ホタテのオレンジ色の部分は卵巣?食べれる?貝柱が赤い場合についても紹介!
ホタテのオレンジ色の部分の正体を知っていますか?実は「卵巣」なのです。今回は、ホタテのオレンジ色の「卵巣」が生で食べられるのかや、美味しい食べ方を紹介します。ホタテの貝柱がオレンジ・赤い色の場合についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ホタテのオレンジ色の部分の正体は?
スーパーなどで売られているホタテ貝から、オレンジ色のひものようなものが出ているのを見た経験がある人は多いことでしょう。しかし、それがホタテの何かは知らないかもしれません。ここでは、ホタテのオレンジ色の部分は何かについて説明します。
ホタテのオレンジ色の部分は雌の卵巣
結論からいうと、ホタテのオレンジ色の部分は雌の卵巣です。雌の卵巣はホタテの産卵期である12月から4月の間は大きく、産卵を終える5月以降になると小さくなります。ホタテの雌の卵巣がオレンジ色となる理由はカロテノイドで、広く自然界に分布する赤色の天然色素であり、柿やマンゴー、あんずなどにも含まれているものです。
カロテノイドは強い抗酸化作用があることで知られ、生活習慣病や白内障の予防にも効果があると注目を集めています。
ホタテの雄の精巣は乳白色
ホタテのオレンジ色の部分は雌の卵巣ですが、中には乳白色のひも状のものがついているものもあります。それは雄の精巣でこれも産卵期には大きくなり、それが終わると小さくなるのが特徴です。ホタテ貝は精巣と卵巣では色が違うので、他の貝類より雌雄が見分けやすいといえるでしょう。
ちなみにオレンジ色のつぶつぶの場合は寄生虫の可能性がある
ホタテの生殖器部分ではなく、身のところにオレンジ色の粒がついる場合は、寄生虫である可能性が高いので注意が必要です。これはホタテエラカザリと呼ばれる寄生虫で、その名の通りホタテの鰓に寄生します。誤って食べても人間には寄生しないといわれていますが、食べる時には取り除くことをおすすめします。
ホタテのオレンジ色の部分は食べられる?
ホタテのオレンジ色の部分が雌の卵巣だとわかったところで、食べても問題がないのかが気になる人もいることでしょう。ここでは、ホタテの雌の卵巣を食べても問題がないのかを説明します。
ホタテのオレンジ色の卵巣は食べても問題ない
ホタテの雌の卵巣であるオレンジの部分は、食べても問題はありません。しかし、ホタテを食べる際にはウロと呼ばれる黒っぽい部分は食べてはいけません。これはホタテのウロには貝毒が蓄積されやすいからです。市販されているホタテは貝毒の規制をクリアしていますが、生食用以外は加熱調理して食べましょう。
(*ホタテのウロについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*ホタテの卵について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)