鮭の切り身の賞味期限はどのくらい?1日過ぎたら危険?保存で日持ちさせるコツも紹介!
鮭の切り身の賞味期限・消費期限の目安を知っていますか?今回は、鮭の切り身の賞味・消費期限を〈生鮭・冷凍・塩鮭〉など状態別に比較して、<1日・2日・4日・5日・1週間>など期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。鮭の切り身の日持ちする保存方法や、期限切れで腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 鮭の切り身の賞味・消費期限はどのくらい?
- 鮭の切り身の賞味・消費期限を状態別に比較
- 鮭の切り身の賞味・消費期限切れはいつまで食べられる?
- 賞味・消費期限の定義
- 期限切れでも腐っていなければ食べられる
- 鮭の切り身の賞味・消費期限が切れて腐るとどうなる?見分け方は?
- ①期限が切れて1日過ぎた場合
- ②期限が切れて2日〜3日過ぎた場合
- ③期限が切れて4日〜5日過ぎた場合
- ④期限が切れて1週間以上過ぎた場合
- 生鮭の切り身が日持ちする保存方法は?
- 生鮭の切り身を冷蔵保存する場合
- 生鮭の切り身を冷凍保存する場合
- 冷凍した生鮭の切り身の解凍方法
- 鮭の切り身の大量消費レシピを紹介!
- ①鮭フレーク
- ②鮭のバター醤油蒸し
- ③鮭の照り焼き
- 鮭の切り身の賞味・消費期限に注意しよう
③期限が切れて4日〜5日過ぎた場合
期限が4〜5日過ぎてしまった場合の変化は以下の通りです。
【生鮭】
・表面にぬめりが出る
・アンモニア臭がする
・味に酸味や苦味を感じる
【塩鮭】
・白い膜が出る
・アンモニア臭がする
・味に酸味が出る
【冷凍】
・冷凍焼けが見られる場合がある
・カビが生える場合がある
生鮭と塩鮭は上記のような変化が見られた場合は腐敗しています。食中毒のリスクも高いので、魚特有の生臭さとは異なる不快臭がした場合は食べないようにしてください。塩鮭は生鮭よりも日持ちはしますが、加工日から日が経つことで香りや表面の状態に変化が生じるため、異変に気づいたら速やかに破棄しましょう。
最も日持ちする冷凍の場合は4〜5日の経過であれば食べられる場合が多いです。ただし4、5日経過すると風味は落ちてくるので、見た目や香りに問題がない場合でも早めに使い切りましょう。
④期限が切れて1週間以上過ぎた場合
期限が1週間以上過ぎてしまった場合の変化は以下の通りです。
【生鮭・塩鮭】
・ぬめりが出てくる
・強烈な生臭いにおいがする
・身崩れが激しくなる
・白っぽく変色する
・魚の身が糸を引くようになる
【冷凍】
・やや生臭さを感じる場合がある
・冷凍焼けを起こす
生鮭、塩鮭ともに期限を1週間以上すぎた場合は腐敗が進行し、食中毒菌が増殖している可能性が高いため、摂取を避けてください。万が一口に入れてしまった場合は速やかに吐き出し、十分に口をゆすぎましょう。
冷凍の場合は1週間過ぎた場合でも食べられることが多いですが、味の劣化や冷凍焼けを起こしている可能性が高いです。庫内の温度変化により品質は少しずつ劣化していくため、食べる前にカビの有無やにおいを十分確認し、問題ない場合でも早めに食べ切りましょう。
生鮭の切り身が日持ちする保存方法は?
生鮭を腐らせないためには、どのように保存すればよいのでしょうか。ここでは切り身を日持ちさせるための冷蔵保存、冷凍保存の方法と解凍方法について紹介します。
生鮭の切り身を冷蔵保存する場合
生鮭に潜む細菌は5度以上の環境下で活発化するため常温保存はできません。生鮭を冷蔵保存する方法は以下の通りです。
1.水分を拭き取る
2.ぴったりとラップをする
3.ジッパー付きの袋に入れる
4.チルド室で保存する
魚についた水分はにおいや腐敗の原因となるため、キッチンペーパーなどでしっかり拭き取ることが重要です。また、空気に触れることで酸化が進み、雑菌の繁殖リスクも高まるためラップとジッパー付きの袋で十分に密閉しましょう。保存の際は温度が低いチルド室で保存してください。
生鮭の切り身を冷凍保存する場合
生鮭の切り身をすぐに使わない場合は冷凍保存がおすすめです。生鮭の切り身を冷凍保存する方法は以下の通りです。
1.水分を拭き取る
2.ぴったりとラップをする
3.ジッパー付きの袋に入れる
4.金属トレーに乗せて急冷しながら保存する
切り身の鮮度を保って冷凍するためには、魚の表面についた水分をしっかり拭き取り霜の発生を防ぐことと、空気に触れさせないことが大切です。冷凍する際は金属製のトレーに乗せることで急速冷凍でき、より鮮度を保った保存が可能になります。
(*鮭の冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
冷凍した生鮭の切り身の解凍方法
冷凍保存した生鮭の切り身の解凍方法と手順は以下の通りです。
【冷蔵庫での解凍】
1.冷凍した魚の切り身を袋のまま冷蔵庫へ移す
2.やわらかくなったら完成
【流水処理】
1.冷凍切り身を袋のままボウルに入れる
2.やわらかくなるまで流水に当てる
【レンジ解凍】
1.冷凍袋から取り出しラップを剥がす
2.ペーパータオルの上に乗せて電子レンジに入れる
3.600Wで30秒程度加熱する
冷凍の切り身を冷蔵庫で解凍する場合は保存袋のまま冷蔵庫へうつすだけで作業完了です。3時間程度で半解凍の状態になり、6時間以上で完全に解凍されます。流水解凍は保存袋ごとボウルに入れて流水に当て、袋の上から触って確認しながら解凍しましょう。
レンジ解凍はレンジの性能によって設定が異なりますが、100gあたり30秒が目安です。短めの時間で少しずつ加熱するのがポイントで、早く解凍できる反面、加熱ムラが発生しやすいためコツが必要です。
なお、切り身の表面が乾燥していた場合は、塩分濃度3.5%の氷水に魚を漬け込む冷塩水処理をしましょう。浸透圧の原理により切り身の水分量が最適化され、美味しく食べることができます。
鮭の切り身の大量消費レシピを紹介!
鮭の切り身の賞味期限や消費期限が切れてしまいそうな時は、大量消費できるレシピで上手に使い切りましょう。ここでは普段の食事作りに役立つ鮭の切り身の大量消費レシピを3つ紹介するので、ぜひ試してみてください。