銀杏の収穫時期・季節はいつ?拾い方のポイントや食べ方のおすすめを紹介!
銀杏が取れる銀杏拾いに最適な時期・季節はいつかを知っていますか?今回は、銀杏の旬の時期・季節や、銀杏の拾い方のポイント・注意点を紹介します。拾った銀杏の下処理・保存の仕方や食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
銀杏を拾う際のポイント・注意点
銀杏拾いをするにあたって、後で困らないように気をつけておきたいポイントがあります。ここでは、銀杏拾いをする際に注意してほしいポイントを2つ紹介します。
①素手で触らない
銀杏はかぶれることがあるので、絶対に素手で触ってはいけません。実は銀杏の果肉にはギンコール酸と呼ばれる、漆に含まれているウルシオールに似た物質が含まれており、これが肌につくことでアレルギーを発症してしまうのです。銀杏の果肉に触れてから、2~3日経過してからかぶれが出る人もいるので注意が必要です。
②銀杏のオス・メスを見分ける
銀杏にはオスの木とメスの木があり、実がなるのはメスのイチョウだけです。イチョウのオスとメスを見分けたい時には、落葉をみましょう。オスはズボン型と呼ばれており、葉の先が2つに分かれています。一方のメスはスカート型といわれ、葉先が丸みを帯びています。
オスの木の下をどんなに探しても、銀杏の実が落ちていることはありません。実がなるメスの木の落葉の下に銀杏の実が隠れていることが多いので、まずは葉をチェックしてメスの木を探してみましょう。
③拾う場所
銀杏を収穫するにあたり必ず配慮しなければいけないポイントの一つは、拾っても良い場所であることを確認することです。イチョウの木は学校や神社仏閣、大きな公園などで見かけることが多いですが、すべての場所で許可なく銀杏を拾えるわけではありません。特に神社仏閣や私有地で許可なく銀杏を拾うと、不法侵入や窃盗に該当するリスクがあります。
公共の公園や街路樹であれば問題ありませんが、判断に迷った時にはその場所の管理人に銀杏を収穫してよいかどうかを確認することをおすすめします。
銀杏を拾った後の下処理の仕方
拾った銀杏はそのまま食べることはできず、以下のような下処理を行う必要があります。
①大きめのボウルやバケツに水を入れ、銀杏を浸してからラップなどをかぶせる
②①を2~3日置き、銀杏の実をふやかす
③②をザルにあげ、表面の皮をこすり落とす
④皮を取り除いた銀杏の種子を、天日干しにして2~3日乾かす
銀杏の果肉は臭うので、水に入れてふやかしている間に臭いが拡散されないよう、ラップやごみ袋で覆うのがマナーです。また水でふやかしてもかぶれやすさは変わらないので、ゴム手袋をして作業しましょう。
拾った銀杏の保存方法
天日干しにして乾燥させた銀杏は、正しく保存して美味しく食べきりたいところです。また保存したい期間によっても、適した方法が異なります。ここでは、下処理をした銀杏の保存方法を2つ紹介します。
①冷蔵保存する場合
しっかりと乾燥させた殻付きの銀杏であれば、新聞紙に包んだり紙袋に入れたりすることで冷蔵保存が可能で、賞味期限は2週間程度です。スーパーにおいて銀杏が常温の場所で販売されていることがありますが、その場合は賞味期限が短くなるため、冷蔵庫に入れて保存することをおすすめします。
また冷蔵保存にあたっては、キッチンペーパーを軽く濡らし、銀杏の殻についた汚れをとっておきましょう。ジッパー付き保存袋などに入れて空気を遮断すると、カビが生えやすくなるので避けてください。新聞紙や紙袋がない場合は、キッチンペーパーで包んでから冷蔵庫に入れるのがおすすめでうるのがおすすめです。
②冷凍保存する場合
銀杏を長期保存したい場合は冷凍するのがおすすめで、汚れをとった殻付きのものをジッパー付き保存袋に入れれば3ヶ月ほど保存可能です。また銀杏の種子を殻から取り出し、塩茹でしてから薄皮をむいて粗熱をとってから冷蔵保存すると、賞味期限が6ヶ月まで延びます。
いずれの方法であってもジッパー付き保存袋からできるだけ空気を抜き、急速冷凍させるのがおすすめです。金属バットの上に銀杏の入ったジッパー付き保存袋を置き、冷凍庫に入れると急速冷凍できるので試してみましょう。銀杏を冷凍しても互いにくっつくことはないので、食べる分だけを取り出して解凍できます。