天ぷらの揚げ時間・温度の目安は?具材別に一覧で美味しい揚げ方とともに紹介!
天ぷらの美味しい揚げ方を知っていますか?具材によって揚げ時間だけでなく、適した油の温度も違います。今回は、天ぷらの具材の下処理〜揚げ時間・温度の目安や揚げる順番を具材別に一覧で紹介します。天ぷらをカラッと揚げるコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
しいたけなどのきのこ類を天ぷらの具材として使用する場合の下ごしらえの方法は、以下の通りです。
①キッチンペーパーなどで表面のごみを軽く拭き取る
②しめじやまいたけは石づきを切り落としてから小房に分ける
③しいたけは軸を切り落とし、傘の裏側に飾り包丁を入れる
しいたけをはじめとするきのこ類は、水気に触れると風味が落ちることに加えて、劣化が早まります。天ぷらの具材として下ごしらえをする際には、水で洗う必要があるものと一緒に置かないように配慮しましょう。
天ぷらの揚げ時間や温度の目安は?
天ぷらは様々な具材が楽しめる料理の1つですが、美味しく仕上げるためには揚げ時間や油の温度にも配慮が必要です。揚げ時間や油の温度に無頓着だと、天ぷらの仕上がりに大きな差が出ます。ここでは天ぷらの揚げ時間や温度の目安を、具材別に紹介します。
①肉類・魚介類の場合
具材 | 揚げ時間 |
鶏肉・豚肉 | 2~3分 |
ワカサギ | 1分 |
牡蠣 | 3~5分 |
ししゃも | 2~3分 |
白子 | 2分 |
上記は、肉や魚介類を天ぷらの具材にする場合の揚げ時間の目安一覧です。肉や魚介類を揚げる時には、油の温度を180~190℃まで高温にするのが基本です。大きさによっても時間は変わるので、時間の目安だけで判断せず、天ぷらの衣がきつね色に変化していることも確認しましょう。
②野菜・きのこの場合
具材 | 揚げ時間 |
かぼちゃ | 2分 |
さつまいも | 3分 |
玉ねぎ | 4~5分 |
ふきのとう | 30秒~1分 |
こごみ | 20~40秒 |
山菜 | 20秒~1分 |
ゴーヤ | 1~2分 |
ズッキーニ | 2~3分 |
上記は、野菜やきのこ類を天ぷらの具材にする場合の揚げ時間の目安一覧です。野菜やきのこ類を揚げる時には、温度を150~160℃の低温にするのが基本です。しかし、ふきのとうのように、色鮮やかに仕上げるためには170℃で揚げた方がよい野菜もあります。
天ぷらの揚げ方は?順番も重要?
様々な具材の天ぷらを美味しく揚げたいと考えているなら、油の温度に配慮する必要があります。具材によっては油の温度が下がることもあり、揚げる順番も大事です。ここでは、天ぷらを美味しく揚げるコツを、具材の順番も交えて3つ紹介します。
①油の温度を確認
天ぷらはどの具材であっても、油の温度を一定に保つことが大事です。そのため、油の温度は常に確認するように心がけましょう。天ぷら鍋に具材を入れる時には、油の半分程度が隠れるくらいの量を入れるのが基本です。また具材を入れると一時的に油の温度が下がるので、火力調整をしながら適温を保つことも大切です。
ただし油の温度が上がりすぎるのも問題なので、具材に適した温度になったら火力を最小にしましょう。天ぷら鍋の6割以上になるように油を入れておくと、温度が変わりにくいのでおすすめです。
(*天ぷら油の最適な温度と量について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②アクが少ない具材から順番に揚げていく
天ぷらは、具材によって適した温度や揚げ時間が異なります。また具材の中にはアクや香りが強いものもあるので、以下のように鍋に入れる順番に配慮しましょう。
①大葉
②ししとう
③しいたけなどのきのこ類
④なす
⑤さつまいもやかぼちゃ
⑥魚介類
⑦肉類
アクの少ない野菜から順番に揚げていくと、油が汚れにくいので仕上がりが美しくなります。また揚げる油の温度が低い野菜から中程度のきのこ類、高温の魚介類や肉類の順番を守ると温度管理がしやすいメリットもあるのです。