キムチは常温保存NG?数時間の放置はセーフ?腐った時の見分け方も紹介!
キムチは常温保存できるのでしょうか?数時間・半日・2日であれば大丈夫でしょうか?今回は、キムチを常温で放置するとどうなるのかや、腐った時の見分け方のほか、お土産で持ち帰るときの注意点やコツを紹介します。日持ちする正しい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
腐ったキムチの特徴は、以下の通りです。
・カビが生えている
・箸で持ち上げると糸が引く
・ぬめりがある
・食べた時に苦味がある
カビが生えているものは、カビの部分を取り除いても食べることができないため潔く捨てましょう。見た目に問題が無くても、キムチから糸が引いたり、ぬめりがあったりする場合は発酵ではなく雑菌による腐敗が進んでいるので、食べられません。酸味ではなく、苦味を感じる際も食べるのは避けましょう。
(*キムチが腐った時の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キムチをお土産で持ち帰る時は常温で大丈夫?
韓国旅行のお土産で、キムチを持ち帰りたいと思う方もいるでしょう。旅行の移動の際は常温での保存となってしまいますが、キムチは傷んでしまわないのでしょうか。ここではキムチを常温で持ち運ぶ際のポイント等を紹介します。
キムチが荷物の中で爆発する可能性がある
キムチは容器内で発酵が進む時に、ガスが発生します。臭いが漏れないようにするためにしっかりと密閉した容器やビニール袋に入れておくと、発酵の状況によってはガスが急激に発生し、最悪の場合ガスで容器が膨張して爆発します。飛行機で持ち帰る際は、お店の人に持ち帰る旨を告げると、爆発しないように対処してくれるところもあるようです。
キムチをラップで包むか保冷剤と一緒に入れよう
キムチは飛行機に乗る際、スーツケース等に入れて預けることで持ち帰ることができます。しかし、タッパなど密閉性の低い容器に入れてしまうと臭いや汁が漏れ、スーツケース内の他の荷物に臭いが移ったり、汁が付いてしまったりすることも考えられます。
逆に密閉性が高すぎる容器の場合は爆発してしまう可能性があり、注意が必要です。こういった事態を防ぐためにもキムチを持ち帰る際はラップで包んでおくのがおすすめです。
なお、韓国のキムチは日本と製法が違うため常温でもすぐに傷むことはありませんが、スーツケースなどの手荷物を保管する場所は温度が高くなっている可能性があります。そのような事態も考慮して、保冷剤も一緒に入れておくと安心です。
キムチが日持ちする正しい保存方法は?
キムチは味が濃く、買ってきてもすぐに食べきることはなかなか難しいでしょう。大きな容器で買ってきた場合は、賞味期限を守ることも大切ですが、腐らないように適切な保存が必要です。ここではキムチが日持ちする正しい保存方法について、紹介します。
キムチは冷蔵庫か冷凍で保存しよう
キムチは数時間で食べきる予定なら常温保存でも構いませんが、時間をかけてゆっくり食べていく場合は必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。キムチは0℃付近で発酵が止まるため、冷蔵庫に入れておけば発酵の進みが遅くなり、酸味が増すのを抑えられます。
食べきるまでに1週間以上かかる時や、残っているキムチの量が少なくなってきた場合は冷凍保存も検討しましょう。容器に残っているキムチの量が少なくなると乳酸菌の量もが減ることで雑菌の方が優勢になりやすく、さらに多くの面が空気に触れるため腐敗の原因になります。また、味の面でも長期間の冷蔵保存は酸味が増してしまうため、冷凍保存がおすすめです。
(*キムチの保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
密閉容器に移し替えるのがおすすめ
キムチを保存する際は、密閉できる蓋の付いたタッパなどの容器に移し替えるようにしましょう。買ってきた容器のまま保存しても構いませんが、密閉性がないとキムチの臭いが漏れ出し、冷蔵庫の中に臭いが広がってしまいます。
ただし、タッパなどプラスチック製の容器だと臭いや色が容器に移ってしまう場合もあるため、気になる場合はステンレスやホーローの容器を使用するのがおすすめです。