ピルカとは?どんなじゃがいもの品種?特徴やアイヌ語の意味・料理レシピも紹介!
じゃがいもの品種「ピルカ」を知っていますか?アイヌ語で美しいという意味をもつ名前の品種です。今回は、「ピルカ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。「ピルカ」の食べ方・料理レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ピルカの特徴・意味は?どんな品種?
じゃがいもの品種のなかには、ピルカと呼ばれる変わった名前のじゃがいもが存在します。ピルカの名にはどういった意味があり、どのような特徴を持つ品種のじゃがいもなのでしょうか。ピルカの名前の意味および形や味の特徴のほか、値段の相場について解説します。
ピルカはアイヌ語で「美しい」を意味する
ピルカとは、1994年に長崎県でメイホウと十勝こがねを交雑して作った種を北海道で育成し、2011年に品種登録されたじゃがいもです。ピルカはアイヌ語で「美しい」を意味し、一般的なじゃがいもよりも見た目が綺麗で整っていることからこのような名がつけられたと言われています。
ピルカの親である十勝こがねはジャガイモシストセンチュウと呼ばれる害虫に対する抵抗力があり、ピルカにもこの抵抗性が受け継がれています。この害虫はじゃがいもの根に付着して養分を吸収し、じゃがいもの生育に悪影響を及ぼすのが特徴です。ピルカはこの害虫に強いため、メークインと同じくらいの収穫量があると言われています。
ピルカは細長い形で皮がなめらか
一般的なじゃがいもは表面がゴツゴツしていますが、ピルカはメークイーンに似た細長い卵型で、淡い黄色の表皮はなめらかで艶があります。芽の量が少なく浅いため、皮を剥いたり芽を取り除いたりする下処理がしやすいじゃがいもです。また、ピルカは茎や葉が枯れてから芽が出るまでの期間が長いため、収穫後に芽が伸びにくく長期保存に向いています。
ピルカの味わい・食感
ピルカは表皮と同じく果肉も淡い黄色い色をおり、加熱しても果肉の色が変色しにくいため、調理後も綺麗に仕上がるのが特徴です。果肉のでんぷんの含有量が低く、煮崩れしにくい特性をもつ粘質性のじゃがいもなので、煮物などによく使われています。
ピルカに火を通すと、ねっとりとした食感に加えて一般的なじゃがいものようなほくほくとした口当たりも楽しめます。その味はメークインや男爵いもと同じような旨みがあり、クセがないので様々な料理に活用できるでしょう。
Twitterの口コミ
きょうのばんごはん
肉じゃが
キャベツと卵のおみそ汁
と、ごはん。
娘は納豆も。
じゃがいもは「ピルカ」という種類で初めて食べました。
調べたら、男爵に似た食味で、煮崩れが少ないとの事。確かに、パリッとし、煮崩れしなかったです。でもちゃんと火は通ってホクホクなんです。
ピルカの値段・価格
ピルカの生産地に店舗を構えるスーパーでは、一袋6個入りのものが約350円で販売されています。スーパーで売られている一般的なじゃがいもは一袋あたり200円から250円ほどの値段なので、ピルカは普通のじゃがいもよりもやや値が高くなっています。
一方で通販で販売されているピルカの値段は、1kgあたり約300円です。一般的なじゃがいもの通販における値段相場は1kgあたり300円から500円ほどなので、通販では普通のじゃがいもと同程度か、やや安く購入できるようです。
(*じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ピルカの旬・収穫時期や産地は?
ここではピルカの収穫時期および旬の季節のほか、主な産地について解説します。ピルカの旬や主な産地を把握して、旬ならではの美味しいピルカを食べてみて下さい。
ピルカの産地は北海道・鹿児島
ピルカはじゃがいもの国内生産量が日本一を誇る北海道を中心に生産されており、そのほかには鹿児島県においても栽培されています。ピルカは男爵いもよりも収穫量が多いため、生産地においては旬の季節でなくてもピルカが流通している場合があります。