自家製「ラード」の簡単な作り方!使い道・活用レシピのおすすめも紹介!
【料理ブロガー監修】ラードは自宅で簡単に作れるのを知っていますか?ラードを使うことで料理がさらに美味しくなります。今回は、豚の背脂を使う自家製ラードの作り方やその保存期間・方法を紹介します。自家製ラードの使い道・料理レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ラードは自宅でも簡単に作れるの?
豚の背脂から精製されたラードは、料理のうま味を更に際立たせる調味料で、ラーメン店等でよく使われています。家庭ではあまり使うことがないラードは、自宅でも簡単に作ることができるのでしょうか。今回は自家製ラードの作り方やその保存期間について解説します。
自家製ラードの作り方は?
自家製のラードはどうやって作るのでしょうか。ここでは、ラードを作る際に必要な材料と作り方について紹介します。
材料
・豚の背脂1kg
・水100cc
作り方・手順
ラードの作り方は以下の通りです。
①豚の背脂を4~5cmの長さに切り分ける
➁豚の背脂と水を鍋に入れて中火で10分火にかける
③アクが出てきたらお玉で取り除く
④そぼろと脂身が分離してきたら、ざるを使って漉す
⑤キッチンペーパー等を使って更に細かく漉す
⑥漉した背脂をクリーム状に白く固まるまで冷蔵庫で冷やす
背脂を切る際は薄く切り分けた方が、火にかける時間の短縮に繋がります。火にかける時間は目安で1~2時間で、中火でじっくり煮ていきましょう。時々下の方から背脂をすくいあげてかき混ぜてください。
背脂を煮込んでいくと段々とラードがにじみ出てきますが、最初は白く濁ったような色をしています。水気が飛んでくると透明感が表れてくるので、水気が少なくなるまでしっかり煮込むことが成功のポイントです。
出たそぼろ肉の使い道
ラードを作る際にそぼろ肉はそのまま捨ててしまうのはもったいなく、様々な使い道があります。そぼろ肉の使い道の例は、以下の通りです。
・コロッケやメンチカツに入れる
・サンドイッチに挟む
・ラーメンやチャーハンの具にする
・スープのトッピングにする
そぼろ肉はひき肉として使うことができるので、コロッケやメンチカツに入れても美味しく食べられます。ラードのうま味が決め手になり、普段のコロッケよりもジューシーな味わいを楽しむことができます。ラードを入れたラーメンやチャーハンにラードを作る際に出たそぼろ肉を入れれば、更に豚肉のうま味を堪能できるのでおすすめです。
他にもそぼろ肉は、スープのトッピングやサンドイッチの具材として食べても美味しい万能な食材です。豚の背脂でラードを作る時は豚の脂身だけではなく、一緒に出るそぼろ肉までしっかりと味わってみてください。
チャーシューや角煮からもラードは作れる
ラードは豚の背脂が無くても作ることが可能で、チャーシューや角煮を使って作ることができます。まずチャーシューや角煮を作った際に出た茹で汁を容器に入れて冷まし、脂を固めます。そして固めた脂を容器に移し、鍋に入れて軽く沸騰する程度の強さで煮沸させ、取り出した瓶を冷まして完成です。
チャーシューや角煮から作るラードはそれぞれで違った味わいがするので、料理のアクセントに加えることでうま味が強い料理が完成します。普段チャーシューや角煮を作る際に茹で汁を捨ててしまっている場合は、ぜひ一度ラードづくりを試してみてください。
自家製ラードの保存方法や保存期間は?
ラードはサラダ油等に比べて酸化がしにくいと言われていますが、自宅で作ったラードはどのくらいの期間保存することができるのでしょうか。ここでは、自家製ラードの保存方法や保存期間について説明します。
ラードは密封容器で冷蔵保存する
自家製ラードを保存する際は、密封容器に入れてから冷蔵庫で保存してください。ラードは空気に触れることで酸化が進んでしまうので注意しましょう。密封容器の中でもガラス製の瓶は保存性に最も優れていて、油を湿気や酸化から防いでくれるのでおすすめです。
保存期間の目安に関しては1ヵ月以上は保存が可能と言われていますが、2~3週間程度で食べきることが推奨されています。特に角煮等で作ったラードは水分をより多く含んでいるため、豚肉の背脂で作った場合より長くは持たないでしょう。
どめさん
料理ブロガー
ラードの保存には匂い移りが少なく、煮沸もできるガラス製の瓶がぴったりですよ。手作りの場合は菌が繁殖しやすいので、常温ではなく冷蔵庫で保存がベスト。保存容器からラードを取り出すときは必ず清潔なスプーンや箸を使用してくださいね。