寒天が固まる時間を温度別に!固まらない原因や時短する方法も紹介!
寒天が固まる時間を知っていますか?固まらない原因は冷やす時間が足りないからかもしれません。今回は、<常温・冷蔵庫・冷凍庫>など温度別に寒天が固まる時間をゼラチンと比較しつつ紹介します。時間以外の寒天が固まらない原因も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
寒天が完全に溶けていないと凝固作用が弱くなるため、寒天とともに混ぜた液体は時間を置いても固まりません。寒天を溶かす際には、沸騰させた水に入れて2分間加熱する必要があります。寒天を煮溶かさずに型に流し入れてしまった場合は、型から鍋に移して再度寒天をしっかりと加熱してから型に戻して冷やしましょう。
②果物の果汁の酸味が強い
寒天はオレンジやレモンなどの酸味の強い果実や果汁などと一緒に加熱すると、寒天の繊維が破壊されて凝固作用が弱くなり固まらなくなる性質があります。
酸味のある果実や果汁入りのゼリーなどを寒天で固めて作る場合は、あらかじめ寒天をお湯で溶かして粗熱が取れてから果汁などを混ぜて作りましょう。この際に使う寒天の量をレシピの分量よりも多めに使うと、固まりやすくなります。
③寒天の分量を間違えている
液体を固めるために必要な寒天の量は寒天の種類によって異なり、液体500mlに対して糸寒天は8g、棒寒天は1本、粉寒天は4gが必要です。この水の分量を100ml増やすと、柔らかめの食感に仕上がります。
液体に対してこの寒天の量が少なすぎると、うまく固まらずに緩いゼリーのようになってしまいます。寒天の分量を間違えてしまったら、グラスに盛り付けてクラッシュゼリーとして食べるほか、フルーツとともに盛り付けてパフェのように仕立ててもよいでしょう。
④沸騰させ過ぎている
寒天をうまく固めるには沸騰した液体に寒天を入れて弱火で煮溶かす必要がありますが、この際に沸騰させすぎると失敗の原因に繋がります。特に沸騰し過ぎた牛乳や豆乳に寒天を加えると、牛乳などのタンパク質が分離して寒天が固まりにくくなります。そのため、牛乳寒天などを作る場合は、沸騰直前の火加減で加熱してから寒天を加えるようにしましょう。
(*寒天が固まらない原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
寒天が固まる時間をマスターしよう
寒天を使ってお菓子を作ると歯切れがよくなめらかな食感になり、冷蔵庫で冷やすと夏のデザートにも最適な一品に仕上がります。寒天を作る際に寒天の分量や煮溶かし方を間違えると、うまく固まらないことがあります。寒天を固めるポイントや時間を守って、美味しい寒天料理を作りましょう。