天ぷらの揚げ時間・温度の目安は?具材別に一覧で美味しい揚げ方とともに紹介!
天ぷらの美味しい揚げ方を知っていますか?具材によって揚げ時間だけでなく、適した油の温度も違います。今回は、天ぷらの具材の下処理〜揚げ時間・温度の目安や揚げる順番を具材別に一覧で紹介します。天ぷらをカラッと揚げるコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③揚げた天ぷらの取り出し方・タイミング
天ぷらの具材は大きさによって揚げ時間が前後するので、揚げ上がりの目安を目で見て判断できるようにしておくと便利です。具材に関わらず衣が固まり、出ていた泡が小さくなっていれば、油から揚げてよいタイミングです。天ぷら油から取り出す時には、しっかり油をきってから、バットの網の上にのせましょう。
またバットに揚げた天ぷらを並べる際に、寝かせずに立てると油切れが良くなります。さらに天ぷら同士が重ならないように配慮すると、べたつくことなく美味しく食べられます。
天ぷらをカラッと美味しく揚げるコツ・ポイント
天ぷらは衣をカラッと揚げることも、美味しさの大事なポイントです。そのためには、下ごしらえの段階から揚げる時まで、様々な配慮が必要です。ここでは、天ぷらをカラッと美味しく揚げるコツを4つ紹介します。
①新鮮な油を使う
天ぷらを美味しく仕上げたいなら、新鮮な油を使うようにしましょう。揚げ物をした油は2~4回程度であれば、再利用できるといわれています。しかし、使用した油は酸化が進むので色が変色することもあり、天ぷらを揚げる際に適しているとはいえません。天ぷらは衣の色も大事なポイントなので、具材を揚げる順番も守り、汚れた油の使用は避けましょう。
②衣を冷やしておく
軽い食感の天ぷらに仕上げたい時には、衣を冷やしてから使うようにしましょう。小麦粉と水で作る天ぷらの衣は、タンパク質であるグルテンでできています。そもそもグルテンは粘り気がある物質なので食感は重めで、温度が高くなるほど量が増えるのです。グルテンの量が少なければ食感が軽くなるので、天ぷら衣を低温に保つのがポイントになります。
また衣を作る際に水と小麦粉を混ぜ過ぎないことも、グルテンを増やさないために有効です。少し粉っぽさが残る程度の衣の方が、グルテンが少ない分、揚げた時の食感が軽くなります。よりグルテンを少なくしたい時には、タンパク質の含有量が少ない薄力粉で衣を作るのがおすすめです。
③少量ずつ揚げる
天ぷらは油の温度を一定に保つ意味でも、少量ずつ揚げるのが鉄則です。具材を入れると油の温度が下がってしまうので、カラッと揚げるのが難しくなるからです。これは油の温度が下がることで、衣が含んでいる水気が蒸発されにくくなることを関係しています。また具材を少量入れておくと、衣から出る泡も見やすくなるので、揚げるタイミングも見極めやすいです。
④天かすはこまめに取り除く
天ぷらを揚げている時に具材から離れた衣が天かすになった場合は、こまめに取り除きましょう。天かすをそのまま天ぷら油に入れておくと油の劣化の原因となり、温度を下げる要因となるのです。天かすは後で別な料理にも活用できるので、こまめに掬い取って保存しておくことをおすすめします。
天ぷらを美味しく揚げよう
今回は天ぷらの具材の下処理から揚げ時間並びに温度の目安や、揚げる順番などを紹介しました。天ぷらはコツさえつかめば、自宅でも美味しく揚げることができます。油の温度と揚げる順番を覚えておき、いつでも美味しい天ぷらを自宅で揚げられるようにしておきましょう。