岩槻ねぎはどんな品種?旬・産地や味わいなど特徴は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
ねぎの品種「岩槻ねぎ」を知っていますか?あまり日持ちしないのが特徴の品種です。今回は、「岩槻ねぎ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈塩焼きそば〉など「岩槻ねぎ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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岩槻ねぎの特徴は?どんな品種?
一部の地域では、岩槻ねぎと呼ばれるねぎが販売されていることがありますが、この岩槻ねぎとはどのような特徴を持つ品種のねぎなのでしょうか。岩槻ねぎの特徴や味および食感のほか、値段相場について解説します。
岩槻ねぎは日持ちしないため流通しづらい品種
岩槻ねぎとは、埼玉県さいたま市岩槻区を原産地とする埼玉県のブランドねぎのことを指します。岩槻ねぎは江戸時代以前より栽培が行われている歴史の長いねぎで、かつては関東地方を中心に食べられていました。
岩槻ねぎは肉質が柔らかく傷がつきやすい品種であるため、流通させるのが難しく次第に生産数が減っていきました。戦後になると保存性の高いねぎが出回り始めたことを背景に、日持ちしない岩槻ねぎは市場から徐々に姿を消していき、幻のねぎと呼ばれることもあったそうです。
2001年には岩槻の文化を継ぐために岩槻ねぎを復活させる活動が始まり、岩槻ねぎの宣伝や栽培が行われています。また、岩槻ねぎで町おこしをするために発足した岩槻ねぎ倶楽部は、岩槻ねぎを使用している店や取扱店などを紹介する観光マップを使って宣伝を行っています。
岩槻ねぎは1株から多くの茎が伸びるのが特徴
岩槻ねぎは緑色の葉の部分が多い葉ねぎの一種で、一般的なねぎよりもやや短く白色の部分が短くなっています。また、岩槻ねぎの白い部分は中くらいの太さで、緑色の葉は細く肉質は柔らかいのが特徴です。岩槻ねぎは1株から複数の茎が伸びる性質があり、1株から茎が10本以上も増えることもあるため他のねぎよりも繁殖力が強いと言われています。
岩槻ねぎの味わい・食感
岩槻ねぎは一般的なねぎよりも柔らかいのが特徴です。岩槻ねぎは白い部分から青い葉の部分まで柔らかく、この食感を活かして薬味として生食しても美味しくいただけます。岩槻ねぎは一般的なねぎと同じように生では辛味がありますが、火を通すと甘みが増します。岩槻ねぎは肉質が柔らかいにも関わらず煮崩れしにくいため、鍋料理などにも向いているねぎです。
Twitterの口コミ
頂き物の岩槻ねぎ(兵庫県朝来産)を
いかだとネギラーメンでいただく♪(*´ー`*)
焼けばとろみと甘味が際立ち
煮れば柔らかさと甘味が優しい
美味し!
岩槻ねぎの値段・価格
岩槻ねぎを取り扱っている埼玉県の道の駅では、一袋5本から6本入りの若槻ねぎが130円前後の値段で販売されています。スーパーで売られている一般的なねぎは一袋あたり200円から300円ほどが相場なので、岩槻ねぎは産地の道の駅においては普通のねぎよりも安く購入できるようです。
なお、通販ではほとんどのサイトが岩槻ねぎを取り扱っていないため、通販における若槻ねぎの価格相場は不明です。
(*ねぎの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
岩槻ねぎの旬・収穫時期や産地は?
岩槻ねぎはいつごろに収穫されて旬を迎え、どのような地域で栽培されているのでしょうか。岩槻ねぎの収穫時期および旬の時期のほか、主な生産地について解説します。
岩槻ねぎは埼玉県の岩槻区で栽培される
岩槻ねぎは、主に埼玉県の岩槻地区において生産されています。かつての岩槻ねぎの産地であった元荒川沿いの沖積土壌地域は水はけがよく作物が育つのに適していたため、ねぎが盛んに栽培されていました。沖積土壌地域とは、河川の氾濫によって土壌が積み重なって作られた土壌のことを指します。