすくなります。ここでは具体的な違いを解説するので、参考にしてみてください。

「もりそば」と「かけそば」の大きな違いは「つゆ」!

「もりそば」と「かけそば」の大きな違いは「つゆ」にあります。ここではもりそばとかけそばのつゆの違いや呼び方が分けられた経緯などについて紹介していくので、食べるときの参考にしてください。

「もりそば」と「かけそば」のつゆの違い

もりそばとかけそばのつゆの大きな違いは、つゆの提供方法にあります。もりそばはそばとつゆが別々の器に出てくるのが特徴で、大きな器にそばが盛り付けられ、そば猪口に入ったつゆにそばをつけて食べるのが一般的です。一方で、かけそばは最初からつゆがそばと一緒の器に入った状態で出てきます。

基本的にはもりそばは冷たく、かけそばは温かいことが多いので、体を温めるならかけそばの方が良いでしょう。お店によっては冷たいかけそばも販売されていることがあります。

「もりそば」と「かけそば」が呼び分けられた経緯・由来

「もりそば」と「かけそば」が呼び分けられた経緯は、江戸時代にまで遡ります。江戸時代にはもりそばしかなかったのですが、せっかちで忙しい当時の江戸っ子はそばをつけて食べるのを面倒に感じていたようです。そこで、最初からつゆをそばにかけて食べる方法で食べ始めたのがかけそばの始まりです。

かけそばは、最初はそばにつゆをぶっかけて食べる様子からぶっかけそばと呼ばれていましたが、やがて呼び方がかけそばに変わっていきました。なお、ぶっかけそばは元々は下品な食べ方とされており、忙しく働く人々の食べ方でしかなかったようです。

カロリーに違いはある?

もりそばとかけそばのカロリーの違いはそれほど大きくはなく、もりそばが1人前当たり361キロカロリー、かけそばが374キロカロリーとなっています。いずれも単体であれば一食分としてはカロリーが低めですが、天ぷらなどを一緒に食べるとカロリーが高くなってしまうので注意しましょう。

「もりそば」と「かけそば」以外のそばについて

そばには「もりそば」と「かけそば」以外にもさまざまな種類がありますが、中には違いがわかりにくいそばもあります。ここではそばの種類についていくつか紹介しましょう。

①ざるそば

ざるそばはもりそばとの違いについては、しばしば議論されることがあります。その違いとしては器とざるのどちらで提供されるかという点と、海苔がかかっているか否かの2点が挙げられることが多いようです。それ以外にも、つゆの材料の配合が微妙に違っており、ざるそばにはみりんが多めに入れられています。

値段もざるそばの方が若干高く、これはざるそばが食べられ始めた江戸時代にはみりんがまだ高価だったことと、ざるそばに高級感を持たせる為につゆの味を変えたことが理由でした。現在でもこの流れを受けて、ざるそばはもりそばよりも値段を高く設定して区別されることが多いようです。

(*ざるそばともりそばの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

「もりそば」と「ざるそば」の違いとは?海苔の有無?起源や値段など比較して紹介!

②ぶっかけそば

かけそばは、前述した通り元々ぶっかけそばと呼ばれていたものでした。しかし、現在ではぶっかけそばとかけそばは少し違った料理として出されるケースが増えているようです。かけそばは温かいそばであることが一般的ですが、ぶっかけそばは冷たいかけそばのことを指して呼ばれます。そのためぶっかけそばを出すのは夏限定のお店も多いのが特徴です。

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