どじょう豆腐(地獄鍋)は実在する!残酷な作り方や味わいを食べた人の口コミを元に紹介!
どじょう豆腐(地獄鍋)という鍋を知っていますか?今回は、どじょう豆腐の特徴である残酷な作り方や、本当にどじょうが豆腐にはいるのか実験した動画も紹介します。どじょう豆腐の味わいも食べた人の口コミを元に紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
どじょう豆腐(地獄鍋)って知ってる?存在するって嘘?
どじょう豆腐(地獄鍋)という料理を知っている人は少ないかもしれませんが、こちらは実際に存在する料理なのでしょうか。まずはあまり聞き覚えのない料理である、どじょう豆腐について解説します。
どじょう豆腐は実在する鍋で落語のネタにもなっている
どじょう豆腐は都市伝説だとも言われている料理ですが、実在する鍋料理です。もともとは肉食を禁じられていた中国の僧侶がどじょうを食べるために、周りの目を盗んで隠れて食べたことが始まりだと言われています。大分県には吉四六さんという登場人物がどじょう豆腐を食べるためにとんちを駆使する昔話がありますが、このお話は落語のネタにもされています。
むかしむかし、きっちょむさんと言う、とんちの上手な人がいました。
ある日の事、きっちょむさんは町のとうふ屋に行って、とうふを一丁買いました。
その帰り道、たくさんのドジョウをつかまえた若者たちがドジョウをなべに入れて、これからドジョウ汁を作ろうとしているところに出会いました。
なべの中をのぞいてみると、おいしそうなドジョウがたくさん泳いでいます。
(うまそうな、ドジョウだな。何とかして、あのドジョウを手に入れたいが。・・・そうだ!)
名案を思いついたきっちょむさんは、若者たちに頼みました。
「すまんが、このとうふも、ついでに煮てもいいかな?」
「ああ、煮るぐらい、勝手にすればいい」
「それは、すまん事で」
おしゃべりに夢中な若者たちは、きっちょむさんの悪だくみに気づきません。
きっちょむさんがとうふを入れてしばらくすると、なべのお湯がどんどん熱くなってきました。
するとドジョウたちは熱いお湯から逃れようと、きっちょむさんの入れた冷たいとうふに次々ともぐり込みました。
(よし、どんどん入れよ。・・・あと、一匹だ)
きっちょむさんは、ドジョウが一匹残らずとうふにもぐり込んだのを見届けると、
「おおっ、そうじゃ! 急ぎの用を思い出したので、これで失礼する」
と、言って、とうふをひきあげると急いで家に帰っていきました。
やがて、若者たちはおしゃべりを終えて、
「さあ、もうそろそろ、ドジョウが食べ頃になったはずじゃ」
と、なべの中をのぞきました。
するとあれほどいたドジョウが、一匹もいません。
「これは、どうした事だ?」
ドジョウが消えたので、若者たちは不思議でなりません。
「どうして、ドジョウが消えたのだ?
なべに残っているのは、きっちょむさんの入れたとうふのかけらだけだ。
・・・ああっ! きっちょむさんにしてやられたわ!」
きっちょむさんの悪だくみに気づいた時には、もう後の祭りでした。
どじょう豆腐を食べる地域とは?
どじょう豆腐や地獄鍋と呼ばれている料理は都市伝説だとも言われていますが、どじょう豆腐を食べる地域はどのあたりなのでしょうか。次はどじょう豆腐を食べる習慣がある地域や、食べたことがある人の口コミについて紹介します。
①東北出身の母親が作ってくれたという人も
昔の日本はどじょう豆腐は大分県の昔話で登場することは紹介しましたが、東北出身の母親が作ってくれたという口コミもあります。九州地方から遠く離れた東北地域にも伝承されていることがわかります。また信越地方でも食べていたという人もいるので、信越以東の広い地域で食べられている料理と言えるでしょう。
昔の日本ではタンパク源が不足していたので、どじょうは貴重な栄養源になっていました。どじょう一匹に対してウナギ一匹と同等の栄養価が含まれていて、そのうえウナギよりも脂質が9割も少ないのでどじょうはヘルシーで体にとても良い食材です。特に年配の人は食べ慣れている食材なので、どじょう豆腐はポピュラーな料理として今でも親しまれています。
実在っていうか、、
子供の頃母親が料理してくれました。
実際はどじょうが完全に豆腐に入り込めないので
豆腐につっこんでるような感じ・・
豆腐から尾が出てたり。
母は、東北の田舎出身なので子供の頃
食べたことがあるのかな??
どじょう豆腐は「作り方」に特徴がある
地獄鍋とも言われるどじょう豆腐はその「作り方」にとても奇妙な特徴がある料理です。次は都市伝説とも言われているどじょう豆腐を作るのに必要な材料や、どじょう豆腐の特徴的な作り方について紹介します。
どじょう豆腐の作り方は残酷
残酷な作り方で有名などじょう豆腐の材料、作る手順は以下の通りです。
【材料】
・生きたどじょう
・豆腐
・水
・調味料
【手順】
1.生きたどじょうを良く洗う
2.水を張った鍋にどじょうを入れる
3.鍋の中心に豆腐を置く
4.弱火で火にかける
5.煮えたら調味料で味付けをする
生きたまま火にかけられ最後は熱湯で茹でられる、どじょうにとっては残酷で地獄のような料理なので地獄鍋という名前の由来になっていると言われています。生きたままのどじょうをそのまま使うので、なるべく生きのいいきれいなどじょうを使うとよいでしょう。今はインターネットで500gから生きたどじょうを買えるので気になる人は調べてみましょう。
またどじょうを火にかけるときは最初から熱湯に入れるのではなく、水から入れて徐々に温度を上げていくようにしましょう。いきなり熱湯に入れてしまうとどじょうに一気に火が通り豆腐に穴を開けず死んでしまうので、豆腐に刺さりません。どじょうが豆腐から顔を出す見た目は非常に残酷なのでまさに地獄鍋と呼べるでしょう。
どじょうは本当に豆腐に入るか検証!
どじょう豆腐を実際に作ってみると、お湯の温度が上がるとすぐにどじょうが弱り豆腐に潜り込みませんでした。そのため豆腐にあらかじめ穴を開けておくことで、火にかけられたどじょうが温度が上がるにつれて暴れて豆腐の穴にたまたま潜り込みます。どじょうは穴がない豆腐には、都市伝説のように意図的に入らないということがわかりました。
またネット上にあるどじょう豆腐は茹で上がったどじょうを後からさしているパターンが多いので、実際にきれいに豆腐に刺さることは難しいようです。