カレーの煮込み時間は?ルーを入れる前後でベストはどれくらい?煮込み続けるとどうなるかも解説!
カレーのベストな煮込み時間はどれくらいか知っていますか?今回は、ルーを〈入れる前・後〉別に、カレーの煮込み時間の目安を、煮込む際のポイントとともに紹介します。カレーを煮込み続けるとどうなるのかや、煮込んだ後の仕上げも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
カレーの煮込み時間の目安である90分より長く煮込むと、カレーのコクや旨みは増すのでしょうか。ここでは、カレーを煮込み続けた場合にどうなるのかを見ていきましょう。長く煮込んだ場合のデメリットや対処法も紹介するので、調理の参考にして下さい。
カレーを煮込み続ければ良いというわけではない
カレーを90分以上煮込み続けた場合は、以下のようなデメリットが起こります。
・具材が煮崩れる
・カレーの風味が飛ぶ
・肉が硬くなる
カレーの煮込み時間は長ければ良いわけではなく、煮込み続けると具材が煮崩れたり、肉が硬くなったりするデメリットがあります。特に、じゃがいもや玉ねぎは煮崩れしやすいので、90分を超えて煮込むのは避けましょう。また、ルーを入れた後で煮込み続けるとカレーの風味が飛んでしまうので、適度なとろみがついたら火を止めるようにして下さい。
カレーを煮込みすぎた時の対処法
カレーを煮込み過ぎて具材が煮崩れた場合は、キーマカレーにアレンジするのがおすすめです。ひき肉を加えて、強火で加熱して水分を飛ばすと、本格的な味に仕上がります。また、煮込みすぎてカレーの風味が飛んでしまった場合は、カレーパウダーや鶏ガラスープの素などを加えるとコクをつけることができます。
また、長く煮込んでカレーにとろみがつきすぎた場合は、水を足して調節して下さい。なお、水の代わりにトマトジュースや野菜ジュースを入れると味が薄まらず、旨みをつけることもできるのでおすすめです。
カレーの煮込み時間は短くできる?
忙しい時に手早くカレーを作りたい時は、90分の煮込み時間を取れないこともあるでしょう。そんな時におすすめの、カレーの煮込み時間を短くする方法を紹介します。
①具材に火を通しておく
じゃがいもやにんじんなどの硬い野菜は、煮込む前に火を通しておくと煮込み時間を短くすることができます。野菜をあらかじめ炒めておくと、煮込み時間を短縮できるだけでなく、カレーの味に深みが出て美味しく仕上げることもできます。
また、炒める時間がない時は、野菜をラップで包んで600wのレンジで3~5分ほど加熱する方法がおすすめです。なお、玉ねぎは火が通りやすく煮崩れしやすいため、先に加熱せずそのまま煮込み始めましょう。
②圧力鍋を使う
肉や野菜を短時間で柔らかくするには、圧力鍋を使うのがおすすめです。特に、牛すじやすね肉などの硬い部位を使う場合は、圧力鍋を使うことで煮込み時間を半分程度に短縮することができるでしょう。なお、玉ねぎやじゃがいもなどの野菜は圧力鍋を使うと煮崩れしやすいため、後から加えるようにして下さい。
(*圧力鍋で時短調理できる仕組みについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③お湯を使って煮る
野菜や肉を煮込み始める時は通常だと水を使いますが、あらかじめポットやケトルで沸かしておいたお湯を使うと、煮込み時間が短縮できるでしょう。また、先に鍋で水を温め始め、その間にじゃがいもなどの野菜を切るなどの工夫によっても調理時間を短縮できます。
カレーを煮込んだ後の仕上げは?
カレーは、仕上げる際にもポイントやコツがあるのでしょうか。ここでは、カレーを煮込んだ後に美味しく仕上げる方法を紹介します。
カレーを一度寝かして冷まそう
カレーは、一度寝かして冷ますことで具材全体に味が染み込みます。よく、一晩寝かせたカレーは美味しいと言われるのは、このためです。カレーを煮込んだ後は、全体の熱が冷めるまで最低でも2~3時間ほど寝かせると美味しく食べることができるでしょう。なお、カレーは常温に放置すると食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすいため、必ず冷蔵庫で保存して下さい。
(*カレーの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)